インテル コーポレーション Arduino との連携を発表
製作者や学生の創造力・学習力・発明意欲を刺激
~ インテルの技術に基づく初めての Arduino 互換の開発ボードを発表、
世界の大学 1,000 校に寄贈 ~
2013 年 10 月 4 日
<ご参考資料>
* 2013 年 10 月 3 日にイタリアで発表されたプレスリリースの抄訳です。
インテル コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ)CEO(最高経営責任者)のブライアン・クルザニッチは、製作者や教育関連のコミュニティーで広く利用されていオープンソースのハードウェア・プラットフォームを開発する Arduino LLC と連携することで合意したと発表しました。クルザニッチはまた、インテル® アーキテクチャーを採用した初の Arduino 互換開発ボード製品となるインテル® Galileo 開発ボードを公開しました。
芸術家やデザイナー、DIY 愛好家ほか、技術にあまり精通していない人々でも、Arduino 互換の開発キットやソフトウェア・プログラミング・インターフェースを利用することで、インタラクティブなモノや環境を容易に作り上げることができます。
インテルと Arduino コミュニティーは、広がる製作者のコミュニティーに向けて、インテル® Galileo 開発ボードを基にインテルのテクノロジーの持つ性能や拡張性、可能性を備えた将来の製品の実現に向け緊密に連携していきます。
この一環として、クルザニッチは、今後 1 年半にわたり、インテル® Galileo 開発ボード 5 万枚を世界中の大学 1,000 校に寄贈すると発表しました。
クルザニッチは「インテルは、教育分野でのこれまでの取り組みにより、実際に手を触れながら学ぶことこそ、科学・技術・工学・数学での興味を喚起すると確信しています。私自身、昔からの“製作者”であり、テクノロジーの持つ素晴らしい可能性、そしてそこから生まれるモノに夢中になります。Arduino との実りある連携に期待するとともに、私たちの想像力の限界を押し上げる素晴らしいインテル製品を、製作者コミュニティーに提供できることを楽しみにしています」と述べています。
インテルはすでに、世界各地の大学 17 校と、インテル® Galileo 開発ボードを利用したカリキュラムの構築に着手しています。この教育分野での取り組みを通じて、インテルのテクノロジーの持つ性能・機能をできる限り多くの教育者や学生が利用できるようにすることを目指します。インテルでは、協業する大学が今後数カ月内でさらに増えると見込んでいます。
Arduino コミュニティーの創設者であるマッシモ・バンジ氏は「インテルと協力しながら取り組むこと、そして私たちの開発ボードで初めてインテルのテクノロジーの持つ性能が発揮されるようになることを楽しみにしています。インテルとの連携に期待するとともに、一致協力することにより、イノベーションを育む素晴らしい開発手段になると確信しています」と述べています。
サピエンツァ・イノベーション・センター ディレクターのステファン・トゥルーマン氏は「インテルとローマ大学サピエンツァ校の今回の合意により、インテルは欧州最大規模である当校の優れた研究成果を利用することができ、また、私たちはインテルからテクノロジー産業で培われた専門的な知識移転の構造化手腕を学ぶことができます」と述べています。
インテル® Galileo 開発ボード:さまざまな開発用途に対応
インテル® Galileo 開発ボードは、インテル® アーキテクチャーをベースに、Arduino との互換性を備えた初めての開発ボードであり、製作者および教育機関コミュニティー向けにデザインされたボードです。この製品は、新規のデザイナーや、もう一段上を目指すデザイナー向けの使いやすいプラットフォームです。
インテル® Galileo 開発ボードは、インテル技術の高い性能と、Arduino ソフトウェア 開発環境の使いやすさを併せ持つ製品です。この開発ボードはオープンソース・リナックス OS 上で Arduino ソフトウェア・ライブラリーとともに動作し、“スケッチ”と呼ばれる既存のソフトウェアの拡張性の維持、再利用が可能です。インテル® Galileo 開発ボードは Mac OS*、Microsoft Windows*、Linux などのホスト OS 上でプログラム可能です。この開発ボードは、Arduino 用シールドのエコシステムと互換性のあるソフトウェア/ハードウェア向けに開発されています。
