インテル国際学生科学フェア2015、日本代表の4プロジェクトが優秀賞、また特別賞も受賞

インテル国際学生科学フェア 2015

日本代表の 4 プロジェクトが優秀賞、また特別賞も受賞

~ 代表チームからの 4 プロジェクト同時入賞は今大会が史上初 ~

2015 年 5 月 18 日

 インテル株式会社(東京本社:東京都千代田区丸の内 3-1-1、代表取締役社長 江田 麻季子)は、5 月 10 日~15 日(現地時間)に米国ペンシルベニア州ピッツバーグで開催された 2015 年インテル国際学生科学技術フェア「Intel International Science and Engineering Fair 2015」(Intel ISEF)において、日本から参加した代表チームが発表したプロジェクトのうち、4 プロジェクトが優秀賞、1 プロジェクトが特別賞を受賞したと発表しました。日本代表派遣団から 4 プロジェクトが優秀賞に入賞したのは今大会が初めてです。

 Intel ISEF は、高校生を対象とした世界最大の科学コンクールで、インテルはそのメイン・スポンサーを務めています。今年は世界 78 の国と地域から選抜された約 1,700 人に及ぶ生徒が参加し、1,200 人もの審査員に対して研究内容を発表しました。審査員には、専門分野で 6 年以上の研究歴をもつ研究者や博士号取得者などがボランティアとして参加しています。

 日本からは、Intel ISEF の提携フェアである高校生科学技術チャレンジ(JSEC、朝日新聞社・テレビ朝日 主催)と日本学生科学賞(読売新聞社 主催)のコンテストを勝ち抜いた高校生、13 プロジェクト、合計 19 名が Intel ISEF に参加しました。

 日本代表の入選者と各プロジェクトの内容は以下の通りです。

・動物科学部門 優秀賞 4 等賞

 愛媛県立長浜高等学校 2 年 重松 夏帆(しげまつ かほ)さん(16 歳)、山本 美歩(やまもと みほ)さん (16 歳)

 テーマ:「クマノミはなぜイソギンチャクに刺されないのか」

 長浜高の水族館で飼育しているハタゴイソギンチャクとカクレクマノミを研究し、クマノミの体の粘液に含まれるマグネシウムがほかの魚より多いために刺されないことを発見しました。

・地球環境科学部門 優秀賞 3 等賞

 宮城県仙台第二高等学校 3 年 遠藤 意拡(えんどう いひろ)さん(17 歳)

 テーマ:「砂山シミュレーション ~揺れによる斜面崩壊~」

 斜面の崩れ方には、雨や雪などが大量に浸透したり、人為的要因(道路建設等)や地震動など多くの要素があります。その中でも地震による被害について、斜面を含んだ山の裾野の形である「等高線」に着目し、崩れ方を山の斜面角度から予測し、地図形式「スフラマップ」でまとめました。

・機械工学部門 優秀賞 4 等賞

 千葉市立千葉高等学校 2 年 市毛 貴大(いちげ たかひろ)さん(17 歳)

 テーマ:「ロータリーエンコーダを位相比較器として用いた DC モーターの PLL 制御」

 扇風機の回る羽根の向こうに、電源タップの光る LED を見たとき、羽根の回転速度によって光の見え方が変化することに気が付きました。その現象の原因は、電源タップの LED が AC 電源の 50Hz のタイミングで点滅していたため、羽根が LED を隠すタイミングによって光が見え隠れすることでした。そこで、この羽越しの光の見え方を利用したモーターの回転速度制御方法を思いつき、この方式と従来方式とを性能比較して、実用性について検討を行いました。

・化学部門 優秀賞 3 等賞

 宮城県仙台第三高等学校 2 年 門口 尚広(かどぐち なおひろ)さん(16 歳)

 テーマ:「銅箔を金箔のように変化させる」

 銅の特性に注目し、日本の工芸品にも使われる金箔(きんぱく)や銀箔(ぎんぱく)の色を原材料費の安い銅箔(どうはく)で生み出す研究をしました。

・アメリカ園芸学会賞 3 等賞

 茨城県立並木中等教育学校 6 年 久保 裕亮(くぼ ゆうすけ)さん(17 歳)

 テーマ:「エチレンはどのようにカイワレダイコンの子葉をカールさせるのか ~細胞レベルのメカニズムを探る~」

 植物ホルモンのエチレンがカイワレダイコンの子葉に対して、下向きに巻くように曲がる「カーリング」という現象を誘導する原因を細胞レベルで明らかにしました。先行研究では、その原因は「表側の細胞の成長が促進されること」とされていますが、子葉の切片を作成し細胞の数・形を調べた結果、カーリングの原因は「エチレンによって子葉の裏側の細胞の成長が抑制され、表側よりも裏側が短くなること」だと分かりました。

 長浜高等学校の二人は「ステージの上はまぶしかったです。商品開発につながるような結果が出せたことを評価していただけたと思います」と語りました。また、千葉高等学校の市毛さんは「今まで頑張ってきてよかったです。Intel ISEF を経験して、英語で研究内容を伝えることの大切さと難しさを学びました。これからは語学とコミュニケーションの力を伸ばしていきたいです」と次の目標を語っていました。

 インテル株式会社 代表取締役社長の江田 麻季子は「若者は、未来のイノベーションと明日のグローバルな課題に立ち向かうための鍵であると信じています。工学、動物科学、化学などの幅広い分野にわたるテーマに対して情熱をもった高校生が日本代表として世界の舞台で活躍し、名誉ある賞を受賞したことをたいへん喜ばしく思います。そして、今回の彼らの成果に刺激を受け、今後、多くの若者が科学の分野において、その好奇心、想像力、そして創意工夫を活かし、興味のある内容に取り組んでくれることを期待しています」と述べました。

 また、Intel ISEF 全体としては、最高賞に当たるゴードン・ムーア賞(Gordon E. Moore Award)には、カナダ代表の Raymond Wang さんの「Aircraft Cabin Airflow: Curbing Disease Transmission(航空機客室内のエアフロー: 機内感染の抑制)」が受賞しました。次点にあたるインテル青年科学賞(Intel Foundation Young Scientist Award)には、米国テキサス州代表の Karan Jerath さんの「International Oil Spill Remediation: The Numerical Simulation of an in-situ Subsea Separator, Part II(国際規模の石油流出の浄化: in-situ 海底セパレーターの数値シミュレーション その 2)」と、カナダ代表の Nicole Sabina Ticea さんの「Low-Cost Disposable Device for Point-of-Care Nucleic Acid Testing of HIV: Sample-to-Answer in 60 Minutes for Less than $5.00(HIV の核酸ポイント・オブ・ケア検査のための使い捨て低コストデバイス:5 ドル以下 60 分以内の結果表示)」が選ばれました。

インテルについて

 インテルは、コンピューティングの革新を世界でリードする企業です。世界で使用されるコンピューティング機器の基礎となる重要な技術を開発、製造しています。また、企業の社会的責任と持続性をリードする企業として、商用のマイクロプロセッサーとして世界で初めて”コンフリクト・フリー”に対応したマイクロプロセッサーを製造しています。インテルに関する情報は、http://www.intel.co.jp

で入手できます。また、コンフリクト・フリーについての取り組みは、http://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/corporate-responsibility/conflict-free-minerals.htmlで紹介しています。

以上

* Intel、インテルは、米国およびその他の国におけるインテル コーポレーションの商標です。

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