インテル、低消費電力、高性能 マイクロアーキテクチャー「Silvermont」を発表

インテル

低消費電力、高性能 マイクロアーキテクチャー「Silvermont」を発表

2013 5 7

<ご参考資料>

* 2013 5 6 日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳です。

ニュース・ハイライト

  • インテルは、性能と電力効率の大幅な向上を実現するインテルの 22 nm(ナノメートル)プロセス技術に基づく 3 次元トライゲート・トランジスター技術採用のシステム・オン・チップ(SoC の新デザイン Silvermont マイクロアーキテクチャーを発表
  • Silvermont マイクロアーキテクチャーは、現行のインテル® Atom™ コアと比較して、最大で 3 倍の性能を有し、同一性能においての消費電力は 5 分の 1 *1 を実現
  • Silvermont は、一連の 22nm 製品の基盤として、タブレット、スマートフォン、マイクロサーバー、ネットワーク・インフラストラクチャー、ストレージに加えて、エントリー向けノートブック PC や車載インフォテインメントなどの市場セグメントを対象に提供

インテル コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ)は本日、全く新しい低消費電力、高性能マイクロアーキテクチャー「Silvermont」を発表しました。

このテクノロジーは、スマートフォンからデータセンターにいたる市場セグメントに求められている低消費電力を追求したものです。Silvermont は今年後半より発売される一連の画期的な製品群の基盤となり、性能と電力効率を大幅に向上させるインテルの最新 22nm プロセス技術に基づく 3 次元トライゲート・トランジスター技術を採用した SoC 製造プロセスを利用して製造されます。

インテル コーポレーション 主席副社長 最高製品責任者のダディ・パルムッターは「Silvermont は広範囲の製品および市場セグメントに対応するための、まったく新しい画期的な技術基盤です。すでに出荷を開始している Bay Trail(開発コード名)や Avoton(開発コード名)などの 22nm SoC 製品の初期サンプルは、顧客より好意的な評価をいただいています。今後は、この低消費電力マイクロアーキテクチャーの新製品開発を年次ベースで行っていく予定です」と述べています。

Silvermont マイクロアーキテクチャーの消費電力 1 ワットあたりの性能は、業界最高レベルの電力効率を実現します *2高度なレベルでバランスのとれた設計に基づき、ダイナミックレンジが拡張され、性能および電力効率ともにスケール・アップおよびスケール・ダウンが可能です。また、Silvermont は各種の標準指標において、現行のインテル® Atom™ プロセッサー・コアと比較して最大で 3 倍の性能と、同一性能において 5 分の 1 *1 の消費電力を示しています。

Silvermont」:次世代マイクロアーキテクチャー


インテルの Silvermont マイクロアーキテクチャーは、インテルの 22nm プロセス技術に基づく 3 次元トライゲート・トランジスター技術向けに設計され、最適化されています。インテルは、業界をリードするこのテクノロジーの利点を活用することで、性能と電力効率の大幅な向上を実現しています。

Silvermont マイクロアーキテクチャーのその他の特徴は次のとおりです。

  • 新しい「アウトオブオーダー」方式の実行エンジンにより、クラス最高のシングルスレッド性能を実現 *1
  • 最大 8 コアまでスケーリング可能な新しいマルチコアおよびシステム・ファブリック・アーキテクチャーにより、高帯域と低遅延、よりバランスが取れ応答性の高いシステムを実現する、より効率的な「アウトオブオーダー」方式のサポートを提供
  • 新しいインテル® アーキテクチャー・インストラクションとそのテクノロジーにより、広範囲な製品で、性能、仮想化、セキュリティーの管理機能が向上。これらのインストラクションは、インテルの既存 64 ビット製品および、すでに機器にインストールされている IA ソフトウェアをサポート
  • 消費電力管理機能の強化には、新しいインテリジェント・バースト・テクノロジー、低消費電力 C ステート、インテルの 3 次元トライゲート・トランジスター技術のメリットを活用した広ダイナミックレンジにおける動作などを含む。シングルコアとマルチコアをサポートするインテル® バースト・テクノロジー 2.0 は、電力効率に合わせてスケーリングされ、優れた応答性を実現

インテル コーポレーション フェロー チーフアーキテクトのベリ・クッタナは「設計とプロセス・テクノロジーの相互最適化により、Silvermont に課せられた目標を上回ることができました。インテルの強みであるマイクロアーキテクチャー開発と最新のプロセス・テクノロジーを融合させることで、性能と電力効率の大幅な向上を可能とするテクノロジー・パッケージが完成しました。これを達成できたことは誇りであり、Silvermont はインテルの新しいさまざまな低消費電力 SoC の強力かつ柔軟な基盤になると思います」と述べています。

