インテル、
モバイル・コンピューティング市場での事業拡大を加速
2013 年 2 月 25 日
<ご参考資料>
* 2013 年 2 月 25 日にスペイン バルセロナで発表されたプレスリリースの抄訳です。
ニュース・ハイライト
- インテル® Atom™ デュアルコア・プロセッサー搭載のプラットフォーム(開発コード名:Clover Trail+)をパフォーマンスおよびメインストリーム・スマートフォン市場向けに発表。バッテリー駆動時間を損なうことなく、コンピューティング性能を 2 倍、グラフィックス性能を 3 倍に向上*1。本製品は、Android* 搭載タブレットにも対応
- 世界最小*2 かつ最小消費電力水準のマルチモード/マルチバンド LTE ソリューションを発表。現在シングルモードで出荷中の製品を 2013 年前半からマルチモードで出荷
- 新興市場におけるインテル® Atom™ Z2420 プロセッサーの確実な進捗状況を説明。新たにエジプトで Etisalat* とスマートフォンに関する提携や、ASUS* によるインテル® Atom™ Z2420 プロセッサー搭載の Android* タブレット新機種の製品化を紹介
- 2013 年の年末に登場予定の次世代のクアッドコア版 インテル® Atom™ システム・オン・チップ(SoC)製品「Bay Trail」(開発コード名)への主要 ODM パートナーによるサポートを発表
- モバイル機器への取り組みをタブレット、続いて携帯電話へと拡充
インテル コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ)は本日、スペインのバルセロナで開催中の「Mobile World Congress (MWC) 2013」において、複数の新製品と新たなエコシステムを発表しました。加えて、モバイル分野における事業拡大をさらに加速させ、Intel Inside® における多様な新製品と一層充実したモバイル体験を実現させるための新たな取り組みも発表しました。
本日の発表にはスマートフォンおよび Android* タブレット向けの新しいデュアルコア版インテル® Atom™ システム・オン・チップ(SoC)(開発コード名:Clover Trail+)プラットフォームのほか、今年前半に出荷開始予定のインテル初のマルチモード/マルチバンド LTE ソリューションが含まれます。さらに「Bay Trail」(開発コード名)の着実な進捗状況やモバイル機器への取り組み、新興市場におけるスマートフォン事業拡大に向けたインテル® Atom™ Z2420 プロセッサー搭載プラットフォームも公開しました。
インテル コーポレーション 副社長 兼 モバイル&コミュニケーション事業本部長のハーマン・ユールは「本日の発表は、モバイル市場の幅広い分野に渡って拡大するインテルのデバイス・ポートフォリオに基づくものです。インテルとお客様との密接な協力を通じて、1 年足らずのうちにインテル プロセッサー搭載スマートフォンが製品化され、全世界で 20 カ国以上で販売されるようになりました。さらに Windows* 8 搭載タブレット向けに業界最高水準の省電力ソリューションを実現したインテル® Atom™ SoC は、すでに主要システムメーカーに出荷しています。こうした基盤をもとに、今後インテルのエコシステムに加わるさまざまなパートナー企業と密接に連携し、あらゆるオペレーティング・システムを通じてインテル製品を搭載した最高のモバイル製品やモバイル体験を消費者に提供していきます」と述べています。
効率的な新インテル® Atom™ SoC プラットフォーム
新しいインテル® Atom™ プロセッサー・プラットフォーム(開発コード名:Clover Trail+)およびスマートフォン・レファレンス・デザインは、業界最高水準のパフォーマンスを提供しつつ、現在最も人気のある Android* 携帯電話に匹敵する低消費電力性能とバッテリー駆動時間を実現します。この製品には、スムーズな Web 閲覧や途切れのない鮮やかなフル HD 動画、Android* アプリケーションの素早い起動や稼働を可能とする高いパフォーマンスなど、従来のインテル製品の長所が結集されています。
32nm(ナノメートル)プロセス技術に基づくデュアルコア版のインテル® Atom™ プロセッサー Z2580、Z2560、Z2520 の動作周波数はそれぞれ 2.0GHz、1.60GHz、1.20GHz です。またインテル® Atom™ プロセッサー Z2580、Z2560、Z2520 は、インテル® ハイパースレッディング・テクノロジーに対応しており、4 つのアプリケーション・スレッドを同時に実行してインテル® Atom™ コアの全体的な効率をさらに向上させます。
この統合プラットフォームには、ブーストモードで最大 533MHz で動作を実現するグラフィックス・コアを備えた、インテル® グラフィックス・メディア・アクセラレーター・エンジンが搭載されており、最大 3 倍のグラフィックス性能 *1 を実現します。それにより、さらにリッチな 3 次元ビジュアル、リアルなゲーム体験、ハードウェア・アクセラレーションによる 30fps のスムーズなフル 1080P のフル動画のエンコードおよびデコードを実現します。ユールは「この第 2 世代製品では、競争力の高い低電力性能を維持しつつ、2 倍のコンピューティング性能と最大 3 倍のグラフィックス性能を実現しています*1。今年後半には 22nm プロセス技術によるインテル® Atom™ SoC への移行にあたり、設計、アーキテクチャー、3D トライゲート・トランジスター技術、最先端の製造技術など当社の幅広い技術をフルに活かし、当社のポジションをさらに高めていきます」と述べています。
