つくば市、筑波大学、インテル、「つくば 2015 :つくばが変わる、日本を変える」プロジェクトを開始

つくば市、筑波大学、インテル、「つくば 2015 :つくばが変わる、日本を変える」プロジェクトを開始

~ 産学官の連携で ICT を活用した人材養成、起業家支援、コミュニティ活性化、健康づくりなどの事業に着手~

2011 年 7 月 26 日

茨城県つくば市(市長 市原 健一)、国立大学法人筑波大学(学長 山田 信博)及びインテル株式会社(代表取締役社長吉田 和正)は、グローバル社会に対応した、日本を代表する新しい都市文化の構築を目指す「つくばが変わる、日本を変える」プロジェクトを開始します。 本プロジェクトでは、ICT(情報通信技術)を効果的に活用し、2015 年に向けて、つくば市における人材養成、起業家支援、コミュニティの活性化及び市民の健康づくりの各分野における改革に着手します。

茨城県つくば市は、豊かな自然環境に恵まれている一方で、教育、研究、商業、産業、科学技術が発展する研究学園都市として発展してきました。つくばエクスプレスや首都圏中央連絡自動車道の沿線開発と環境整備に取り組み、企業と教育研究機関、そしてつくば市民との協働のまちづくりを通じて「自然」と「科学」が調和した都市を確立しています。今回の取り組みでは、日本有数の教育研究機関である筑波大学、30 年以上にわたってつくば市に拠点を置くハイテク企業のインテル、そして中心となるつくば市が連携し、2015 年までにつくばの「ひとづくり」、「まちづくり」を支える各分野に、最先端の ICT を活用した変革を推進してまいります。

未来を拓く人材養成

● 小中学生を対象とした、教育日本一を目指す、つくば独自の次世代型教育カリキュラムの創設

つくば市は、教育日本一を目指して、つくば市内の全 53 校の小中学校を対象に、環境教育、科学技術教育、キャリア教育、国際理解教育等を融合したつくば独自の次世代型教育カリキュラムを平成 24 年 4 月より実施する予定です。本カリキュラムの創設にあたり、インテルは小中一貫教育研究指定校へのタブレット型 PC の提供や思考誘発型授業「Intel® Teach」* を活用した教員研修を実施し、カリキュラムの作成体制を支援します。また、筑波大学は教育に対する幅広い知見からカリキュラム全体に対しての助言、指導を行います。これにより、児童、生徒が今後、グローバル社会で必要とされる「21 世紀型スキル」や「生きる力」を効果的に習得できる教育環境の整備を行っていきます。

高度人材養成

● 世界で通用するコミュニケーション力の育成

インテルの社員研修プログラム「Intel University」* をベースに、筑波大学とインテルが、世界で通用するコミュニケーション力の向上を目的とした講座を共同開発します。多様性の確保を図るため、講義は英語によって行われるとともに、受講者の半数を外国人が占めることを目指し、受講生間の異文化交流とコミュニケーション促進を図ります。 講座は、豊かな人間力を養成するためのカリキュラム「筑波大学大学院共通科目」として開設します。

起業家支援

●  筑波大学大学院生、大学発ベンチャー、つくば市内ベンチャー等を対象とした起業家教育講座の開講

筑波大学は、つくば、そして日本の発展を担う起業家の育成に向けて、つくば市とインテルの協力を得て、起業家教育講座を開講します。 本プログラムは、起業準備、起業直後、そしてビジネス成長期の各ステージに分類され、起業計画の解説や、起業における心得までを習得できるほか、つくば市による起業希望者への支援制度の紹介や、インテル社員によるビジネス成長の方法論についての講演など、全 11 テーマの教育講座を設けています。

コミュニティの活性化

● 先進技術を活用した情報伝達システム環境の構築

つくば市は、東日本大震災発生時のインターネットの活用状況や情報提供ニーズを踏まえ、通常時には行政と市民、市民同士をつなぐことでコミュニティの活性化に役立ち、災害時には市民に生活情報を提供する新たな情報伝達システム環境の構築に取り組みます。この取り組みでは、WiMAX* 等のブロードバンド・サービスやデジタル・サイネージ等の情報機器を活用し、すべての市民が必要な情報に簡単にアクセスすることを可能にします。筑波大学が実施する市民アンケートに基づき、情報ニーズ・伝達手段を整理したうえで、市内において実証実験を行います。

健康づくりプログラムの策定

● 市民の健康意識を高める、健康づくりプログラムの実施

つくば市は、成人病や慢性疾患を未然に防ぐことで、市民がより豊かな生活を過ごすことができ、市民の医療費や介護費用の抑制につながる健康プログラムを実施します。 当面は、つくば市役所職員を対象に、ICT を活用して、簡単に健康管理が行えるコンティニュア対応機器* を導入した健康管理プログラムの実証実験を行います。

つくば市、筑波大学、インテルの三者は、2015 年に向けて教育システム、起業家支援、コミュニティ支援、健康づくりなどのそれぞれの分野において、三者の情報、資源、研究結果を最大限取り入れて実行に移す計画です。更に、今後は環境、新産業振興、科学技術振興、農業等の分野におけるプログラムの策定にも取り組む予定です。なお、各プログラムは、その成果をつくば市総合計画等に照らし合わせて、検証していく予定です。

