インテル、次世代ハイパフォーマンス・コンピューティング・プラットフォームの詳細を公表
〜 インテル® Xeon ® プロセッサー E5 ファミリーが TOP500 にランク入り、1 テラフロップス超の性能を発揮するインテル® メニー・インテグレーテッド・コア(MIC)アーキテクチャーに基づく初のコプロセッサーをデモ 〜
2011 年 11 月 16 日
<ご参考資料>
* 2011 年 11 月 15 日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳です。
ニュース・ハイライト
- PCI Express*(PCIe)3.0 を搭載した世界初のサーバー向け製品、インテル® Xeon® プロセッサー E5 ファミリーが TOP500 にランク入り。10 システムのスーパー・コンピューターに搭載
- インテル® メニー・インテグレーテッド・コア(MIC)アーキテクチャーに基づく初の商用コプロセッサー「Knights Corner」(開発コード名)が、倍精度性能で初めて 1 テラフロップスの壁を突破 **
- 最新の TOP500 に新たにランク入りしたスーパー・コンピューターの 85%がインテル・プロセッサーを搭載。223 システムにインテル® Xeon® プロセッサー 5600 番台が搭載
インテル コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ)は、ハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)の国際会議 SC11 において、HPC 向けに設計された次世代のインテル® Xeon® プロセッサーおよびインテル® メニー・インテグレーテッド・コア(MIC)アーキテクチャーに基づくプラットフォームの詳細を明らかにしました。インテル コーポレーション テクニカル・コンピューティング事業部長のラジブ・ハズラは、SC11 の講演で、次世代のインテル® Xeon® プロセッサー E5 ファミリーが、PCI Express(PCIe)3.0** を搭載した世界初のサーバー向けプロセッサーとなると述べました。PCIe3.0 は、インターコネクト性能は PCIe*2.0 仕様 ** の 2 倍を超える見込みで **、省電力と高密度のサーバー導入を実現します。PCIe 3.0 仕様を利用した新型ファブリック・コントローラーでは、HPC スーパー・コンピューターのノード数増加に比例した性能やデータ転送の効率的な向上が可能です。
初期評価でのベンチマーク結果によると、インテル® Xeon® プロセッサー E5 ファミリーは、前世代のインテル® Xeon® プロセッサー 5600 番台と比較してフロップスの理論性能値(Linpack* の測定による 1 秒当たりの浮動小数点演算回数)は最大 2.1* 倍 **、実際の HPC ワークロードを利用した実効性能は最大 70%向上します。
ハズラは、「インテル® Xeon® プロセッサー E5 ファミリーは、私たちの予想以上にお客様に受け入れられており、インテル史上最も早く TOP500 にランク入りしたプロセッサーとなりました。今日の科学活動において、大量の情報の収集、分析、共有は不可欠なものとなっており、精密に設計された新たなレベルのプロセッサー・パフォーマンスと技術が必要です」と述べています。
インテル® Xeon® プロセッサー E5 ファミリーは、米国テキサス先端計算センター(TACC)の 10 ペタフロップスの「Stampede」、米国大気研究センター(NCAR)の 1.6 ペタフロップスの「Yellowstone」、大型集中計算施設(GENCI)の 1.6 ペタフロップスの「Curie」、国際核融合エネルギー研究センター(IFERC)の 1.3 ペタフロップス システム、米航空宇宙局(NASA)の 1 ペタフロップス超の「Pleiades」の拡張版など、近日導入予定のスーパー・コンピューターが多数、発表されています。
インテルは今年 9 月から一部のクラウドおよび HPC 顧客向けにインテル® Xeon® プロセッサー E5 ファミリーの限定出荷を開始しています。同社は、2012 年上半期には幅広く提供を開始する予定です。インテル® Xeon® プロセッサー E5 ファミリーは、インテル® Xeon® プロセッサー 5500 番台/5600 番台世代の出荷開始時のほぼ 2 倍にあたる 400 種類以上の製品に採用されています。
初のテラフロップス水準のインテル® MIC コプロセッサー
インテルはまた、高度に並列化されたアプリケーション向けに、非常に効率的でプログラミングの容易なプラットフォームの提供に取り組んでいます。SC11 におけるインテルの展示ブースでは、インテル® MIC アーキテクチャーが、気候モデリング、断層撮影、タンパク質の折り畳みや高度な物質シミュレーションなどへの利用を紹介しています。