新しいインテル® Atom™ プラットフォームは、高度なイメージング機能を搭載し、2 台のカメラをサポートして、そのうち主となるカメラセンサーは最大 16 メガピクセルに対応します。さらにパノラマ撮影、15 フレーム/秒のバーストモードでの 8 メガピクセル撮影、リアルタイムの顔検出・認識といった機能も搭載し、ゴースト除去機能付きのモバイル HDR 撮影で飛行機内でのよりクリアな撮影も可能です。
また新しいプラットフォームは、インテル® アイデンティティー・プロテクション・テクノロジー(インテル® IPT)を搭載しており、強力な 2 要素認証により、リモート・バンキング、電子商取引、オンラインゲーム、ソーシャル・ネットワークといったクラウド・サービスを不正なアクセスから保護します。インテル® IPT はチップ・レベルに組み込まれているため、ハードウェアや電話ベースのトークンとは違い、より安全で使いやすいクラウド・アクセス保護を実現します。インテルは、Feitian*、Garanti Bank*、MasterCard*、McAfee*、SecureKey* Technologies Inc.、Symantec*、Vasco Data Security International* Inc.、Visa* Inc. といったパートナー企業のサービスにこのテクノロジーを組み込むべく、協業を行っています。
新しいインテル® Atom™ プラットフォームは、1900×1200 の WUXGA ディスプレイをサポートしており、大画面の Android* タブレット設計にも対応します。また Android* 4.2(開発コード名: Jelly Bean)、インテル® ワイヤレス・ディスプレイ(WiDi)、42Mbps の HSPA+ にもスリムなモデムソリューションであるインテル® XMM 6360 で対応します。
Clover Trail+(開発コード名)を採用するスマートフォンやタブレットについては、ASUS*、Lenovo*、ZTE* などから製品化が発表されています。
先月の「International Consumer Electronics Show(CES)2013」で発表されたLenovo* IdeaPhone K900* にはインテル® Atom™ プロセッサー Z2580 が搭載されており、動画、グラフィックス、Web のリッチコンテンツを高速で提供します。これは 6.9mm の薄さを誇る IdeaPhone は世界で初めて 5.5 インチフル HD の 400ppi を超えるスクリーンを搭載し、テキストや画像をより鮮明に表示します。K900 はインテル® Atom™ プロセッサー Z2580 を搭載する初めての製品です。Lenovo はこのスマートフォンを 2013 年第 2 四半期に中国で投入し、次いで世界のさまざまな市場で投入していく予定です。
新しいインテル® Atom™ プロセッサー プラットフォーム(開発コード名:Clover Trail+)に加え、インテルは近々出荷開始予定のスマートフォン向けの 22nm プロセス技術に基づく インテル® Atom™ SoC(開発コード名:Merrifield)についても発表を行いました。この製品はインテルの最先端の 22nm プロセス技術および全く新しいインテル® Atom™ マイクロアーキテクチャーに基づいており、スマートフォンの性能、電力効率、バッテリー寿命を向上させることが可能です。
ロング・ターム・エボリューション(4G LTE)
インテルは、複数の周波数帯、モード、地域、デバイスで稼働する低電力の優れたグローバル・モデム・ソリューションの提供を戦略として掲げています。
インテル® XMM 7160 は世界最小2クラスのサイズと最低消費電力を誇るマルチモード/マルチバンドの LTE ソリューション(LTE/DC-HSPA+/EDGE)で、スマートフォン、タブレット、Ultrabook™ などさまざまなデバイスに対応しています。グローバル・モデムであるインテル® XMM 7160 は、他のソリューションを凌ぐ 15 種類の LTE バンドに同時に対応します。また、高度な設定が可能な RF アーキテクチャーにより、コスト効率の高いマルチバンド設定やグローバル・ローミングに一つのチップで対応します。
ユールは「インテル® XMM 7160 はタイムリーで非常に競争力の高い 4G LTE ソリューションであり、進化する世界の 4G 市場の拡大しつつあるニーズに対応するものと期待しています。外部のアナリストは当社のソリューションが世界水準であると評価しており、インテルは本製品により新たなマルチコム・ソリューションの実現への扉を開くことができると信じています。LTE 接続端末は今後 12 か月で 2 倍の 1 億 2000 万以上となると予測されており、当社のソリューションは開発者やサービス・プロバイダーには単一の競争力の高い製品を、消費者には最高のグローバル 4G 体験を提供することができるものと考えています。さらにインテルは今後の高度な 4G ネットワーク展開に伴い新機能を提供する取り組みを加速させていきます」と述べています。
