インテル コーポレーション、モバイルでの勢いを増し、モノのインターネット(IoT)を加速化

インテル コーポレーション

モバイルでの勢いを増し、モノのインターネット(IoT)を加速化

新しいモバイル端末向けプロセッサー、LTE-Advanced プラットフォーム、顧客との契約を紹介

IoT 向けネットワーク・インフラへと転換を促す取り組みを発表

2014 年 2 月 25 日

<ご参考資料>

* 2014 年 2 月 24 日にスペインで発表されたプレスリリースの抄訳です。

ニュース・ハイライト

  • スマートフォン/タブレット向け 64 ビット対応のインテル® Atom™ プロセッサー(開発コードネーム:Merrifield)を発表、Android モバイル端末向け 64 ビット対応の次世代のクアッドコア インテル® Atom™ プロセッサー(開発コードネーム:Moorefield)の詳細を公開
  • 採用が進むマルチモードの LTE プラットフォーム、インテル® XMM™ 7160、競争力のある LTE Advanced の機能や性能を備えたインテル® XMM™ 7260 を紹介
  • インテル® Atom™ プロセッサーやインテルの通信プラットフォームを搭載したタブレットやスマートフォンの拡大を実現する、Lenovo、ASUS、Dell、Foxconn 各社との複数年契約を発表
  • IoT 向けネットワーク・インフラへと転換を促す Alcatel-Lucent、Cisco との協業を発表

 インテル コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ)社長のレネイ・ジェームズは、スペイン・バルセロナで開催されているモバイル・ワールド・コングレス 2014(MWC2014)で、複雑化するモバイル・ネットワークに対しても接続できる小型端末向けにインテルのコンピューティングや通信の技術・製品などを拡充・拡張させるとし、その詳細を説明しました。この製品群は、現在のモバイル・エコシステム(モバイル経済圏)の対抗軸となるもので、次のコンピューティングを形作る IoT の実現を支援します。

 ジェームズは記者発表会で、インテル® Atom™ プロセッサー 2 製品と LTE-Advanced 向けの通信プラットフォームを紹介するとともに、Lenovo、ASUS、Dell、Foxconn 各社と IA(インテル・アーキテクチャー)ベースのモバイル端末の拡充に関する複数年にわたる契約を発表しました。

 ジェームズは、モバイル端末やネット接続機器の数が爆発的に増大する IoT 時代を迎える今、インテルはネットワーク・コストの削減に向けそのインフラ・ストラクチャーを再設計するとともに、サービス事業者が膨大なデータからビジネスに有用な価値を見つけ、利用者により良い利用体験や新しいサービスを容易に提供できるよう支援すると述べました。

 ジェームズは「モバイル・エコシステムの持続的な成長は、コンピューティングでの困難な課題の解決にかかっています。すなわち、数十億の機器の安全性や信頼性を担保しながら、それらの機器で先進のコンピューティング/通信技術を利用できるようにし、やりとりされるデータの可能性を拓くことです。今回発表された業界をリードする通信製品と新しいコンピューティング・プラットフォームにより、今後のモバイル・コンピューティングや IoT を率先して形成できる体制が整いました」と述べています。

新しいインテル® Atom™ プロセッサーと LTE-Advanced 向け通信プラットフォーム

 インテルは、2.13GHz で動作するインテル® Atom™ プロセッサー Z3480(開発コードネーム:Merrifield)を発表しました。同プロセッサーは、Android スマートフォンとタブレット向けの製品で、高速な動作、優れた性能と長時間のバッテリー持続を両立させます。同プロセッサーは、64 ビット対応の SoC(システム・オン・チップ)であり、メインストリーム/パフォーマンスの両セグメントでクラス最高の処理性能を発揮し、処理負荷の高いアプリケーションやウェブ・アプリケーション、簡単なメディア編集などで競合製品の性能を大きく上回ります *1。また、バッテリー持続時間もクラス最高を誇ります *2。