インテル® MIC アーキテクチャー「Knights Corner」(開発コード名)コプロセッサーの初のデモンストレーションでは、インテル・アーキテクチャーが 1 テラフロップスを超える倍精度浮動小数点演算性能を発揮することを示しました(DGEMM* 倍精度行列積による測定)。単一の処理チップでこの性能水準を達成できることが実証されたのは、これが初めてです。
インテル® MIC の最初の製品「Knights Corner」は、最新の 3 次元トライゲート・トランジスターを採用したインテルの 22 ナノメートル(nm)プロセス技術を用いて製造され、50 個以上のコアが搭載されます。インテル® MIC アーキテクチャーでは、新たなプログラミング環境にコードを移植する必要がなく、既存のアプリケーションをインテル® MIC アーキテクチャー上で稼働させることができ、他の独自言語に書き換える時間やコスト、リソースを大幅に削減できます。
TOP500 スーパー・コンピューター
SC11 で発表された TOP500 の第 38 版は、世界の主要な科学者や研究機関のスーパー・コンピューターにインテル® Xeon® プロセッサーが引き続き採用されていることを示しています。前版以降、リストに新しくランク入りしたスーパー・コンピューターのおよそ 85%にインテル・プロセッサーが搭載されています。なかでも、インテル® Xeon® プロセッサー 5600 番台は、223 のシステムに採用されており、最も人気の高いプロセッサーです。インテル® Xeon® プロセッサー E5 ファミリーは、10 のシステムに採用されており、ソケット当たり 152G フロップス、効率 91%と、驚異的な記録を達成しています。トップ 10 のうち 5 システム、および TOP500 リストのおよそ 77%に、インテル・プロセッサーが搭載されています。
この報告書は、www.top500.org でご覧いただけます。ハズラのプレゼンテーションや画像など、SC11 の模様は、www.intel.com/newsroom/sc11 でご覧いただけます。
インテルについて
インテルは、革新的なコンピューティング技術で世界をリードする企業です。インテルは、仕事や生活で利用される様々なコンピューティング機器の基礎となる重要な技術を開発しています。インテルに関する情報は、http://www.intel.co.jp で入手できます。
以上
* Intel、インテル、インテル Xeon、インテル Pentium、Intel ロゴは、米国および他の国におけるインテル コーポレーションの商標です。
* その他の社名、製品名などは、一般に各社の商標または登録商標です。
** パフォーマンス試験に用いたソフトウェアやワークロードは、インテルのマイクロプロセッサー専用にパフォーマンスが最適化されている場合があります。SYSmark や MobileMark などのパフォーマンス試験は、特定のコンピューター・システム、コンポーネント、ソフトウェア、オペレーション、機能を用いて測定されます。これらの要素を変更することで結果が変わる場合があります。購入の検討に際しては、他の製品と組み合わせた場合の製品パフォーマンスなど、他の情報やパフォーマンス試験も参考にしてください。
構成: [インテル® Xeon® プロセッサー E5 対インテル® Xeon® プロセッサー 5600 番台 パフォーマンス] :
- 2S インテル Xeon プロセッサー E5 のスコア 342.7 は、2011 年 9 月 7 日に実施されたインテルの社内測定に基づく。インテル® Xeon® プロセッサー E5 2 個搭載の Intel Rose City プラットフォーム、Turbo オン、EIST オン、Hyper-Threading オン、64 GB メモリー(8 x 8GB DDR3-1600)、Red Hat * Enterprise Linux Server 6.1 beta for x86 _ 6 を使用。
- インテル® Xeon® プロセッサー X5690 (6-Core、3.46GHz、12MB L3 キャッシュ、6.4GT/s、B1 ステッピング) 2 個搭載の Intel Tylersburg-EP プラットフォーム、EIST オン、Turbo Boost オン、Hyper-Threading オフ、48GB メモリー(12x 4GB DDR3-1333 REG ECC), 160GB SATA 7200RPM HDD、Red Hat* Enterprise Linux Server 5.5 for x86 _ 64 with kernel 2.6.35.10 を使用。出典:Intel internal testing as of Apr 2011。スコア: 159.40 ギガフロップス。
インテルが 2011 年 10 月に実施した社内測定。詳しくは www.intel.com/performance をご覧ください。
*** 結果はインテルの社内分析に基づく推定値であり、目安として提供されているものです。システム・ハードウェアやソフトウェアの設計、構成の違いにより、実際のパフォーマンスは異なる場合があります。