インテル® Galileo 開発ボードは、低消費電力で小型のコアを備えたインテル® Quark プロセッサー・ファミリーの最初の製品となる、インテル® Quark システム・オン・チップ(SoC)X1000 を搭載しています。インテル® Quark プロセッサー・ファミリーは、インターネットに接続された機器(Internet of Things:IoT)からウェアラブル・コンピューティングに至る急速に成長を続ける市場セグメントでの利用へと、インテル® アーキテクチャーを拡大します。インテル® Quark SoC X1000 はアイルランドで設計され、32 ビット、シングルコア/シングルスレッド、インテル® Pentium® ISA と互換性のあるプロセッサーで、最大 400 メガヘルツ(MHz)で動作します。
インテルの開発ボードは、Arduino 用シールドのエコシステムを超えたネイティブな用途/機能を拡大するため、ACPI、PCI-e、10/100 メガビット(Mb)イーサネット、SD、USB 2.0 端末や EHCI/OHCI USB ホスト・ポート、高速な UART、RS-232 シリアル・ポート、プログラマブルな NOR フラッシュ(8 メガバイト)、容易なデバッグを可能にする JTAG ポートなど、複数のコンピューティング業界の標準的な I/O インターフェースに対応しています。インテル® Galileo 開発ボードは、広範なソフトウェア開発環境である Arduino IDE の特長に加え、非改良の Linux ソフトウェア・スタックの先進的な機能を共通のオープンソースのツールに対応した単一のプラットフォームに統合しています。
インテル® Galileo 開発ボードは、ソーシャル・メディアに対応した LED 照明のディスプレイなどのシンプルかつインタラクティブなデザインを迅速に試作する場合や、家庭用電化製品の自動化やスマートフォンで制御する等身大ロボットの制作などの複雑なプロジェクトを遂行する際に有効なツールとなります。
インテル® Galileo 開発ボードは、11 月末までに提供開始予定です。購入方法や詳細については、http://maker.intel.com やwww.intel.com/support/go/galileo をご参照ください(英語サイト)。
インテルと教育、‘製作者’のコミュニティー
インテルは、イノベーションを促進するために、教室や研究室、自宅やガレージなどの作業場で起こっている‘Maker’ムーブメントをサポートしています。
インテルは、Maker Media 社、Pixar 社、Cognizant 社とともに Maker Education Initiative のスポンサーを務めています。またインテルでは、STEM 教育(STEM:科学・技術・工学・数学)での子供の創造性や楽しさを育むことを目的とした Start Making! プログラムを推進しています。インテルはこのプログラムを通じて、手軽に入手できる電子キット、ソフトウェア・ツール、日用品などを使用した、自宅や教室でも再現可能なハンズオンの学習活動を紹介しています。
インテルは、過去 10 年にわたり 60 カ国以上で高校までの教育と高等教育向けに 10 億ドル以上を投資しており、それぞれの教室に 21 世紀型学習を実現するために必要なツールとリソースを提供しています。
Arduino について
Arduino は、エレクトロニック・プロトタイプの製作を容易にすることを目的として 2005 年に始まったオープンソース・ハードウェア・プラットフォームのコミュニティーで急激に拡大しています。Arduino は開発者やエンジニアではない普通の人が技術知識がなくてもインタラクティブな製品を作ることを可能にします。Arduino のエコシステムは、安価で簡単にマイコンのプログラミングを学ぶことができる小型電子ボード、ボードのプログラムに必要なフリーのソフトウェア、そして活気に満ちたコミュニティーという 3 つの異なる要素から成り立っています。Arduino のウェブサイト(www.arduino.cc)では、日々何千もの利用者がコミュニケーションし、お互いに助け合い、プロジェクトに貢献しています。
インテルについて
インテルは、革新的なコンピューティング技術で世界をリードする企業です。インテルは、仕事や生活で利用される様々なコンピューティング機器の基礎となる重要な技術を開発しています。インテルに関する情報は、http://www.intel.co.jp で入手できます。
以上
* Intel、インテル、Intel ロゴは、米国およびその他の国におけるインテル コーポレーションの商標です。
* その他の社名、製品名などは、一般に各社の商標または登録商標です。