 インテル® Atom™ プロセッサー Z3480 は、22nm(ナノ・メートル)プロセス技術に基づく Silvermont マイクロアーキテクチャーを採用し、グラフィックス IP コアに Imagination Technologies の PowerVR シリーズ 6 を搭載しています。また、インテル® XMM™ 7160 LTE プラットフォームと容易に協調動作できる設計となっています。同プロセッサーは、インテル Atom ベースの SoC として、初めて新しいインテル® インテグレーテッド・センサー・ソリューションを採用しており、センサーデータを効率的に管理し、機器が低電圧動作の状態にあってもアプリケーションが活発に状況を認識し続けられるようにします。インテルでは、同プロセッサーを搭載した機器が今年第 2 四半期に複数のシステム・メーカーから発表されると見込んでいます。

 ジェームズは、すべてのインテル® Atom™ プロセッサーが、すでに 64 ビット・コンピューティングの利用体験を可能にしている点について言及しました。ジェームズは「64 ビット・コンピューティングは、デスクトップ PC からモバイル機器へと移っています。インテルは、64 ビット・コンピューティングを熟知しており、現在、複数の OS 向けに 64 ビット対応のプロセッサーを出荷している唯一の企業であり、Android の 64 ビット化にも対応できます。加えて、インテルはすでに複数の OS 向けに 64 ビット・カーネルを提供しているため、インテル® Atom™ プロセッサーを選択したシステム・メーカーは、OS やアプリケーションが進化した時点で直ちに 64 ビットを体験できる基盤を手にできることになります」と述べています。

 インテルはさらに、今年後半に提供を予定している 64 ビット対応の次世代 インテル® Atom ™ プロセッサー(開発コードネーム:Moorefield)の詳細を紹介しました。Moorefield は、Merrifield の特長に加え、最大 2.3GHz で動作する IA コアを 2 個追加したほか、GPU の強化やより高速なメモリーのサポートが図られています。Moorefield は、本日発表されたインテルの 2014 年の LTE プラットフォームであるインテル® XMM™ 7260 に最適化されています。

 インテル® XMM™ 7260 は、キャリア・アグリエーション(単一チップで最大 23 のキャリア・アグリエーションの組み合わせをサポート)やカテゴリー 6 の速度、また参入可能な市場が増えることを意味する TDD LTE と TD-SCDMA の両方式の対応など、LTE-Advanced 向けに競争力のある機能を提供します。MWC で、インテルは、キャリア・アグリゲーション技術を用いた LTE-Advanced のカテゴリー 6 の最大の双方向性能(ダウンリンクで 300Mbps、アップリンクで 50Mbps)を達成したインテル® XMM™ 7260 のデモンストレーションを行いました。インテル® XMM™ 7260 は、昨年発表したインテル® XMM™ 7160 プラットフォームをベースにしています。

 インテル® XMM™ 7160 は、世界の LTE ネットワークの 70%で動作が認証されており、スマートフォンやタブレット、2in1、Ultrabook™ など様々な製品での搭載が見込まれています。現在、Acer、ASUS、Dell、Lenovo、Samsung などのシステム・メーカーが、インテルの LTE プラットフォームを採用したシステムを出荷、あるいは計画しています。

 インテル コーポレーション 副社長 兼 モバイル&コミュニケーション事業本部長であるハーマン・ユールは「インテルは、ますます強力になるアプリケーション・プロセッサーや通信プラットフォームなどからなる非常に競争力の高いモバイル端末向け製品とともに今年を迎えています。Android スマートフォンとタブレット向けの新しいインテル® Atom プロセッサーは、64 ビット対応の性能やバッテリー持続時間に優れ、そして、新しいインテル® XMM™ 7260 プラットフォームは、エコシステムが求める LTE-Advanced の体験を提供します」と述べています。

