Intel’s news source for media, analysts and everyone curious about the company.

Moovit買収にみる可能性

安全性を高め、交通渋滞の緩和へ、モビリティの変革を推進

<ご参考資料>

2020年5月4日に米国で発表された資料の抄訳です。

 

アムノン・シャシュア

インテルファミリーにMoovitが加わることに対し、期待に胸を膨らませています。Moovitは、数多くの交通機関のパートナーやユーザーからのデータを集約する、世界で最も有名な都市交通モビリティ・アプリケーションです。世界で8億を超えるユーザーを抱えるMoovitは、102カ国3,100都市以上で毎日60億ものデータポイントから交通流量とユーザーの需要に関する情報を収集し、7,500以上の公共交通機関にサービスを提供しています。これは並外れた成果です。

 

ここで自然と出てくる疑問は、「なぜインテルなのか?」だと思います。その答えを導くカギとなるのがインテル傘下のモービルアイです。

 

ご参考:インテルの自動運転(プレスキット、英語)、モービルアイニュース(英語)、インテル、モービルアイのMaaS事業を加速(ニュースリリース)、Moovit + モービルアイ = 都市交通モビリティに革命を起こす!(Moovitブログ、英語)

 

モービルアイはモビリティの未来に挑戦するインテルの右腕です。モビリティの未来は、コンピューティングに大きく依存しています。インテルとモービルアイは、最も高い集積度で高効率なシリコンの設計、カメラ、レーダー、ライダーからのセンサーデータを判断するAIを備えた最先端のアルゴリズムとさらに、これまでにない安全性モデルで動く自律走行車向け意思決定用アルゴリズムの設計に取り組んでいます。なお、その間も当社のシリコンや事故を防止、回避するアルゴリズムが搭載された先進運転支援システム(ADAS)が、6,000万台近くの自動車に採用されている主導的ポジションを活かして、ドライバーや搭乗者、ロードユーザーの安全を守っています。

 

今後、これらすべての技術は2030年までに1,600億米ドルの市場機会が見込まれる、Mobility as a Service(Maas)ビジネスに統合されます。当社ではMaaSビジネスにおける、さまざまな計画の具体化に向けて2022年に提供開始することを目標に、世界中の企業と契約やパートナーシップを締結しています。

 

なお、私たちはこれまでこのビジネスにおける、バリューチェーンの形成、都市交通モビリティ・システムの社会的および経済的な課題、既存の都市交通にドライバーレス機能を組み込む方法などの調査研究に尽力してきました。

»大きいサイズの画像

 

私たちのマルチモーダルXaaS戦略により、インテルはモービルアイを通じて、そして今後はMoovitも加わり、スタンドアロンの自動運転システムからロボタクシーのサービスやその体験に至るまで、ソリューション・スタックのあらゆるレイヤーから価値ある提案を生み出せるようになります。なお、この戦略は、この領域のどの企業とも異なります。

 

1つ目の重要な資産は、データ主導によるリアルタイムな需要と供給の洞察に基づくモビリティ・インテリジェンスです。これにより、出発点から終点、乗降地点の距離、動的にルート設定されたシャトルなどさまざまなサービスモデルを通じて、ドライバーレス・テクノロジーを必要とされる場所に導入することができます。

 

2つ目の重要な資産は、交通機関事業者の運用に関する専門知識です。これは協働によるGo-To-Marketモデルを採用するうえでコアとなる資産です。標準的なモデルとしては、Vehicle as a Service(VaaS)とRide as a Service(RaaS)の2つがあります。RaaSでは、既存のサービス事業者が現状のサービスでは応えられていない需要に対し、自動化されたモビリティ・ソリューションを提供することが可能になります。VaaSは、さらに統合を進めたモデルであり、交通機関事業者のバックボーンやコントロール・センターにモビリティ・インテリジェンス・ソフトウェアと合わせて、専用の自律運転車やシャトルを提供することで、資本を効率的に活用できます。

 

今回のMoovit買収により、当社のモビリティ・スタックにさらに重要な要素が加わることで、私たちが目指す完全なモビリティ・プロバイダーの実現にむけて大きく前進しました。Moovitの有するデータとユーザー基盤という明確な価値に加え、基盤を成す資産、能力、そしてパートナー・ネットワークにより、世界中のほぼどこででも、手ごろな価格でニーズに最適なドライバーレス・モビリティ・サービスの提供が可能になるでしょう。

 

モービルアイの場合と同様、Moovitは独立子会社としてコアビジネスを推進します。モービルアイはインテルの一員となったことで、コンピューター・ビジョンを超えて自動運転の未来を描けるようになりました。今度は、Moovitが当社とともにさらに大きな夢を持ち、より高いレベルに到達し、未来のモビリティにインパクトを与えることを目指します。

 

アムノン・シャシュアはインテル コーポレーション 上席副社長、モービルアイ 社長 兼 CEO(最高経営責任者)です。

 

 

インテルについて

インテルは業界のリーダーとして、世界中の進歩を促すとともに生活を豊かにする、世界を変えるテクノロジーを創出しています。ムーアの法則に着想を得て、顧客企業が抱える大きな課題を解決する半導体製品を設計・製造し、その進化に向けて日々取り組んでいます。クラウド、ネットワーク、エッジ、あらゆるコンピューティング機器のインテリジェント化によりデータの価値を最大化し、ビジネスと社会をより良く変革します。インテルのイノベーションについては、https://newsroom.intel.co.jp またはhttps://intel.co.jpをご覧ください。
* Intel、インテル、Intel ロゴ、インテルのマークは、米国およびその他の国におけるインテル コーポレーションの商標です。
* その他の社名、製品名などは、一般に各社の商標または登録商標です。