インテル CEO ポール・オッテリーニ:「コンピューティングは PC だけでなく、あらゆる機器へと拡大」と講演

インテル CEO ポール・オッテリーニ:
「コンピューティングは PC だけでなく、あらゆる機器へと拡大」と講演

2010 年 1 月 8 日

<ご参考資料>
* 2010 年 1 月 7 日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳です。

ニュース・ハイライト

  • オッテリーニは、“パーソナルな”コンピューティングがインテルや業界に変革を促していると講演
  • インテルの PC ならびに成長事業での技術革新やデザイン・ウィンを公表
  • 25 以上のインテル® Core™ プロセッサー製品とインテル® ワイヤレス・ディスプレイ技術など、さまざまな PC プラットフォーム製品を発表
  • 今後発表予定の LG エレクトロニクスのスマートフォンや Orange のメディア・セットトップ・ボックス、一般家庭での電力管理やインタラクティブな店舗内ショッピングを可能にする組込み技術のコンセプトモデルを発表
  • ネットブック向けソフトウェア・アプリケーションストア「インテル AppUp センター」のベータ版を公開。一般消費者対象の革新的なアプリケーションの開発について、エイサー、ASUS、デル、サムスンと協力

インテル コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ)社長 兼 CEO(最高経営責任者)のポール・オッテリーニは、米国ラスベガスで開催中の「International Consumer Electronics Show(CES) 2010」で、“パーソナル”コンピューティングが PC の枠を超え、ほぼすべての電子機器に広がり、インテルや業界に変革を促している現状について語りました。オッテリーニはまた、ネットブック、スマートフォン、デジタル家電、インターネット接続機能を搭載した組込み技術など、インテルの PC ならびに成長事業での技術革新やデザイン・ウィンを公開しました。

オッテリーニは基調講演で「もはや“コンピューティング”は PC だけで行われるのではなくあらゆる機器で行われるようになりました。インターネット接続や直感的なユーザー・インターフェース、現実感のあるコンテンツ、プロセッサーの処理能力の向上により、コンピューティングの領域は新たに広がっています。私たちを取り巻くすべての機器や生活のあらゆる局面でコンピューティングが利用可能になることで、私たちの業務効率は向上し、余暇の過ごし方も変わります」と述べています。

オッテリーニは、2 年前の CES の基調講演で自身が示したビジョンの実現に向け、インテルと業界が展開してきた取り組みについて説明しました。オッテリーニは「コンピューティングの利用はコンピューターやスマートフォンに限らず、テレビの視聴や車内での過ごし方、買い物などに広がり、今や私たちの生活の一部と言えます」と述べました。生活者個々の興味やニーズ、ソーシャル・ネットワークに合わせたシームレスでパーソナル化された世界が現実となることにより、時間や場所の制約を受けることなく、必要とする情報やエンターテインメント、日常体験を得られます。オッテリーニはこれを具体的に示すために、モバイル機器向けアプリケーション、3D(3 次元)コンテンツ、高機能な携帯電話とテレビ、さらには一般家庭での電力管理やデジタル・サイネージなど、これまでコンピューティングと関連性が薄かった分野にまで広がっていることを示しました。

オッテリーニは、インテル® Atom™ プロセッサーを搭載した機器で動く、簡単で便利なバイラル効果(人を介して次々と広まり、認知されていくこと)の高いアプリケーションの活用により、“パーソナル”コンピューティングが生活に浸透し、新たな活用モデルが創出され、ソフトウェア開発者にとって新たな販路が生まれるプロセスを紹介しました。インテルは昨年 9 月、この事業機会を創出するために「インテル Atom 開発者プログラム」を発表しました。そして、本日開設したネットブック向けアプリケーション・ストア「インテル AppUp センター」のベータ版を公開しました。第 1 弾として、教育、エンターテインメント、ゲーム、健康など幅広いジャンルから構成される無償/有償のアプリケーションが揃い、専用サイト(http://www.intelappup.com(英語))からダウンロードできます。エイサー、ASUS、デル、サムスンが、インテル AppUp センターへのサポートを表明しています。オッテリーニは「インテルとパートナー企業は、ストア数が拡大し、将来的にインテル・プロセッサーを搭載した PC や携帯型端末、スマートフォン、デジタル家電、テレビ向けのアプリケーションが網羅されることを期待しています」と述べました。

オッテリーニはまた、家庭にあるコンピューティング機器を接続した新たな利用例として、本日発表の「インテル® ワイヤレス・ディスプレイ」を公開しました。新 2010 インテル® Core™ プロセッサー・ファミリーと先進のディスプレイ技術を搭載するこのノートブック PC により、ユーザーはこの PC にある動画や写真、その他コンテンツを WiFi 経由で HDTV(高品位テレビ)に瞬時にストリーミング転送できます。

オッテリーニは「一般家庭でのコンピューティングの利用はPCの枠を越えて急速に広がっています。テレビは家庭の中心に存在しながらも、今後、電話からスマートフォンへの進化と同じように高機能化していきます。新しいユーザー・インターフェースとインターネット接続により、家庭でのエンターテインメントの楽しみ方も変わるでしょう」と述べています。

