インテル、AIをさらに進化させる最新テクノロジーで市場をけん引

業界初のニューラル・ネットワーク・プロセッサーを発表

本日、私はグローバルなテクノロジー・カンファレンスであるWSJDLiveで、コグニティブや人工知能(AI)のテクノロジーに関する講演を行いました。私は、この新興の2つの分野が、業界だけでなく世界をも変革する力を秘めていると考えています。また、これらの2つのシステムは、非常に大きな市場機会をもたらし、2020年までにその市場規模は460億米ドルにも達すると予測されています *。インテルは、ハードウェア、データ・アルゴリズムや解析、買収、そしてテクノロジーの進化に対する研究開発や投資を通じてこの分野をけん引しています。

本日はこの取り組みの一環として、本年中にニューラル・ネットワーク・プロセッシングのための業界初のシリコンであるインテル® Nervana™ ニューラル・ネットワーク・プロセッサー(NNP)の出荷を開始することを発表しました。そして、この新世代のAI向けハードウェアを市場に提供するにあたって、Facebook社と技術的インサイトを共有するための緊密な協業ができることを非常に楽しみにしています。

参考資料:AI(プレスキット、英語)、インテル® Nervana™ ニューラル・ネットワーク・プロセッサー(Podcast、英語)

 インテル® Nervana™ NNPは、さまざまな業界にわたってAIコンピューティングに大きな変革をもたらすものと期待されています。インテル® Nervana™テクノロジーを活用することで、企業はまったく新しいタイプのAIアプリケーションを開発できます。それらのアプリケーションは、データ処理量を最大化し、そして顧客はビジネスを変革するためのより優れたインサイトを獲得することができます。業界ごとの活用例をご紹介します。

  • 医療業界:AIにより、早期診断やより精密な診断が可能になり、癌やパーキンソン病、そしてその他の脳疾患などの研究の進展により、これまで不可能だったことが可能になるものと期待されます
  • ソーシャルメディア:運営者は利用者向けによりパーソナライズされた体験を提供し、同時に広告主には広告が意図する訴求対象への正確なリーチを提供できます
  • 自動車:インテル® Nervana™ NNPにより学習機能がさらに高速化されることで、一般道での自動運転車の走行の実現に向けた大きな一歩となります
  • 気候:ハリケーンの針路を決める運動、風速、水温、その他の要素を理解するために必要な膨大な量のデータを想像してみてください。ここにデータの入力に優れた性能を発揮するプロセッサーを活用することで、わずかな気候の変化がもたらす異なる地域でのハリケーンの増加についての予測精度を改善できる可能性があります

インテル® Nervana™ NNPには複数の世代の製品が用意される予定で、より優れたパフォーマンスを実現するとともに、AIモデルに新次元の拡張性をもたらします。そして、このインテル® Nervana™ NNPは、昨年インテルが表明した、2020年までにAIのパフォーマンスを100倍にする、という目標の突破に向けて順調に進行していることを実証しています。

今日のAIをさらに進化させることに加えて、インテルでは将来登場するその他の大規模なコンピューティング・アプリケーションに必要とされる最先端のテクノロジーにも投資しています。インテルが投資するテクノロジーのなかでも、脳型コンピューティングや量子コンピューティングにおける研究では飛躍的な進歩を遂げています。

脳型(ニューロモルフィック)チップは人間の脳からヒントを得ており、このチップによりコンピューターはパターンと関連性を基に意思決定を行うことができます。インテルは先日、このタイプのものとしてはインテル初となる自己学習型の脳型テストチップを発表しました。これは、データを学習と推論に使用し、時間の経過とともによりスマートになると同時に、従来のようなトレーニング方法を必要としません。この自己学習型チップのような種類のデバイスは、重篤の恐れのある心拍の探知、サイバー攻撃を防ぐための異常の検出、そして作曲など、もっとも複雑な認知的作業を行うための学習が可能で、潜在的なメリットは無限です。

量子コンピューターは、従来のバイナリ―ビットとは対照的に、多数の量子ビットがもたらす特有の機能を活用した高性能なコンピューターになりうる可能性を秘めており、飛躍的な量の計算を並列で実行することができます。これにより、量子コンピューターは従来のコンピューターでは処理できない課題にも対応でき、常温超伝導体の開発、あるいは新薬の発見など、化学や材料科学、分子モデリングの研究を進化させるためのシミュレーション環境として利用できる可能性があります。

また、先週には量子研究のパートナーであるオランダのQuTech社に、量子コンピューティング用17量子ビット超伝導テストチップを提供したことを発表しました。このチップの提供は、実際に動作する量子コンピューティング・システムの研究開発で、インテルとQuTech社が急速に進歩していることを証明するものです。そして、実際に今年中には49量子ビットのチップも提供する予定です。

これまでの歴史を通じて、インテルの研究や先進的な取り組みを行っているチームは業界の進化をリードしてきました。インテルはAIの可能性を開放するための取り組みを順調に進めており、コンピューティングの新しい形を実現するための道を切り拓いています。インテルの最新の研究やコンピューティングにおける技術革新が進むにつれて、業界の変革を目の当たりする素晴らしい機会が訪れることでしょう。

 

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* IDC: “Worldwide Semiannual Cognitive Artificial Intelligence Systems Spending Guide,” April 3, 2017.

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