今回の事業について、つくば市長 市原 健一は「21 世紀の日本社会が抱える、少子高齢化などの課題を解決するためには、国や自治体だけでなく大学や企業などの社会的役割が、とても重要となってきます。このような中、先進的な取り組みを進められている筑波大学、及び ICT 分野で世界をリードするインテルとの三者による地域連携は、つくば市のみならず、他の都市への先例となる、極めて重要な意味を持つものであり、まさに時期を得た取り組みです。つくばをフィールドとして、この三者連携の取り組みが実を結び、様々な分野で革新が図られ、つくばの新たな活力が創造されることを期待しています。そうなることで、『新しいまちづくりとしてのつくばモデル』を、世界に発信していきたいと考えています」と述べています。

筑波大学 学長 山田 信博は「大学の最も重要な使命は、無限の可能性を持つ若者に、その能力を発揮できる環境を整え、10 年後、20 年後の社会を背負って立つ人材を育成することにあります。しかし、変化の激しい今日、未来を予測することは容易ではありません。そのような時代に立ち向かい、新たな価値を生み出していく、そのために必要なのが、これまで以上の社会との連携であると考えています。 このたびのつくば市、インテル社、そして筑波大学の三者による連携プロジェクトは、単独では解決の難しい課題、これから新たに生じてくるであろう様々な課題に果敢に挑戦し、解決していく、極めて画期的な枠組みであり、筑波大学として、多くのプログラムが実を結ぶことを、大いに期待しています」と述べています。

インテル株式会社 代表取締役社長の吉田 和正は「インテルが 30 年以上も前につくば市に拠点を設けて以来、インテル及び多くの社員が、つくば市が築き上げた自然と科学の調和の恩恵を受けてきました。近年の半導体技術の目覚しい発展により、この先の都市文化と地域社会の構築には ICT が欠かせないインフラストラクチャーとなってきました。インテルは、つくば市に技術系企業の経営ノウハウと ICT 活用技術の提供を通じて、つくば市が日本の理想のモデル都市へと進化するうえで、このプロジェクトに参画できることを大変うれしく思っています」と述べています。

筑波大学について

筑波大学は、世界有数の知の集積地である筑波研究学園都市の中核を担う特色ある総合大学です。筑波大学は、あらゆる面で「開かれた大学」となることを目指し、我が国の大学改革の先導的役割を担っています。筑波大学に関する情報は、http://www.tsukuba.ac.jp/ で入手できます。

インテルについて

インテルは、革新的なコンピューティング技術で世界をリードする企業です。インテルは、仕事や生活で利用される様々なコンピューティング機器の基礎となる重要な技術を開発しています。インテルに関する情報は、http://www.intel.co.jpで入手できます。

* Intel、インテルは、米国およびその他の国におけるインテルコーポレーションの商標です。

以上

「つくば 2015 :つくばが変わる、日本を変える」プロジェクト

ひとづくり

1  未来を拓く人材養成

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2  高度人材養成

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3  起業家支援

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まちづくり

1  コミュニティの活性化

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2 市民の健康づくり

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特別プログラム

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* 1  21 世紀型スキル 問題解決力、思考・判断力、コミュニケーション力、ICT 活用力、協働力など、今後のグローバル社会に対応していくうえで重要とされる学力。

* 2  Intel Teach  テクノロジーを効果的に活用し、思考誘発型の授業をめざす、教員研修プログラム。インテルが教員向けに開発し、無償で提供。

* 3  Intel ISEF(インテル国際学生科学フェア) インテルがスポンサーを務める、高校生を対象とした世界最大の科学コンテスト。毎年、世界約 65 カ国から選抜された 1,500 人もの生徒が参加。高校生は、数百人の審査員に対して研究成果を英語で発表する。

* 4  Intel University  インテルが従業員に提供している、様々なビジネス・スキルを磨く、社内研修プログラム。

* 5  大学院共通科目 筑波大学が全国の大学に先駆け開設したカリキュラムで、高い専門性の上に、バランスのとれた総合的な能力、すなわち「人間力」養成を目的とする。学内教員の魅力ある講義に加え、学外・国外の優れた研究者や日々実務に携わる企業人・社会人を講師として招き、講師本人の人間性や豊かな経験に基づく多様な講義・実技的科目群を提供している。

* 6  MeeGo   Linux ベースの携帯機器向けオープンソースのオペレーティング・システム(OS)。

* 7  Intel Global Challenge  インテルが開催する、大学生向けのビジネス・プラン・コンテスト。19 カ国から選抜されたチームが参加し、ベンチャー・キャピタリストを含む審査員により優秀者が選出される。

* 8  WiMAX  高速の無線通信によるコンピュータ・ネットワークの方式のひとつ。日本では UQ コミュニケーションズ株式会社が、WiMAX 方式を採用した高速の無線通信インターネット・サービスを提供しており、外出先や移動中でも高速通信が可能。

* 9  コンティニュア パーソナル・ヘルスケアの質的向上のために、パソコンや携帯端末などの IT 機器と、血圧計や体組成計などの健康機器、そして健康管理サービスとの相互運用を実現する規格。

* 10 つくばオンライン・スタディ 小中学生が、家庭からインターネットを使って学習できるシステム。国語・社会・数学・理科・英語に関して 200 種類以上の教材を、自分のペースで学習することができる。

以上

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