オッテリーニは、今回の CES で最も注目を集めている話題の 1 つである 3D の立体映像コンテンツに触れ、3D コンテンツの制作には強力なコンピューティング能力が必要だと指摘しました。コンテンツの 3D 化を推進する上で、高性能なマイクロプロセッサーは中心的な役割を担います。オッテリーニは、現在ある高性能な PC によって、3D コンテンツ制作がハリウッドのスタジオだけでなく、家庭のリビングルームにまで広がっているとし、インテル® Core™ i7 プロセッサー搭載の PC を使用し、3D 映像のリアルタイム制作・編集のデモを行いました。

さらにインテルは本日、ノートブック PC、デスクトップ PC、組込み機器向けに 25 以上のインテル® Core™ プロセッサー製品、およびワイヤレス・アダプター、チップセットなど、各種の PC プラットフォーム製品を発表しました。今回発表した新製品は、最良のメディアおよびグラフィックス技術を搭載し、HD/3D 映像の制作に代表される膨大な処理が求められるアプリケーションなど、用途に応じて自動的に処理性能を向上させる高度な機能を有しています。

オッテリーニはまた、マイクロプロセッサー技術の進化により、家庭での 3D 映画やテレビ番組の楽しみ方が変わっていく仕組みを説明しました。オッテリーニは、インテルのシステム・オン・チップ製品「インテル® Atom™ プロセッサー CE4100」を搭載し、今後 Orange から発売されるメディア・セットトップ・ボックスを用いて、テレビ番組の視覚的な検索や、動画や各種のアプリケーションへのインターネット接続などを紹介しました。同プロセッサーはすでに出荷が開始されており、次世代型セットトップ・ボックス、メディアプレーヤー、インターネット接続機能付きテレビでの利用に最適化されています。

続いて、オッテリーニは「スマートフォンは真にパーソナル・コンピューティングを具現化しています。無線接続はパーソナル・コンピューティングに不可欠であり、3G は素晴らしいと言えるものの、通信速度はまだ十分ではありません。WiMAX などの 4G 技術が、今後登場する新しい機器とその将来に求められています」と述べています。

オッテリーニが今回の基調講演で実践したネット接続はすべて、CLEAR™ * が 2009 年 6 月からラスベガスで提供開始した 4G モバイル・インターネット・サービスを用いて行われました。WiMAX フォーラムでは、WiMAX のカバー人口は 2010 年末までに 7 億人以上に達すると予測しています。

オッテリーニは「私は 2 年前、携帯型端末向けの革新的で処理性能が求められるアプリケーションを紹介しました。しかし、当時の携帯型端末には十分な処理性能が無かったため、実際のコンピューティング処理はカーテン越しにあったデスクトップ PC で行っていました。それから 2 年経った今、未来が現実のものとなりました」と述べています。

オッテリーニはこれを実証するために、新しいユーザー・インターフェースやマルチタスク機能により、魅力的な新しいスマートフォン端末が登場している現状を明らかにしました。この一例として、LG エレクトロニクス製のスマートフォン GW990 のデモを世界で初めて行いました。このスマートフォンは、インテルの携帯型端末/スマートフォン向け次世代プラットフォーム「Moorestown(開発コード名)」を搭載し、その性能とソフトウェアの互換性を実証しました。さらに、オッテリーニは、Aava Mobile のスマートフォンのリファレンスデザインと OpenPeak のタブレット端末のリファレンスデザインも紹介しました。「Moorestown」は今年前半の発表を予定し、後半には搭載機器の出荷が見込まれています。

オッテリーニはまた、車載インフォテインメント・システム、デジタル・サイネージ、キオスク端末、医療機器など、これまでコンピューティングとは関連性の薄かった多数の機器やアプリケーションが現在ではインターネットに接続され、家庭や外出先での“パーソナル”コンピューティング体験の向上に貢献していると述べました。インテルはこれらの機器やその他の高度な機器向けにインテル® Atom™ プロセッサーを提供しています。オッテリーニは、一般家庭向け電力管理機器のコンセプトモデルなど、インテル® Atom™ プロセッサーを搭載した機器や機械の開発が 2,500 件、進行していると述べました。さらに、組込み向けインテル® Core™ i5 プロセッサーを搭載したデジタル・サイネージ端末を公開しました。この端末により、情報量豊かなオンライン・ショッピングの利点をそのまま店舗のショッピングでも実感できるようになります。

オッテリーニの基調講演で紹介したアプリケーションやインテルの CES 関連の情報は、http://www.intel.com/pressroom/kits/events/ces2010(英語)で入手できます。

シリコンの技術革新で世界をリードするインテルは、人々の仕事と生活をさらに豊かにする先進的な技術と製品を開発、イニシアチブを推進していきます。インテルに関する情報は、http://www.intel.co.jpで入手できます。

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