インテル、人間こそ、究極のモバイル・プラットフォームとの認識を示す

インテル

人間こそ、究極のモバイル・プラットフォームとの認識を示す

人類学者でもあるインテル・フェローが、スマートフォンやタブレットの先にある

未来のモバイルを説明

2013 9 13

<ご参考資料>

* 2013 9 12 日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳です。

ニュース・ハイライト

  • モビリティーに対するインテルのグローバル・ビジョンと、未来の技術に人々が求める 4 つのテーマ、「真にパーソナルであること」、「手間を無くすこと」、「その人の状況を理解すること」、「より良い自己実現をサポートすること」を紹介
  • スマートな衣服や低消費電力の半導体、状況認識型(Context Aware)技術など、インテルとパートナーとの間で今日進めている数々の研究成果をデモンストレーションを通じて説明
  • 世界中の開発者コミュニティーは、インテルとの連携により、今日のデバイスの先を行くモバイル技術の構想、インフラストラクチャー、データ、場所・空間、そして人をつなげるモバイル技術の構想が可能


米国カリフォルニア州サンフランシスコで開催中の開発者向け会議「インテル・デベロッパー・フォーラム(IDF) 2013」において、人類学博士であるインテル フェローのジェニビーブ・ベルが講演を行い、「モバイルの未来は 1 つではなく、70 億の未来がある」と言明しました。ベルは、これまでも、そして将来にわたっても、人間こそが究極のモバイル・プラットフォームであるとの認識を示しながら、モバイル技術がかねてから人間の身体能力の強化と可能性の拡大に用いられ、人間にできないこと補い、物事の完遂能力の向上に貢献した内容について説明しました。

ベルは「モビリティー技術は、何世紀にもわたり人間社会を変容させてきました。その技術の将来は、ムーアの法則に基づき小型化していくコンピューティング技術の進化だけでなく、世界の利用者の増加という要素にも影響されるでしょう。私たちのひらめきは本来、新しい技術の発明のみならず、人間が必要とするものや理想とするものから生まれるべきものです。私たちインテルが形作る未来は、たった 1 つではなく、70 億の未来であり、そして日々増え続けているのです」と述べています。

未来のモビリティーへの欲求

インテルで人類学者として研究に取り組むベルは、これまでに人と技術の相関関係に関連し、人が持つ技術への期待とフラストレーションについて明らかにしました。世界 45 ヵ国・地域の 25 万人以上に実施したインタビューからの習得事項を基に、ベルは人が未来のモビリティー技術に求める 4 つの世界的なテーマを説明しました。4 つのテーマとは、「真のパーソナル化を支援すること」、「手間を無くすこと」、「その人の状況を理解すること」、「より良い自己実現を支援すること」です。

ドイツ・ベルリンにあるフラウンホーファー研究機構 信頼性・マイクロインテグレーション研究所が「スマート・クロージング(衣服)」のデモンストレーションを通じ、ますます微細化が進む技術はやがて人が接する物や空間の中に組み込まれ、目に見えないほどの存在になるという具体例を紹介しました。デモンストレーションでは、伸縮性のある回路基板が織り込まれた繊維素材から作られたジャケットを着用したサイクリストが、ブレーキを掛けるたびにそのジャケットがブレーキライトを点灯する様子を紹介しました。

この例は、未来の 4 つのモバイル技術のそれぞれのテーマを体現しています。サイクリストは、サイクリングという体験をよりパーソナルに楽しむことができ、しかもその際、ジャケットの機能の操作に手間取られることなく、常にサイクリングに集中できます。このジャケットはまた、視認性の向上により、日夜問わない安全なサイクリング体験を支援します。

求められる技術要素

ベルは、インテルと開発コミュニティーはこれらの欲求に応えるために、スマートフォンやタブレットなど今日ある機器の先を考え、インフラストラクチャーから個人データ、空間、人との関与まで大局的な視野で物事をとらえる必要があると、参加者に強く呼びかけました。ベルは、未来の最高の技術とは、個人個人の状況を完全に認識し、各人に合わせた、真にパーソナルな体験を提供する技術であると言及しました。これにより、半導体やオペレーティング・システム、ミドルウェア、アプリケーション、サービスなどの技術要素の開発の方向性が明確になります。

ベルは「グローバル・ビジョンの実現には、技術が実現することと、人々の期待との間で恒常的な相互作用が必要になります。インテルは世界中の有力な開発者と連携し、最高の技術を実現し、半導体から利用体験に至るこの革新を推進していきます」と述べています。

真にパーソナル化されたモバイル体験に必要な真の省電力化

ベルは、今日よりも桁違いに低い消費電力特性が求められるモバイルの将来について説明しました。さまざまな機器が人を理解する機能を向上させていくには、低消費電力で持続的に動作するセンサー機能が必要になります。インテル コーポレーション 副社長 兼 ニューデバイス事業本部長のマイク・ベルが登壇し、この実現可能性を裏付ける例として、一杯のワインをバッテリー源として動作する実験的なマイクロプロセッサーのデモンストレーションを行いました。実験では、マイクロプロセッサーの起動、センサーによる状況認識、電子ペーパーへの画像送信を実演しました。

マイク・ベルは「将来のウェアラブル機器やセンサーなど、頻繁な充電や電源ケーブルの存在が阻害要因だったスマート機器市場では低消費電力は必須です。低消費電力が実現した時に初めて、技術は真にパーソナル化され、私たちの生活の中、あるいは移動する場所や空間に技術が組み込まれるようになります」と述べています。

状況認識の重要性

真にパーソナル化されたモバイル体験を実現させるアプリケーションやサービスの開発を行う開発者にとって、ユーザーの行動とその状況を機器に理解させるためのミドルウェアは、重要なもう一つの技術要素となります。状況認識型技術のデモとして、スマートフォンのマイクが、音声を常にモニターすることで、通話をしている二人の人間の距離を判断し、二人の間の距離が近くなったときにそれを感知するというデモを行いました。この感知情報は、レストランのお店選びなど、付近で利用できるサービスのお勧め探しにも応用でき、ペアやグループなどその構成に応じたお勧めが提供されます。例えば、そばにいるのが友人、あるいは子供、仕事仲間だった場合、それぞれに応じて異なるお勧めが提案されます。

またベルは、状況認識技術が「セキュリティー」と「個人の利便性」の両立に有用でありえることを示すデモンストレーションを行いました。スマートフォンに人の歩行パターンをモニターさせ、そのパターンを基に持ち主が認識され、持ち主がスマートフォンの特定の機能を利用できるようにする様子を紹介しました。ベルは、正当な持ち主の管理のもと、安全に利用される場合、モバイル機器の将来のセキュリティー・モデルとして、この階層化されたアプローチは興味深いものになると、言及しました。

ベルの講演の最後として、インテル コーポレーション クラウド・サービス事業部長のピーター・ビドルが、人の個人情報がその人の所有、利用するすべての機器、SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)で安全に守られているかを把握できるダッシュボードを提示するクラウド・サービスの研究コンセプトのデモンストレーションを行いました。

インテルについて

インテルは、革新的なコンピューティング技術で世界をリードする企業です。インテルは、仕事や生活で利用される様々なコンピューティング機器の基礎となる重要な技術を開発しています。インテルに関する情報は、http://www.intel.co.jp で入手できます。

以上

* Intel、インテル、Intel ロゴは、米国およびその他の国におけるインテルコーポレーションの商標です。

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