~ 世界中の高校生科学者が Intel ISEF で研究成果を披露 ~
2010 年 5 月 17 日
国際学生科学フェアの Intel ISEF は、高校生を対象とした世界最大の科学コンクールで、インテルはそのメイン・スポンサーを務めています。今年は世界 59 カ国から選抜された 1,611 人の学生が参加し、総勢 1,000 人の審査員に対して研究内容を発表しました。審査員には、専門分野で 6 年以上の研究歴をもつ研究者やノーベル賞受賞者、博士号取得者ほかがボランティアで参加しています。
今回の Intel ISEF には、日本からジャパン・サイエンス&エンジニアリング・チャレンジ(朝日新聞社 主催)の優秀者 5 名(個人参加 2 名、グループ参加 1 組 3 名の 3 プロジェクト)と、日本学生科学賞(読売新聞社 主催)の優秀者5名(個人参加 2 名、グループ参加 1 組 3 名の 3 プロジェクト)の合計 10 名 6 プロジェクトが参加しました。
このうち 3 プロジェクトが、材料・生体工学部門、植物科学部門、細胞・分子生物学部門で部門優秀賞をそれぞれ獲得しました。日本代表の部門優秀賞の結果と各プロジェクトの内容は、以下の通りです。
- 材料・生体工学部門 優秀賞 3 位
筑波大学理工学群工学システム学類 1 年 西田 惇(にしだ じゅん)さん
「筋電位計測システムの開発とその応用 その 2」
特に腕の動作によってコンピューターを直感的に操作できるようにするシステムの研究。さらに改良された筋電位の増幅回路とノイズ除去フィルター、フーリエ解析を用いた筋電位のしきい値判定アルゴリズムを新たに独自で開発しました。実際に 9 種類のデバイスを製作してその実用性を実証しました。 - 植物科学部門 優秀賞 4 位
新潟県立柏崎翔洋中等教育学校 6 年 南波 紀昭(なんば のりあき)さん
「ガガブタの研究‐不定芽・不定根形成の仕組みについて‐」
新潟県の絶滅危惧種である浮葉植物、ガガブタに関する研究。葉や茎から二次的に発生する不定芽や不定根を調べた結果、葉脈を含む切断片の片側からのみこれらが極性的に起こることや、形成促進にいくつかの植物ホルモンが関係していることを突き止めました。この研究成果は、ガガブタの増殖に役立つものと期待されます。 - 分子生物学部門 優秀賞 4 位
埼玉県立浦和第一女子高等学校 3 年 仲田 穂子(なかだ ほこ)さん
「ゾウリムシの細胞内消化」
ゾウリムシの細胞内消化に関する研究。pH 指示薬で染色した 1μm のラテックスビーズをゾウリムシの食胞内に取り込ませて顕微鏡観察を行った結果、物質の pH によって酸性小胞の供給が変化していることを発見しました。また、ゾウリムシは酸性条件化で活性を示す消化酵素(アミラーゼ)を持つものと考えられます。
西田さんは「昨年に引き続き、今年も頑張った自分を褒めたいと思います。サポートしてくれた皆さんに感謝しています」と語りました。南波さんは「優秀賞を受賞でき嬉しかったです。研究指導に当たってくれた先生に良い報告ができることにほっとしています」と受賞の喜びを表現しました。仲田さんは「受賞できるとは思っていなかったので、すごく嬉しいです。支えてくれた友達や家族、先生に感謝いたします」と述べました。
部門優秀賞に加えて、特別賞として、西田さんは知的財産法協会賞 2 位とアジレント・テクノロジー賞を、南波さんは米国園芸学会賞 2 位を受賞するなど、日本のプロジェクトは好成績を収めました。
インテル コーポレーション 社長 兼 CEO(最高経営責任者)のポール・オッテリーニは「Intel ISEF には世界中から 1,600 名を超える若い才能が集い、ここで次世代の科学や技術革新が生まれ、育まれる様子を目の当たりにしました。参加者の数学や科学に懸けるエネルギーが、また新たな革新者や科学者、起業家を輩出し、より良い社会の実現につながることを願っています」と述べています。
今回の受賞に関する写真については添付資料をご覧ください。また、Intel International Science and Engineering Fair(Intel ISEF)および「インテル® 教育支援プログラム」については参考資料をご参照ください。
シリコンの技術革新で世界をリードするインテルは、人々の仕事と生活をさらに豊かにする先進的な技術と製品を開発、イニシアチブを推進していきます。インテルに関する情報は、http://www.intel.co.jp で入手できます。
以上
* Intel、インテルは、米国およびその他の国におけるインテル コーポレーションの商標です。
* 参加者の所属学校は 2010 年 5 月現在のものです。