モバイル・セキュリティーの強化と IA 上で利用できる Android アプリの拡充

 ジェームズは、Intel Security とマカフィーが提供する独自のデータ/デバイスの保護ソリューションにより、インテルがモバイル端末を安全に利用できるようにする取り組みで業界をリードしていると述べました。特にインテル® Device Protection テクノロジー(インテル® DPT)は、マルウエアの脅威からユーザーを保護するとともに、企業ユーザーは IA ベースの Android 端末上で個人用データと業務用データを個別に管理できます。今年後半には、AirWatch や Citrix、マカフィーなど、モバイル端末管理ソリューションを提供する企業が、インテル® DPT を搭載したモバイル端末向けの拡張管理機能の提供を予定しています。また Dell などのシステム・メーカーから、インテル® DPT を搭載したタブレットが今年後半に出荷される予定です。

 またジェームズは、Android と iOS のモバイル端末向けにフル機能版の McAfee Mobile Security の無償提供を開始したと発表しました(注1) 。McAfee Mobile Security は、強化された保護機能に加え、IA ベースのモバイル端末向けとして初となる拡張セキュリティー機能を備え、市場で最も包括的な無償セキュリティー・ソリューションとなります。McAfee Mobile Security の無償版には、アンチウイルス、アプリ保護、ウェブ保護、通話/ SMS フィルターに加え、盗難防止や連絡先バックアップなどの機能が搭載されています。

 IA ベースの端末向けのアプリケーションの開発とその利用を促進させるため、ジェームズは、Android と Microsoft Windows のそれぞれの搭載端末に対応する開発用スイートのベータ版として、インテル® Integrated Native Developer Experience(インテル® INDE)を発表しました。またインテルは、組込みやモバイル・アプリケーション開発向けのインテル® System Studio 2014 に加え、より快適に動作する斬新なウェブ・アプリケーションやウェブ連動型のモバイル・アプリケーションの開発を簡素化し、開発期間を短縮させるインテル® XDK HTML5 開発ツールも発表しました。

注1 日本では以前からマカフィーよりMcAfee Mobile Securityの一部機能に限定した無償版を提供しています。マカフィーでは、従来からある有償版とともに、引き続き機能限定の無償版を提供します。

顧客との連携を強化し、インテル テクノロジーを搭載したモバイルデバイスの普及を加速

 インテル® Atom™ プロセッサーやインテルの通信技術を搭載したタブレットやスマートフォンの増大の象徴として、ジェームズは IA ベースのモバイル端末について主要システム・メーカーと締結した複数の新規複数年契約を発表しました。

 インテルと Lenovo は、インテルの技術を採用した新しいモバイル端末の発表を 2014 年に予定しています。両社はそれぞれのエンジニアリング・リソースを投入し、バリュー・セグメントからパフォーマンス・セグメントまで、さまざまなタイプのスマートフォンやタブレットを提供し、独自のユーザー体験を提供します。さらに、Lenovo は、インテルの LTE コネクティビティーを Ultrabook™ やマルチモード・デザインの製品に組込む計画を発表しました。

 Lenovo CTO(最高技術責任者)ピーター・ホルテンシウス氏は「Lenovo はこれまで、インテルと緊密に協業してきた歴史があり、スマートフォンの K900、マルチモードのノート型パソコンの Yoga シリーズ、さらに MIIX 2 や ThinkPad 8 タブレットなどを通して、素晴らしいコンピューティング体験を市場に提供してきました。インテルとの連携をさらに強固にし、スタイリッシュなスマートフォンから、ハイパフォーマンスなタブレットまで、インテルの技術を採用した多彩な製品を通して、刺激的なモバイル体験をユーザーに提供できることを楽しみにしています」と述べています。