さまざまなコンピューティング・ニーズに対応するアーキテクチャー

Silvermont は、今年後半に発売予定の一連の 22nm プロセス技術に基づく製品群の基盤となります。新しいマイクロアーキテクチャーによって 1 ワットあたりの性能が向上したことで、これらの新製品を採用するコンピューティング・デバイスでも性能と応答性の大幅な向上が期待できます。

2013 年のクリスマス商戦向けタブレット用として開発が進むインテルのクワッドコア SoC 製品 Bay Trail(開発コード名)は、インテルの現行タブレット向け製品の 2 倍以上のコンピューティング性能を実現します *1Silvermont の柔軟性により、Bay Trail(開発コード名)から派生する各種プラットフォームは、画期的なサイズのエントリー向けノートブック PC やデスクトップ PC などの市場セグメントでも利用できます。

インテルの Merrifield(開発コード名)は、今年末までに顧客に出荷予定です。現行製品と比較して性能とバッテリー寿命が改善され *1、コンテキスト・アウェア・サービスとパーソナル・サービス、Web ストリーミングへの超高速接続、データ、デバイス、プライバシー保護の強化がサポートされます。

インテルの Avoton(開発コード名)は、データセンター用のマイクロサーバー *2、ストレージ、スケールアウト型ワークロード向けに業界最高となるエネルギー効率と 1 ワットあたりの性能を実現します。Avoton(開発コード名)はデータセンター向けとしては 2 世代目となるインテル® Atom™ プロセッサー SoC 製品であり、64 ビット対応、統合型ファブリック、エラーコード修正、インテル® バーチャライゼーション・テクノロジー、ソフトウェア互換性などサーバー製品に求められるすべての機能を備えています。Rangeley(開発コード名)はネットワークおよび通信インフラ向け製品で、エントリーレベルからミッドレンジレベルのルーター、スイッチ、セキュリティー・アプライアンスを対象としています。どちらの製品も、今年後半に出荷の予定です。

これらと並行して、インテル® Core™ プロセッサー向け、次世代 22nm Haswell(開発コード名)マイクロアーキテクチャーも業界をリードする進化を遂げています。画期的な「2-in-1」フォーム・ファクターやその他のモバイル・デバイス向けに低消費電力でありながら、フルに PC レベルの性能が得られる搭載製品の発売が今年後半に見込まれています。インテルはまた、22nm プロセス技術によるデータセンター向けインテル® Xeon® プロセッサー・ファミリーの刷新も予定しており、1 ワットあたり性能の改善などを実現します。

パルムッターは「Silvermont Haswell(開発コード名)の両マイクロアーキテクチャーの強みを持つインテルは、あらゆるコンピューティング・ニーズに対応し、優れた製品とユーザー体験を実現できる立場にあります」と述べています。

インテルについて

インテルは、革新的なコンピューティング技術で世界をリードする企業です。インテルは、仕事や生活で利用される様々なコンピューティング機器の基礎となる重要な技術を開発しています。インテルに関する情報は、http://www.intel.co.jp で入手できます。

以上

*  Intel、インテル、Intel CoreIntel AtomXeonIntel ロゴは、米国およびその他の国における Intel Corporation の商標です。

* その他の社名、製品名などは一般に各社の表示、商標または登録商標です。

*1 各種ベンチマークによる消費電力とパフォーマンスのさまざまな測定の幾何平均に基づいています。この幾何平均のベンチマークは、SunSpider* を含むブラウジング・ベンチマークおよびワークロード、Internet Explorer*FireFox*&Chrome*Dhrystone*でのページロード・テスト、CoreMark* を含む EEMBC* ワークロード、CaffineMark*AnTutu*Linpack*Quadrant* を含む Android* ワークロードの測定、SPECint* rate_base2000 および SPECfp* rate_base2000 での実測推測であり、Silvermont 運用システムをインテル® Atom™ プロセッサー Z2580 と比較したものです。結果ごとにバラツキが生じる場合があります。SPEC* CPU2000* ベンチマークは現在は使用されません。

*2 Silvermont と、アーキテクトの説明に従った ARM* ベースの主要モバイル競合製品の想定構成の比較のために実施された、SPECint* rate_base2000 での消費電力と性能の実測値と推測値の幾何平均に基づきます。類似構成を前提としています。実部品での検証後は数字が変わる可能性があります。結果ごとにバラツキが生じる場合があります。SPEC* CPU2000* ベンチマークは現在は使用されません。結果は推測値です。

性能に関するテストに使用されるソフトウェアとワークロードは、性能がインテル®マイクロプロセッサー用に最適化されていることがあります。SYSmark*MobileMark*のようなパフォーマンス・テストは、特定のコンピューター・システム、コンポーネント、ソフトウェア、操作、機能に基づいて行ったものです。結果はこれらの要因によって異なります。製品の購入を検討される場合は、他の製品と組み合わせた場合の本製品の性能など、他の情報や性能テストも参考にして、パフォーマンスを総合的に評価することをお勧めします。詳細については、www.intel.com/performance をご参照ください。

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