インテル セキュリティー問題に関するアップデート:クライアント・システムにおける最初のパフォーマンスに関するデータ結果

インテル® Core™プラットフォームとさまざまなワークロードで検証

 

<ご参考資料>
*2018年1月10日に米国で発表された資料の抄訳です

 

インテル コーポレーション
上席副社長 兼 データセンター事業本部 本部長
ナビン・シャノイ

 

インテル コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ)は、当社の顧客のデータの安全性の確保に向けて最善を尽くすため、Google Project Zeroが発表したSpectreとMeltdownの脆弱性に対して、業界と連携しソフトウェアとファームウェアを通じた軽減策を開発、配布しています。なお、本日時点で、この脆弱性を悪用して顧客のデータが取得されたという情報はインテルには寄せられていません。インテルは、当社の顧客がアップデートを切望していることを認識しており、このブログ記事を通じて、私自身から今日、そして将来に向けて共有すべき情報をお伝えしたいと思います。

 

詳細について:セキュリティー上の脆弱性とインテル製品について(プレスキット、英語) | セキュリティーに関する調査結果(Intel.com内、英語)

 

インテルでは、1月9日にパフォーマンスへの影響に関する最初の検証結果について公開しました。そして、当社のクライアント・プラットフォームのいくつかの製品に関する追加データを取得したことを受け、本日ここに紹介します。今回の報告は、今後予定される皆様への継続的なアップデートのお知らせの最初のものになります。インテルでは、皆様ができる限り早く入手できることを望んでいるデータの収集に、昼夜を問わず取り組んでいることをご理解いただければ幸いです。インテルでは、報告のペースを遅らせないように取り組んでいますが、この種の検証では一般的なこととして、今回紹介する結果がさらなる検証を実施した際の結果と異なる可能性があることをご理解ください。

 

パフォーマンスに関するデータの結果(1月10日付)

今回、Windows 10を使用する第6世代、第7世代、第8世代のインテル® Core™プロセッサー・プラットフォームのうちのいくつかの製品に関するデータを提供します。インテルでは、かねてから通常のコンピューター・ユーザーには大きな影響はないという考えをお伝えしてきましたが、本日提供するデータでは、検証したプラットフォームに関してこの主張を裏付けるものとなっています。

 

第8世代のプラットフォーム(Kaby LakeとCoffee Lake)とSSDを組み合わせた場合の、軽減策適用後のパフォーマンスへの影響はわずかなものでした。SYSMark2014SEベンチマークにより示されている通り、ビジネスにおける生産性やメディア制作などのさまざまなワークロード全体で、予期されるパフォーマンスへの影響は6%以下でした。なお、特定の用途では、ユーザーによってより大きな影響を受ける可能性もあります。その例として、複雑なJavaScriptを実行するようなWebアプリケーションを利用しているユーザーは、やや大きな影響を受ける可能性があります(最初の計測では最大10%)。一方で、ゲームなどのグラフィックスについての要求が厳しいワークロードや、金融分析などの演算系への要求が厳しいワークロードではパフォーマンスの影響は最小限に抑えられていることがわかります。

 

第7世代のKaby Lake-Hモバイル・プラットフォームのパフォーマンスへの影響は、第8世代のプラットフォームへの影響と同水準でした。(SYSMark2014SEベンチマークで約7%)

 

第6世代のSkylake-Sプラットフォームのパフォーマンスへの影響は、その他の世代と比較してやや高い結果となりましたが、おおむね第8世代と第7世代のプラットフォームと同水準の結果となりました(SYSMark2014SEベンチマークで約8%)。また、インテルでは、同じプラットフォーム製品上で、オフィス環境における同じ構成(インストール・ベース)のWindows 7を使用した場合のパフォーマンスも計測しました。その結果、計測されたパフォーマンスへの影響は小さいものでした(SYSMark2014SEベンチマークで約6%)。そして、HDDを搭載したシステムでは、パフォーマンスへの影響はさらに小さいものになっています。

 

現在、より広範な用途におけるインテル・プラットフォームのさらなる詳細データを収集していますが、準備が整い次第順次公開します。パフォーマンスへの影響を心配しているインテルの顧客もいらっしゃると思いますが、インテルでは業界のパートナーとともにパフォーマンスへの影響を可能な限り小さくするための創造的なソリューションを開発する予定があることをお伝えします。

顧客の使用する製品向けの取り組みに加え、インテルでは将来にわたる製品でセキュリティーとパフォーマンスを最大化できるようテクノロジーをさらに進化させるための取り組みを鋭意進めています。

 

明確にお伝えしたいのは、インテルではいかなる状況であっても当社製品のパフォーマンスに影響があってはならないと考えており、それは我々のお客様にとっても同様のことだと思います。しかしながら、インテルの製品と顧客のデータのセキュリティーはインテルにとっての最優先事項です。インテルはこれからも業界のパートナーと協力し、顧客に最高の体験を提供するために熱意をもって取り組んでいきます。

 

ベンチマーク、プラットフォーム、検証結果のサマリーは下記よりご覧いただけます(英語)。

 

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インテルについて

インテル(NASDAQ: INTC)は、半導体業界をリードする企業として、世界中の技術革新の基盤となるコンピューティングや通信の技術により、データを中心とした未来を創造します。技術的な優位性を基盤に、世界中のさまざまな課題の解決だけでなく、クラウドからネットワーク、エッジ、そしてそれらをつなぐあらゆるモノに至るまで、スマートかつつながっている世界を支える数十億ものデバイスやインフラを安全に接続するための支援に取り組んでいます。インテルの詳細については ニュースルーム またはインテルの Webサイト をご覧ください。

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