インテル
加速するネットワーク・サービスを支える次世代通信プラットフォームを公表
~ セキュア・ネットワーク性能を大幅に向上し、将来の需要に対応する拡張性を提供 ~
2012 年 2 月 15 日
<ご参考資料>
* 2012 年 2 月 14 日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳です。
ニュース・ハイライト
- パケット、アプリケーション、コントロール処理をインテル® アーキテクチャー上に統合する新通信プラットフォーム
- セキュリティー機能を損なうことなく、マルチメディア・コンテンツを一層効率的に処理
- ネットワーク機器メーカーによる製品開発の短縮とコストの削減、サービス・プロバイダーのネットワーク効率の高い関連機器の開発を可能にする拡張性の高い新プラットフォームを 2012 年後半に提供開始予定
インテル コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ)は、本日、インテルの次世代通信プラットフォーム(Crystal Forest :開発コード名)の主要機能を公開しました。通信インフラ市場におけるインテル製品の強化に向け、新しいプラットフォームでは、ネットワーク全般で一層効率的かつ安全なデータ処理を実現するとともに、クラウド接続やコンテンツ処理に適した処理機能を提供します。インテルは、Crystal Forest プラットフォームを 2012 年後半に提供開始する予定です。
ネットワークには日々、毎分 30 時間視聴相当のビデオがアップロードされ、2015 年には毎秒 IP ネットワークを通過するすべてのビデオを視聴するにはおよそ 5 年を要すると推測されています1。こうしたビデオ・トラフィックの増加は、ネットワーク機器メーカーやサービス・プロバイダーにとって大きな負担となっており、パフォーマンスやセキュリティーを損なうことなく、急増するトラフィックをコスト効率高く運用管理できるプラットフォーム・ソリューションが求められています。
現在、ネットワーク機器メーカーは、拡張性の高いネットワーク・プラットフォームの構築に、それに特化した多様なコプロセッサーとプログラミング・モデルを組み合わせることにより、複数の通信手法に対応しなければならず、非常に複雑でコストを要する開発工程を強いられています。機器メーカーは、Crystal Forest を利用することによって、アプリケーション、コントロール、パケット処理という 3 つの通信処理機能を IA(インテル・アーキテクチャー)マルチコア・プロセッサーで統合し、より優れたパフォーマンスを実現するとともに、製品開発を短縮することができます。同時に、将来のパフォーマンス向上に備えて、複数のオプションを持つ IA プロセッサーをベースに拡張性の高い製品ラインを開発できます。
インテルの次世代通信プラットフォーム Crystal Forest は、レイヤー 3 のパケット転送で最大 1 億 6,000 万パケット/秒のパフォーマンスを実現しており、ネットワーク・ノード毎に数千本の高解像度ビデオの伝送を可能にします。これまで 1 億パケット/秒を超える通信には、ASIC または専用プロセッサーが必要でした。インテルは、ソフトウェア・ライブラリとアルゴリズムから成るインテル® データ・プレーン開発キットを提供することにより IA プラットフォーム上のパケット処理パフォーマンスとスループットを向上し、従来のインテル・プラットフォームに比べて 5 倍以上のパフォーマンス向上を実現しています。
Crystal Forest は、暗号化、圧縮、ディープ・パケット・インスペクション(DPI)など、特別な高速パケット処理を行うインテル® QuickAssist テクノロジーを備えています。この技術によって、安全なインターネット・トランザクションをプラットフォーム上で最高 100Gbps まで高速化できるため、サービス・プロバイダーはこれらのソリューションにコストを費やすことなく、大量のトランザクションを安全に処理できるようになります。同時に、特定のアプリケーションやオンライン金融取引で使用されているオプトイン型のネットワーク接続とは異なり、常に安全なインターネット接続を「オン」の状態にしておける「always-on」型ネットワークへと進化させることも可能です。
ネットワークに合わせて柔軟に変更可能な設計
Crystal Forest プラットフォームによって、中小規模ビジネス向けのファイアウォールからハイエンド・ルーターまで、ネットワーク機器メーカーはより柔軟な設計を行えます。同様に、簡略化されたプラットフォームの導入によって、サービス・プロバイダーはネットワークの維持管理に要するコストを削減できます。インテルのロードマップでは今後数年間にわたって毎年パフォーマンス向上を予定しているため、ネットワーク機器メーカーやサービス・プロバイダーは将来のネットワーク需要に合わせた規模の拡大や設計の見直しを柔軟に行えます。さらに、Crystal Forest では共通のアプリケーション・プログラミング・インターフェイス(API)やドライバーを使用するため、開発時間とコストを大幅に削減しながら多様な設計を行えます。
Crystal Forest プラットフォームのシステム・シミュレーション機能
開発者は Wind River Simics* が提供する Crystal Forest プラットフォームのシミュレーション・モデルを使用して、ソフトウェアの開発から検証、システム化までの工程を短縮できます。Wind River Simics によって、Crystal Forest はあらゆる対象のコンフィグレーションをモデル化し、対象ソフトウェアに変更を加えることなく、モデル上で動作させることができます。開発者は一層効率的な BIOS の立ち上げ、オペレーティング・システム(OS)の最適化、アプリケーションの開発が可能です。
インテルについて
インテルは、革新的なコンピューティング技術で世界をリードする企業です。インテルは、仕事や生活で利用される様々なコンピューティング機器の基礎となる重要な技術を開発しています。インテルに関する情報は、http://www.intel.co.jp で入手できます。
以上
1. 出典:「Cisco ® Visual Networking Index、Forecast and Methodology 2010-2015」
* Intel、インテル、Intel ロゴは、米国およびその他の国における Intel Corporation の商標です。
* その他の社名、製品名などは、一般に各社の商標または登録商標です。