 また、ASUS は、インテルの技術を採用したスマートフォンやタブレットの包括的な製品群を年内に投入すると発表しました。ASUS は先ごろ、インテルのプロセッサーと通信プラットフォームを採用したスマートフォンの ZenFone シリーズならびに PadFone mini を発表しました。また MWC2014 で、インテル® Atom™ プロセッサーとインテルの LTE コネクティビティーを搭載した ASUS Fonepad 7 LTE(ME3762CL)を発表しました。

 Dell とインテルは、昨年秋に発表された Dell Venue ブランドを皮切りに、長年にわたる両社の連携を広範にわたる斬新なタブレットを含めた連携へと、拡大させています。Dell からは、IA ベースの Android タブレットと Windows タブレットの両方が提供される予定です。

 さらに、Foxconn とインテルは、インテルの技術を基に高品質で手頃な価格の Android タブレットを世界規模で共同展開していくと発表しました。インテルは年内のタブレットへの提供を皮切りに Foxconn の製品向けにインテル® Atom™ プロセッサーと通信プラットフォームを提供する予定です。

無線ネットワークの転換により、IoT を促進

 モバイル端末の爆発的な増加や IoT 市場の急速な成長により、接続性の向上とリアルタイムでのデータ取得へのニーズが高まり、ネットワーク・インフラの転換を推し進めています。インテルは、ネットワーク・インフラのコストを削減すると同時に、サービス事業者が新しいサービスや機能、収益モデルを提供・開発できるよう、オープン規格や規模の経済が働く標準的なハードウェア/ソフトウェアを提供し、ネットワークの転換を支えています。

 インテルがデータセンターやクラウド事業で培ってきた標準規格を利用したアプローチの利点を通信ネットワークでも応用させる取り組みの一環として、ジェームズは Network Function Virtualization(NFV)と Software Defined Network(SDN)の普及に向け、Alcatel-Lucent、Cisco とのパートナーシップを強化すると発表しました。IA 上でのこれら技術の最適化に向けた協業により、サービス事業者は、新しいサービスを迅速に展開できる、高速かつ柔軟性の高いネットワークを利用できるようになります。

 ジェームズは、China Mobile や SK Telecom、Telefonica などの世界的な通信事業者との間で、パーソナライズ/状況認識型サービスの導入や各社の資産の有効活用、あるいはネットワークの導入やアップグレードの簡素化など NFV や SDN の利点を実証する数々の試験的な取り組みを展開しており、それらを紹介しました。

 MWC 2014 でのインテルの発表は、http://www.intel.com/newsroom/mwc で入手できます。

以上

* Intel、インテル Atom、インテル XMM、Ultrabook、Intel ロゴは、米国およびその他の国におけるインテル コーポレーションの商標です。

* その他の社名、製品名などは、一般に各社の商標または登録商標です。

*1 WebXPRT*2013 と MobileXPRT*2013 の総合スコアと SPECint*base2000 を基にした内部評価。Qualcomm* Snapdragon*800 とインテル® Atom™ プロセッサー Z3480 の比較

*2 BatteryXPRT*2014 を基にした Snapdragon*800 とインテル® Atom™ プロセッサー Z3480 の比較

* 性能に関するテストに使用されるソフトウェアとワークロードは、性能がインテル® マイクロプロセッサー用に最適化されていることがあります。SYSmark や MobileMark などの性能テストは、特定のコンピューター・システム、コンポーネント、ソフトウェア、操作、機能に基づいて行ったものです。結果はこれらの要因によって異なります。製品の購入を検討される場合は、他の製品と組み合わせた場合の本製品の性能など、ほかの情報や性能テストも参考にして、パフォーマンスを総合的に評価することをお勧めします。詳細は、http://www.intel.com/performance で入手できます。

* インテルは、BenchmarkXPRT 開発コミュニティーのメンバーであるとともにスポンサーを務めています。また、XPRT のベンチマークの主要開発者でした。Principled Technologies が、XPRT のベンチマークを発行しています。製品の購入を検討される場合は、ほかの情報や性能テストも参考にして、パフォーマンスを総合的に評価することをお勧めします。

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