FPGA アクセラレーションが加速させる「データの時代」

 

<ご参考資料>
*2018年8月8日に米国で発表された資料の抄訳です。

 

インテル コーポレーション
コーポレート副社長 兼 プログラマブル・ソリューションズ事業本部長
ダン・マクナマラ

 

ネットワークに接続される「モノ」の爆発的な増加、モバイル機器の台頭、ネットワーク・トラフィックの増大といったテクノロジー・メガトレンドの数々は、エッジ、ネットワーク、クラウドにわたる大規模なイノベーションを生み出す新たな“データ時代”の原動力となっています。

スマート・ファクトリーやスマートシティー、自動運転車に代表される先進的な自律型のインテリジェント・マシンの登場により、エッジで生成および処理されるデータの量は増え続けています。これらの膨大なデータが、すでに 4K/8K ビデオや VR/AR などの新しいアプリケーションでトラフィックが倍増しているネットワーク・インフラストラクチャーに流れ込むことで、ネットワークの変革と高速化に対するニーズが一層高まっています。データセンターにおいても、検索、人工知能 (AI)、ビデオ・トランスコーディングなどの激しく変動する大量のデータ・ワークロードを、限られた電力とコストで処理することが求められています。

本日の Intel Data Centric Innovation Summit では、ネットワーク上のあらゆるデータの中から、リアルタイムのインテリジェントなインサイトを効率的に伝送、処理、分析、収集する方法についてご紹介しました。「特定のワークロードにおいて期待されるパフォーマンスの向上は、マイクロプロセッサー単体で効率的に実現できるレベルを超えている」、「こうしたワークロードは、データセンターやエッジ環境のようなより制約された電力・温度要件下で、超高速で運用できなければならない」といった課題をお持ちのお客様は少なくありません。このようなケースで、 FPGA はワークロードの特性に合わせたプログラムと調整が可能なため、極めて効率的なカスタマイズされたアクセラレーションを実現します。インテル® FPGA を用いた柔軟なアクセラレーションにより、エンタープライズ、クラウド事業者、通信サービス・プロバイダーなどのあらゆる領域において新しいサービスを迅速に開始でき、総保有コスト (TCO) を抑えることができます。

 

加速する市場セグメント
データ量の増大でアクセラレーションの需要が高まったことにより、FPGA 市場は 2022 年までに、現在の 50 億米ドルから 80 億米ドルを超える規模にまで拡大することが予測されています。もしFPGA に急速に置き換え始められている特定用途向け集積回路 (ASIC) や 特定用途向け標準製品 (ASSP) のような機能が固定されたアクセラレーターを考慮に入れるとなれば、FPGA の市場規模は 2022年までに 200 億米ドルを超えると考えられます。この 急成長する市場を受けて、インテルの FPGA ビジネス部門であるプログラマブル・ソリューションズ事業本部 (PSG) の 2018年上半期の収益は 10 億米ドルを超えています。データセンター向け事業は前年比 140%成長、また 14 ナノメートル(nm)プロセスノードで製造された最新製品ファミリーは前年比 50% 成長に達しています。

 

高まり続ける機運
FPGA によるアクセラレーションは、あらゆる市場セグメントに拡大し、採用が進んでいます。Yandex や Microsoft などのクラウド事業者は、インテル® FPGA を AI や検索の高速化に利用するだけでなく、ネットワーク、ストレージ、セキュリティーといった中核となるインフラストラクチャーにも採用しています。

さらに、インテル® FPGA はいくつかの世界規模の問題を解決するためにも活用されています。例えばMicrosoft の AI for Earth プログラム (英語)では、インテル® FPGA が Project Brainwave の 20 テラバイト(TB)に及ぶ画像データセットをわずか 10 分足らずで処理しています。これは、次世代の競合プラットフォームの 7 倍以上に相当する処理速度です。

エンタープライズ分野においては、Dell、富士通、Quanta、Inspur などの OEM 各社が、自社のサーバー・アーキテクチャーの強化にインテルの FPGA アクセラレーター・ソリューションを採用しています。またインテルでは、China Telecom と共同でネットワーク機能仮想化 (NFV) のラボトライアルを実施し、ネットワーク変革への道を開拓しています。エッジの分野では、Dahua と連携して、インテル® FPGA を用いたリアルタイム推論で数十万枚に及ぶ写真データベースの画像を比較することにより、同社の Deep Sense シリーズサーバーの高速化を行っています。

素晴らしいデータ時代が到来した今、インテル® アーキテクチャー (IA) とインテル® FPGA はイノベーションの実現において重要な役割を果たすことになります。この変革と成長が続く FPGA 市場と、最近のストラクチャード ASIC の大手メーカーである eASIC の買収により、インテルはこれからもこの急拡大を続ける市場でイノベーションを生み続け、エッジ、ネットワーク、クラウドにおける最新の IA + FPGA ソリューションで、高い価値を創出していきます。

アクセラレーションの未来へ向けて、ぜひインテルのソリューションをご検討ください。インテル® FPGA の詳細については、http://www.intel.co.jp/fpga/を参照してください。

Intel Data Centric Innovation Summit に関するすべてのニュースについては、こちら(英語)を参照してください。

インテルについて

インテル(NASDAQ: INTC)は、半導体業界をリードする企業として、世界中の技術革新の基盤となるコンピューティングや通信の技術により、データを中心とした未来を創造します。技術的な優位性を基盤に、世界中のさまざまな課題の解決だけでなく、クラウドからネットワーク、エッジ、そしてそれらをつなぐあらゆるモノに至るまで、スマートかつつながっている世界を支える数十億ものデバイスやインフラを安全に接続するための支援に取り組んでいます。インテルの詳細については ニュースルーム またはインテルの Webサイト をご覧ください。

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