インテル
Apache Hadoop 対応インテル® ディストリビューションを発表
~ ビッグデータの活用が導く豊かな生活の実現を可能に ~
2013 年 2 月 27 日
<ご参考資料>
* 2013 年 2 月 26 日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳です。
ニュース・ハイライト
- インテル製品ベースに開発された Apache Hadoop 対応インテル® ディストリビューション・ソフトウェアは、ビッグデータへのより良いアクセスとその活用に向け、業界最高水準のパフォーマンスとセキュリティーを提供
- 20 以上のパートナーのサポートを受け、新しいソフトウェアを提供開始
- インテルは開発者コミュニティーと連携し、オープンソース業界に対するプラットフォーム強化の貢献を行うことで Apache Hadoop フレームワークを強化
- インテルはイノベーションを進めるために、研究と資本を投資、業界による Apache Hadoop ソフトウェア・ベースの分析ソリューションの確立を支援
インテル コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ)は本日、ビッグデータなどの日々膨大に生成/収集/保存されるデータを活用するためのソリューションである Apache Hadoop 対応インテル® ディストリビューション・ソフトウェア(インテル® ディストリビューション)を発表しました。Apache Hadoop 対応インテル® マネージャー・ソフトウェアを含むこのソリューションは、業界最高水準のパフォーマンスと改善されたセキュリティー機能を提供するインテル製品に対して開発されています。
ビッグデータの分析と理解が可能になることで、新しい科学的発見、ビジネスモデル、消費者体験が実現し、社会を変革する可能性を秘めています。しかし、現状ビッグデータ向けに利用可能なテクノロジーや手法、機能はデータの種類に対する柔軟性の欠如や高額な導入コストなどの理由により、世界でも限られた一部の組織だけがそれらの情報から価値を生み出すことができているにすぎません。
Hadoop は、ビッグデータ管理の優れたプラットフォームとして普及が進んでいる拡張性の高いクラスターサーバーにおける、多様かつ大量のデータを収集、処理するためのオープンソースのフレームワークです。数十億個のセンサーやインテリジェント・システム(と呼ばれる組込み機器)からかつてない規模で生み出される膨大な情報を前に、この Hadoop のフレームワークはオープン性と拡張性を維持しつつ、エンタープライズ品質のパフォーマンス、セキュリティー、管理性などの要求を満たす必要があります。
インテル コーポレーション データセンター&コネクテッド・システム事業本部 副社長 兼 データセンター・ソフトウェア事業部長のボイド・デイビスは、「私たち人間はもとより身の回りに存在するあらゆる機器が生み出す膨大な情報は、悪天候をピンポイントで正確に予測することや、終末医療向けのカスタマイズされた治療法の発見までをも含む、あらゆる場面で私たちの生活を豊かにする可能性と価値を秘めています。インテルは、オープンソース・コミュニティーがコンピューティング能力を余すことなく利用できるように機能強化に取り組んでおり、この取り組みを通じ、イノベーションの限界を広げ、ビッグデータがもたらすであろう変革の機会を実現する優れた基盤を業界に提供します」と述べています。
インテルだから提供できるパフォーマンスとセキュリティー
インテルは Apache Hadoop をベースにした、ビッグデータ分析の急速な進化に対応する革新的なオープン・プラットフォームを提供します。インテル® ディストリビューションは、業界で初めて、インテル® Xeon ®プロセッサーに搭載されるインテル® AES New Instructions(インテル® AES-NI)に対応した完全な暗号化の機能を備えています。Hadoop Distributed File System へシリコンベースの暗号化機能を組み込むことで、利用者はパフォーマンスを損なうことなくより安全にデータを分析できます。
インテル® Xeon® プロセッサーに備わるネットワークや I/O 技術の最適化性能により、分析パフォーマンスの新たな段階へ進むことができます。従来は処理完了までに 4 時間以上必要だった 1 テラバイト(TB)のデータの分析は、インテルのハードウェアとインテル® ディストリビューションのデータ処理ソリューションの組み合わせにより現在わずか 7 分間(注1)で実行することができます。世界中で 11 秒ごとに 1 ペタバイト(PB)のデータ(13 年分の HD 映像データに相当)が生成されるなか、インテルのテクノロジーは新たな可能性を開拓します。