インテルは現在、シングルモードの 4G LTE データ・ソリューションを出荷しており、マルチモードの出荷は今年前半に予定されています。また、LTE ソリューションを SoC ロードマップに合わせて最適化することで、最先端の低電力ソリューションの組み合わせを市場に提供します。
インテル® Atom™ プラットフォーム Z2420
インテルはさまざまな地域で存在感を強めており、新興市場の消費者にインテル・ベースのリッチなモバイル体験を提供する大きなチャンスがあると考えています。
新興市場では普及価格帯スマートフォン市場が急速に伸びており、2015 年までに 5 億台に拡大すると予想するアナリストもいます。この成長市場を活かした戦略の一環として、インテルはインテル® Atom™ プロセッサー Z2420 プラットフォーム(開発コード名:Lexington)によりその勢いが持続していることを強調しました。CES での初めての発表以来、Acer*(タイ、マレーシア)、Lava*(インド)、Safaricom*(ケニア)などのメーカーから新しい携帯電話が発表されています。
エジプト最大の通信企業でアラブ首長国連邦の Etisalat グループ UAE の子会社 Etisalat Misr* は、本日インテルと共同で Intel Inside® の Etisalat E-20 Smartphone の計画を発表しました。4 月にエジプトで発売予定のこのインテルベースの携帯電話は、中東・北アフリカ地域ではこれまで初めて、アフリカ全体でも最近のケニアでの Safaricom* の投入に続いて 2 機種目となります。
ASUS* からも本日、インテル® Atom™ プロセッサー Z2420 搭載 Android* タブレットの新機種が発表される予定です。これはさまざまなデバイスや市場セグメントのニーズに対応するインテル® Atom™ SoC プラットフォームの柔軟性を示しています。
Intel Inside® のタブレット
インテル初のクアッドコア版 インテル® Atom™ SoC(開発コード名:Bay Trail)は、インテル® Atom™ プロセッサー Z2760 の市場での勢いや業界最高水準の電力効率を併せ持っています。Bay Trail プラットフォームは、インテルの現行タブレット向け製品の 2 倍のコンピューティング性能と、革新を可能にする強力なテクノロジー基盤およびフィーチャー・セットのエコシステムを提供する、これまでで最も高性能なインテル® Atom™ プロセッサーです。2013 年後半に投入予定の Bay Trail プラットフォームは、すでに Windows* および Android* を稼働できる段階にあり、わずか 8mm の薄さで 1 日中持続するバッテリー駆動と数週間のスタンバイが可能であり、新たなユーザー体験を創出します。
インテルは、現在 Bay Trail タブレットの市場投入を加速すべく Compal*、ECS*、Pegatron*、Quanta*、Wistron* と協業しています。またインテルは、インテル® Atom™ プロセッサー Z2760 搭載タブレットデザインの市場での基盤を強化するため、Acer*、ASUS*、Dell*、富士通*、HP*、Lenovo*、LG Electronics、Samsung* ら、世界の主要システムメーカーとの協業を拡大しています。
Intel Inside® のモバイル・デバイスを実現
インテルは本日、新デバイスや Windows* および Android* に基づく幅広いモバイルデバイス市場の革新的な取り組みを可能にするエコシステムの拡大を発表しました。
インテルのプラットフォームやイネーブリング・プログラムは何十年にもわたりシステムメーカーや ODM パートナーの革新の基盤となってきました。新プログラムではトップクラスのシステムメーカーや ODM パートナーと共に、インテル® アーキテクチャーに基づく最先端のモバイル・デバイスの市場投入までの時間を短縮します。このプログラムでは、まずタブレットに重点的に取り組み、さらには携帯電話へ対象を広げます。そしてシステムメーカーや ODM パートナーは、認定済みのソリューションで提供される簡素化されたビルディング・ブロックによる拡張性の高い設計により、成熟市場および新興市場への製品の迅速な投入が可能になります。
インテル® Atom™ プロセッサー Z2760 および、近々、提供開始予定の 22nm プロセス技術に基づくインテル® Atom™ SoC(開発コード名:Bay Trail)はこれらの取り組みの第一歩です。
インテルについて
インテルは、革新的なコンピューティング技術で世界をリードする企業です。インテルは、仕事や生活で利用される様々なコンピューティング機器の基礎となる重要な技術を開発しています。インテルに関する情報は、http://www.intel.co.jp で入手できます。
以上
* Intel、インテル、Intel Core、Intel Atom、Intel ロゴ、Ultrabook、Intel Inside は、米国およびその他の国における Intel Corporation の商標です。
* その他の社名、製品名などは一般に各社の表示、商標または登録商標です。
*1:インテル® Atom™ プロセッサー Z2460 プラットフォームとの比較において、グラフィックス・クロック周波数比は、Z2580、Z2560、Z2520 毎に異なります。
*2:今日、市場に出荷されている競合ソリューションとの比較
