インテル、スーパーコンピューターのパワーをビッグデータ分析向けに提供

インテル
スーパーコンピューターのパワーをビッグデータ分析向けに提供

2013 年 11 月 20 日

<ご参考資料>
* 2013 年 11 月 19 日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳です。

ニュース・ハイライト

  • プログラミングの簡素化と性能向上を同時に実現した次世代インテル® Xeon Phi™ プロセッサー(開発コード名:Knights Landing)のフォーム・ファクターやメモリー設定などの詳細を発表
  • インテル® Xeon ® プロセッサーベースのシステムが、最新の第 42 回 Top500 リストの 82%以上で稼動
  • 新たに発表した Apache Hadoop* 対応インテル® HPC ディストリビューションと、インテル® Cloud Edition for Lustre* ソフトウェア・ツールは、ビッグデータ分析とハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)のメリットを同時に実現
  • HPC コミュニティーとの協業により、ユーザーの多様なニーズに応えるカスタマイズ製品を提供

インテル コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ)は本日、米国コロラド州デンバーで開催中の Supercomputing Conference(SC’13)で、ハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)分野における革新、ならびに新しいソフトウェア・ツールを発表しました。これらは企業や科学者によるデータの分析や価値創出を加速させ、ビジネスや科学上の最重要課題の解決に貢献します。

インテル コーポレーション 副社長 兼 テクニカルコンピューティング事業本部長のラジ・ハズラは、「過去 10 年間、HPC に携わるコミュニティーは、最新のアプリケーションが社会、産業、政府、科学が抱える最も困難な課題を解決する、という並列コンピューティングのビジョンを描いてきました。インテルのテクノロジーは、HPC を一部の限られた専門家のみが利用できるものから、新しい発見をしようとする誰もが幅広く利用可能できるツールへと進化させました。過去 5 年間でインテルが業界に提供してきたソリューションは、HPC により生み出される可能性を新たな次元へと進化させます。これらの技術革新には、標準化を通じた拡張性の強化、アプリケーションの進化を通じたパフォーマンスの向上、統合による効率性の向上、個々のニーズにカスタマイズされたソリューションを通じた技術革新などが含まれています」と述べています。

HPC の幅広い導入と技術革新を加速

インテル® パラレル・コンピューティング・センターからインテル® Xeon Phi™ コプロセッサー開発キットに至るまで、HPC エコシステムの技術革新と幅広い導入を加速するために、インテルはさまざまな技術と専門知識を提供しています。インテルはパートナー企業と協業し、現在市場で入手可能なテクノロジーを最大限活用するとともに、プログラミングが容易で、より電力効率が高く、高度に統合された次世代ソリューションの開発に取り組んでいます。この協業の一環として、インテルはユーザーのさまざまなニーズに対応する、個々にカスタマイズされた HPC 製品の提供を予定しています。この取り組みは、これまで継続してインテルが提供してきた標準化された拡張性の高いプラットフォームを拡大し、最適化も取り込むことで、科学、産業、学術における画期的な発明のさらなる加速を目指しています。

インテルは、Supercomputing Conference(SC’13)の会期中、ホストプロセッサー(CPU)として利用可能な次世代インテル® Xeon Phi™ 製品(開発コード名:Knights Landing)を紹介し、それが標準的なラック・アーキテクチャーに適合すること、またコプロセッサー上にデータをオフロードせずにアプリケーションを動作させる方法について紹介しました。これらの方法により、プログラミングの複雑性を大幅に軽減するとともに、データのオフロードが不要になりパフォーマンスが改善するため、メモリー、PCIe、ネットワークなどに起因する遅延を軽減できます。

Knight Landing では、パフォーマンスを最適化するために、3 種類のメモリー設定の選択肢が提供されます。マシン 1 台のコード開発に 1 人のプログラマーが対応しなければならないその他のエクサスケールのコンセプトとは異なり、新しいインテル® Xeon Phi™ プロセッサーは、シンプルな標準メモリー・プログラミング・モデルを提供します。

さらに、インテルと富士通は最近、従来のコンピューターの電気配線を、インテル® シリコン・フォトニクス技術に基づいてイーサネットや PCIe のトラフィックを伝える光ファイバー網に置き換える可能性を持つ取り組みを発表しました。この取り組みにより、インテル® Xeon Phi™ コプロセッサーをホストとなるインテル® Xeon® プロセッサーから隔離された拡張ボックスに組み込みながらも、機能はマザーボード上に組み込まれた時と同様に動作させることができます。これにより、コプロセッサーのさらなる高密度化を実現できるとともに、ホストサーバーに影響を与えることなくコンピューティングの規模を拡張することが可能です。