例えば病院では、数百万の電子医療記録、一般の健康データ、患者からの要望記録などの分析を通じて、介護者のより迅速かつ正確な診断に加え、薬の効果/相互作用/投与量/潜在的な副作用などの特定をサポートすることで、データから抽出されたインテリジェンスを活用して患者のケア改善が可能になります。健康情報と決済情報の保護には世界的にも厳格なガイドラインが定められており、分析能力と同時にセキュリティーとプライバシー保護が必要不可欠です。
Apache Hadoop 対応インテル® マネージャー・ソフトウェアは、システム管理者が新しいアプリケーションの導入を検討する際の、クラスタの導入、設定、監視を簡素化します。また、これまでは Hadoop の設定とパフォーマンス基準に合わせて、個別のアプリケーションのリソース使用量をそれぞれ理解する必要がありましたが、Apache Hadoop 対応インテル® アクティブ・チューナー・ソフトウェアにより、パフォーマンスのチューニングの際に想定されるタスクを除外し、最適化されたパフォーマンスが自動的に設定されます。
インテルは戦略パートナーとともにこれらのソフトウェアを次世代のプラットフォームやソリューションに統合するために取り組んでおり、パブリック/プライベート・クラウド環境での導入を可能にします。インテル® ディストリビューションの提供開始には、1degreenorth、AMAX、Cisco、Colfax Corporation、Cray、Datameer、Dell、En Pointe、Flytxt、Hadapt、HStreaming、Informatica、Infosys、LucidWorks、MarkLogic、NextBio、Pentaho、Persistent Systems、RainStor、Red Hat、Revolution Analytics、SAP、SAS、Savvis、CenturyLink company、Silicon Mechanics、SoftNet Solutions、Super Micro Computer, Inc.、Tableau Software、TeraData、Wipro、Zettaset の各社からサポートが提供されます。
ビッグデータへの包括的なアプローチ
今回の新しいソフトウェアの提供は、インテルのデータセンター向けコンピューティング/ネットワーク/ストレージ/インテリジェント・システムの広範な製品ポートフォリオを拡充するものです。インテルが最近発表した、インテル® インテリジェント・システム・フレームワークにより、端末からデータセンターまでのエンドツーエンドの分析向けに価値ある情報の収集、分析、配信するための基盤を提供します。インテル® インテリジェント・システム・フレームワークは、一貫した、かつ拡張性の高いフレームワークを通じて、優れた接続性、管理性、セキュリティーを実現する相互運用可能なソリューション群で構成されます。
さらに、インテルはビッグデータ・エコシステムの進化に向けた研究と資本へ継続的に投資しています。インテルラボがその分析に関する最新の研究の最前線を担い、そしてそれらの研究には大量のデータ群をグラフ化するなど、データの関連性を可視化するためのソフトウェアである Apache Hadoop 対応インテル® グラフ・ビルダーの開発などが含まれます。インテル® グラフ・ビルダーはインテル® ディストリビューション向けに最適化されており、大量のカスタムコードの開発の必要性がないため、開発期間を短縮できます。一方で、MongoDB の企業である 10gen やビッグデータ分析ソリューションを提供する Guavus Analytics など、インテルキャピタルは革新的なビッグデータ分析テクノロジーに投資をしています。
インテルについて
シリコンの技術革新で世界をリードするインテルは、人々の仕事と生活をさらに豊かにする先進的な技術と製品を開発、イニシアチブを推進していきます。インテルに関する情報は、http://www.intel.co.jp で入手できます。
以上
* インテル、Intel ロゴ、Intel Xeon は、米国およびその他の国における Intel Corporation の商標です。その他の社名、製品名などは、一般に各社の商標または登録商標です。
(注 1)インテル調べ
