インテル国際学生科学フェア 2014
日本代表の 2 プロジェクトが部門優秀賞を受賞
~ 世界中の高校生科学者が Intel ISEF で研究成果を披露 ~
2014 年 5 月 19 日
インテル株式会社(東京本社:東京都千代田区丸の内 3-1-1、代表取締役社長 江田 麻季子)は、5 月 11 日~16 日(現地時間)に米国カリフォルニア州ロサンゼルスで開催された 2014 年インテル国際学生科学技術フェア「Intel International Science and Engineering Fair 2014」(Intel ISEF)で、日本から参加した代表チームが発表した 2 プロジェクトが部門優秀賞を受賞したと発表しました。
Intel ISEF は、高校生を対象とした世界最大の科学コンクールで、インテルはそのメイン・スポンサーを務めています。今年は世界 70 以上の国と地域から選抜された 1,700 人以上の生徒が参加し、1,200 人もの審査員に対して研究内容を発表しました。審査員には、専門分野で 6 年以上の研究歴をもつ研究者や博士号取得者などがボランティアとして参加しています。
日本からは、Intel ISEF の提携フェアである高校生科学技術チャレンジ(JSEC、朝日新聞社・テレビ朝日 主催)と日本学生科学賞(読売新聞社 主催)のコンテストを勝ち抜いた高校生等、14 プロジェクト、合計 23 名が Intel ISEF に参加しました。
このうち 2 プロジェクトが、動物科学部門とエネルギー・運輸部門でそれぞれ部門優秀賞 2 等賞を獲得しました。日本代表の入選者と各プロジェクトの内容は以下の通りです。
(年齢・所属は本大会終了時点のもの)
- 動物科学部門 優秀賞 2 等賞
富山県立高岡高等学校 3 年 林 靖人(はやし やすひと)さん(17 歳)
テーマ:「ダンゴムシの左右交互に曲がる行動がどのように起こるか ~ 触角の役割からそのメカニズムに迫る ~」
オカダンゴムシの転向反応のメカニズムを、触角の役割によって解明した研究。これまで有力な説であった「左右の脚の運動量の差」が左右の触角の接触に偏りを生むことを発見し、触角の接触と脚からの刺激という一見関係のないように見える 2 つをつなぎ、交替性転向反応を論理的に説明することに成功しました。
林さんは「名前を呼ばれるとは思っていなかったので、実際に呼ばれたときには信じられませんでした。」と語ってくれました。
- エネルギー・運輸部門 優秀賞 2 等賞
宮城県立仙台第二高等学校 3 年 山中 美慧(やまなか みえ)さん(17 歳)
テーマ:「塩害に強いあじさいを用いた色素増感太陽電池 ~ 被災地から復興へ ~」
アジサイを利用した色素増感太陽電池を作製し、その高効率化と実用化を目指した研究。アジサイの色素を使った電池が他の色素を使った電池と比べても優れた電池特性を持ち、津波被害のあった沿岸部でも効率的かつ安定した自然エネルギーを供給できる可能性を示しました。
部門優秀賞に加えて、山中さんは特別賞として、欧州原子核研究機構(CERN)賞、アメリカ化学会賞を同時受賞しました。受賞の喜びを「日本チームで、一緒に頑張って練習した仲間と同時に受賞できたことがとてもうれしいです」と山中さんは語ってくれました。
また他にも、2 プロジェクトが、特別賞として、アメリカ地球科学協会賞とブルーノ・ケスラー財団賞を受賞するなど、日本のプロジェクトは好成績を収めました。特別賞に入選したプロジェクトの内容は以下の通りです。
- エネルギー・運輸部門 欧州原子核研究機構(CERN)賞、アメリカ化学会賞 佳作
宮城県立仙台第二高等学校 3 年 山中 美慧(やまなか みえ)さん(17 歳)
テーマ:同上
- 地球惑星科学部門 アメリカ地球科学協会賞 1 等賞
法政大学 1 年 本松 千波(もとまつ ちなみ)さん(18 歳)
テーマ:「縞状鉄鉱層の形成過程」
縞状鉄鋼層の色鮮やかな縞模様がどのようにしてできたのかを検証した研究。堆積の様子を調べ、縞模様が潮の満ち引きによって作られたという自らの推察を、縞の数を数え、また計算によって求めた潮の満ち引きの周期によって検証しました。
- コンピューター科学部門 ブルーノ・ケスラー財団賞
兵庫県灘高等学校 3 年 矢倉 大夢(やくら ひろむ)さん(17 歳)
テーマ:「ユーザーインタラクションを用いた楽曲の構造理解システム ~ ボーカロイドとニコニコ動画を題材に ~」
従来のボーカロイド楽曲の構造理解へのアプローチである音響信号の解析に加えて、ニコニコ動画のコメント機能を用いて投稿された文章を分析することによって、構造理解の精度向上を可能にした研究。コンピューターは歌詞の意味を理解するのが苦手ですが、投稿コメントを利用することで、高い精度で「サビ」の検出を行いことができるようになりました。
受賞者の 3 人は「審査員の方々からの質問に詰まりながらもしっかりと答えることができ、しっかりアピールができたことが評価されて、受賞につながったのだと思います」と語ってくれました。
インテル株式会社代表取締役社長の江田麻季子は「今年も科学に情熱を燃やす 23 名の高校生等が日本代表として世界の舞台で活躍し、4 名の生徒が名誉ある賞を受賞しました。今回の経験を生かして、今後彼らには科学や技術の進歩に貢献し、社会が抱える多くの課題解決に前向きに取り組むなど、新しい未来を切り開いてくれることを期待しています」と述べました。
インテルは、コンピューティングの革新を世界でリードする企業です。世界で使用されるコンピューティング機器の基礎となる重要な技術を開発、製造しています。また、企業の社会的責任と持続性をリードする企業として、商用のマイクロプロセッサーとして世界で初めて“コンフリクト・フリー”に対応したマイクロプロセッサーを製造しています。インテルに関する情報は、http://www.intel.co.jp で入手できます。また、コンフリクト・フリーについての取り組みは、 http://www.intel.com/content/www/us/en/corporate-responsibility/conflict-free-minerals.html で紹介しています。
今回の受賞に関する写真をご希望の方は別途ご連絡ください。
以上
* Intel、インテルは、米国およびその他の国におけるインテル コーポレーションの商標です。