すでに複数の企業がインテルのテクノロジーを導入しています。例えば、体積レンダリングの世界トップ企業である Fovia 社は、医療分野の専門家が外科手術を施すことなく患者の体内を可視化する高解像度 3D モデルを提供しています。また、米国オクラホマ大学に拠点を置く竜巻などの天候を研究する Center for Analysis and Prediction of Storms(CAPS)のデモンストレーションでは、F4 クラス(5 段階で上から 2 番目の強さ)の竜巻の 2D シミュレーションを紹介し、気象予報士が現実的な 3D シミュレーションを通じて、竜巻の進路をより高い精度で予測するための多角的な分析を可能にする方法について紹介しました。両社のアプリケーションはいずれもインテル® Xeon® プロセッサーをベースにしています。

データに基づく発見を可能にする HPC

気象予測や地震分析など、データ集約型のアプリケーションは、その初期の時代から HPC 業界の一部でしたが、現在では最新システムのパフォーマンスや並列ソフトウェア・ツールにより、さらに大容量かつ複雑なシミュレーションが可能になっています。しかしながら、全データ量の 80%を占め、そのほかのデータと比較して 15 倍のスピードで増加を続ける非構造データ *1を前に、産業界はデータの価値を見出す手法を探しています。

インテルは、このような業界ニーズに応えるため、Apache Hadoop* 対応インテル® HPC ディストリビューション・ソフトウェアを発表しました *2。この新しい製品は、Apache Hadoop* 対応インテル® ディストリビューション・ソフトウェアとインテル® Enterprise Edition of Lustre* ソフトウェアを組み合わせたもので、大容量データの保存や処理などのエンタープライズ仕様のソリューションを提供します。この強力なソリューションにより、Lustre 対応の高速な共有ストレージ上で直接 MapReduce アプリケーションを設定変更せずに動作させることができるため、より高速かつ拡張性が高く、容易な管理を実現できます。

インテル® Cloud Edition for Lustre* ソフトウェアは、Amazon Web Services Marketplace* から入手可能な拡張性の高い並列ファイルシステムで、ストレージのパフォーマンスとコスト効果を最大化できるよう、利用分に応じた料金設定になっています。このソフトウェアは、高速シミュレーションやプロトタイピングなどの動的なアプリケーションに有効です。オンプレミスのコンピューティングやストレージのパフォーマンスを超えた、緊急かつ予期せぬ作業が発生した際などは、このソフトウェアによりそのような突然な HPC ワークロードをクラウドに移動する前に、必要なインフラストラクチャーを素早くプロビジョンすることができます。

SC’13 では、多くのベンダーがインテル® Enterprise Edition of Lustre ソフトウェアが事前設定され、検証済みのハードウェアとソフトウェアのソリューションを発表しています。インテルとエコシステム・パートナーは、ビッグデータの処理やストレージにおいてより幅広い利用者が利用でき、コスト効果も高く、導入も容易なターンキー・ソリューションを提供します。今回、インテルのソフトウェアを活用したソリューションを発表した企業には、Advanced HPC* 社、Aeon Computing* 社、ATIPA* 社、Boston Ltd.* 社、Colfax International* 社、E4 Computer Engineering* 社、NOVATTE* 社、System Fabric Works* 社などが含まれます。

インテル搭載システムがス―パーコンピューター Top500 リストで首位に

第 42 回 Top500 では、インテルの HPC テクノロジーが再び注目を集めており、インテルの並列アーキテクチャーが世界で最も高性能なスーパーコンピューターの標準となっていることを証明しました。Top500 のランク入りしたスーパーコンピューターの 82%以上、さらに、今回初めて Top500 にランクインしたスーパーコンピューターの 92%がインテル製品を搭載しています。インテル初のメニー・コア・アーキテクチャー製品であるインテル® Xeon Phi™ コプロセッサーの発表からまだ 1 年が経過しないなか、インテル® Xeon Phi™ コプロセッサーベースのシステムは、Top500 スーパーコンピューターの総計パフォーマンスの 18%を占めています。レポートの詳細は、http://www.top500.org をご覧ください。

インテルについて

シリコンの技術革新で世界をリードするインテルは、人々の仕事と生活をさらに豊かにする先進的な技術と製品を開発、イニシアチブを推進していきます。インテルに関する情報は、http://www.intel.co.jp で入手できます。

* インテル、Intel ロゴ、Xeon、Xeon Phi は、米国およびその他の国における Intel Corporation の商標です。

* その他の社名、製品名などは、一般に各社の商標または登録商標です。

*1 From IDC Digital Universe 2020(2013)

*2 日本での取り扱いに関しては別途お問い合わせください。)

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