インテル コーポレーション ハイパフォーマンス・コンピューティング向け新製品の投入計画を発表

インテル コーポレーション
ハイパフォーマンス・コンピューティング向け新製品の投入計画を発表
~ インテル® メニー・インテグレーテッド・コア(MIC)チップが科学研究などを加速 ~

2010 年 6 月 1 日

<ご参考資料>
* 2010 年 5 月 31 日にドイツで発表されたプレスリリースの抄訳です。

ニュース・ハイライト

  • 最初の製品「Knights Corner」(開発コード名)は、インテルの 22 ナノメートル(nm)プロセス技術の採用。ムーアの法則により 50 コア以上を搭載へ
  • インテル® Xeon® プロセッサーとインテル® メニー・インテグレーテッド・コア(MIC)アーキテクチャーに基づく製品は、共通のツール、ソフトウェア・アルゴリズム、プログラミング手法を利用
  • インテルの「Larrabee」(開発コード名)プログラムやシングルチップ・クラウド・コンピューターなどメニーコア関連研究開発から誕生した製品
  • ISC TOP500 リストにおいて、インテル・プロセッサー搭載システムは、およそ 82%の 408 システムに拡大

インテル コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ)は、ドイツのハンブルグで開催中の「International Supercomputing Conference」(ISC)において、標準的なインテル・プロセッサーの性能を維持しながら、1 秒あたり最大数兆回規模の計算処理を実現することが可能なインテル® メニー・インテグレーテッド・コア (MIC)アーキテクチャーに基づいた新製品を投入する計画を発表しました。

調査、科学研究、金融および気候シミュレーションなどハイパフォーマンス・コンピューティング・セグメント向けに、最初の製品となる「Knights Corner」(開発コード名)をインテルの 22 ナノメートル(nm)プロセス技術により製造する予定です。この製品は、1 メートルの 10 億分の 22 メートルの大きさのトランジスターを集積し、ムーアの法則に基づき単一のチップ上に 50 以上のインテル・プロセッサー・コアを搭載します。数々の賞に輝くインテル® Xeon® プロセッサーが、大多数の作業負荷に対する最も高い処理能力を提供し、インテル® MIC アーキテクチャーは高度な並列アプリケーションの選択を支援します。

業界向け設計および開発キットの「Knights Ferry」(開発コード名)は現在、一部の開発者向けに出荷されており、インテルは、2010 年後半からインテル® MIC アーキテクチャー向けの広範な開発者向けツールを提供するプログラムを拡大する予定です。インテル® MIC アーキテクチャーおよびインテル® Xeon® プロセッサーの双方に対応した共通のインテル・ソフトウェア・ツールおよび最適化技術は多様なプログラミング・モデルをサポートします。これにより、科学者、研究者、エンジニアは比類ないパフォーマンスを手にすることができ、研究のスピードを加速するとともに、これまでのソフトウェア資産を保護します。インテル® MIC アーキテクチャーは「Larrabee」(開発コード名)を含むインテルの複数のプロジェクトや、シングルチップ・クラウド・コンピューターなどインテル・ラボの研究プロジェクトから誕生したものです。

欧州原子核研究機構(CERN)オープンラボ CTO(最高技術責任者)のスヴェール・ジャープ氏は「CERN オープンラボのチームはわずか数日で、複雑な C++ 並列ベンチマークをインテル® MIC ソフトウェア開発プラットフォームに移行することができました。精通したハードウェア・プログラミング・モデルにより、われわれはソフトウェアを予想以上の速度で実行することが可能になりました」と述べています。

インテル コーポレーション 副社長 兼 データセンター事業部長のカーク・スカウゲンは「インテル® Xeon® プロセッサーと新しいインテル® メニー・インテグレーテッド・コア(MIC)アーキテクチャー製品は、人類の最も困難な問題へのソリューションとして、科学研究の限界をさらに押し広げます。インテル® MIC アーキテクチャーは、世界最高のスーパー・コンピューターのおよそ 82%にすでに採用されている、インテルの優れた HPC 製品とソリューションを拡張します。今日の投資は、世界の HPC コミュニティーへのインテルの約束を表しています」と述べています。

スーパーコンピューティング Top500

「International Supercomputing Conference」(ISC)で発表された第 35 回の「TOP500」リストでは、およそ 82%の 408 システムがインテル・プロセッサーを採用しており、引き続きハイパフォーマンス・コンピューティング分野での勢力を持続しています。90%以上のクアッドコア・プロセッサー・ベースのシステムがインテル・プロセッサーを採用しています。インテル® Xeon® プロセッサー 5500 番台は前回のリストの 95 システムから 186 システムに採用数が増加しました。インテル・プロセッサーは世界トップ 10 のうち 3 システムに、世界トップ 50 システムの約半数に搭載されています。本年 3 月に発表したインテル® Xeon® プロセッサー 5600 番台(開発コード名 Westmere-EP)が 7 システムに採用され、インテル® Xeon® プロセッサー 7500 番台(開発コード名 Nehalem-EX)が 2 システムに採用されています。

年 2 回発表されるスーパー・コンピューターのリスト「TOP500」は、マンハイム大学のハンス・モイヤー氏、米国エネルギー省 国立エネルギー研究科学コンピューティング・センターのエリック・ストロマイヤー氏およびホルスト・サイモン氏、テネシー大学のジャック・ドンガラ氏が監修しています。レポートの詳細は、http://www.top500.org(英語)をご覧ください。

新しいエクサスケールの研究所

マルチ・ペタフロップスからエクサフロップス級のコンピューティングでの大規模なシミュレーションの実行において拡大する課題に対応するため、インテル、ユーリヒ総合研究機構(FZJ)、パーテックはユーリヒにエクサクラスター・ラボラトリー (ECL)を建造する複数年契約を発表しました。この研究所はマルチ・ペタフロップスおよびエクサフロップス級システム向けの主要な技術、ツール、手法を開発し、システムの拡張性および弾力性を推進します。ECL はヨーロッパに広がる研究およびイノベーション・センターのネットワークである、インテル・ラボ・ヨーロッパに参加する最新のメンバーです。

ISCの基調講演の様子は、http://lecture2go.uni-hamburg.de/live(英語)で公開される予定です。

インテルについて

シリコンの技術革新で世界をリードするインテルは、人々の仕事と生活をさらに豊かにする先進的な技術と製品を開発、イニシアチブを推進していきます。インテルに関する情報は、http://www.intel.co.jp で入手できます。

* Intel、インテル、インテル Xeon、Intel ロゴは、米国および他の国におけるインテル コーポレーションの商標です。
* その他の社名、製品名などは、一般に各社の商標または登録商標です。

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