インテル、最先端の人工知能に関する戦略を発表

インテル、最先端の人工知能に関する戦略を発表
AIが企業や社会の基盤となることを目指し、データセンターからIoT機器、ソフトウェアに広がる広範なポートフォリオを提供

 

<ご参考資料>
* 2016 年 11 月 18 日に米国で発表された発表文の抄訳です。

  • AIの画期的なパフォーマンスの推進、アクセスの平等化、社会的利益の最大化に向けたAI戦略を発表
  • AI向けとして最も包括的なデータセンター向けAIコンピューティングのポートフォリオとなるIntel® Nervana™プラットフォームを発表
  • 今後3年間で、深層学習モデルにおけるトレーニング時間をGPUソリューションとの比較で最大100分の1に短縮することを目指す
  • 使いやすさと互換性に優れた開発者ツール一式の提供など、さらなるイノベーションを創出する基盤となるオープンなAIエコシステムへの取り組みを強化

インテル コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ)は、人工知能(AI)の拡大と加速を目指し、エッジからデータセンターまで広がる新製品、テクノロジー、投資など広範なAIへの取り組みを発表しました。インテルは、AIが、ビジネスの在り方や人々と世界との関わり方を変革すると考えています。インテルはスマートファクトリーやドローンからスポーツ、不正の検知、自動運転まで、あらゆるモノのAI機能を進展させる広範なテクノロジーを体系化しています。

インテル コーポレーション CEO(最高経営責任者)のブライアン・クルザニッチが登壇した業界の会合で、インテルは、AIのもつ有望性の実現、またその複雑さの解消には、選択肢となり得るさまざまな先進テクノロジー、そして対象をアーリーアダプター(初期採用者)以外にも広げたエコシステムの存在が必要であるとの考えを明らかにしました。クルザニッチは、アルゴリズムが複雑になり、必要とされるデータセットが拡大する今、インテルはこのコンピューティング変革の推進に必要な資産とノウハウを有していると述べました。

クルザニッチは、インテルのブログで「インテルはAIに備わる有望性を実現、加速させる独自のノウハウを有しています。インテルはAIに本格的に取り組んでおり、ビジネスや社会での活用に向け、AIの進展を支えるテクノロジーと開発者向けのリソースに大規模な投資を行っています」と記しています。

※インテル ブログ https://newsroom.intel.com/editorials/krzanich-ai-day/ (英語)

 

インテルの強固なAIプラットフォーム

インテルは、業界に先駆け、最も包括的なAIポートフォリオとなるインテル® Nervana™プラットフォームの提供計画を発表しました。スピードと使いやすさを念頭に開発されたインテル Nervanaポートフォリオは、高度に最適化されたAIソリューションの基盤であり、多くのデータ専門家がこの業界標準のテクノロジーを用いて、世界が直面する大きな課題を解決できるようになります。

今日、AIのワークロードを実行するデータセンターのサーバーのうち97%をインテル・プロセッサー搭載製品が占めるなど、インテルは最も柔軟性が高く、それぞれでパフォーマンスが最適化されたさまざまなソリューション・ポートフォリオを提供しています。このポートフォリオには、インテル® Xeon® プロセッサー、インテル® Xeon Phi™ プロセッサーのほか、FPGA(field-programmable gate array)やNervanaから取得した技術イノベーションなど、ワークロードに最適化されたアクセラレーターが含まれます。

インテルはさらに、Nervanaの画期的なテクノロジーについて、製品ロードマップへの統合時期の詳細を明らかにしました。インテルは2017年前半に最初のテストチップ(開発コードネーム:Lake Crest)のデモを実施し、2017年後半に主要な顧客に向けて提供開始する計画です。また、クラス最高の性能を提供するインテル XeonプロセッサーとNervanaのテクノロジーを密結合させた新製品(開発コードネーム:Knights Crest)をロードマップに追加したと発表しました。Lake Crestは、特にニューラル・ネットワーク向けに最適化され、深層学習で最高水準のパフォーマンスを発揮するほか、高帯域幅のインターコネクトとの併用により、前例のないほどの高いコンピューティング密度を実現します。

インテル コーポレーション 主席副社長 兼 データセンター事業本部長 ダイアン・ブライアントは「インテル Nervanaプラットフォームは、画期的なパフォーマンスを発揮するとともに、複雑なニューラル・ネットワークのトレーニングに要する時間を劇的に削減すると期待しています。インテルは、2020年までに深層学習分野でのパフォーマンスを100倍向上させ、新しく誕生した深層学習分野でのイノベーションのスピードを大幅に加速させる計画です」

ブライアントはまた、次世代のインテル Xeon Phiプロセッサー(開発コードネーム:Knights Mill)が既存のプロセッサーと比較して、深層学習用途で最大4倍のパフォーマンスを発揮注1すると発表しました。同製品は、2017年中に提供開始される予定です。インテルはまた、次世代インテル Xeonプロセッサー(開発コードネーム:Skylake)のプレリミナリー製品(予備製品)を、特定のクラウドサービス・プロバイダー向けに出荷すると発表しました。インテル Xeonプロセッサーに組み込まれたAVX-512拡張命令セットは、機械学習での推論のパフォーマンスを大きく向上させます。さまざま分野の顧客とそのニーズに応えるため、このプラットフォームファミリーの提供が開始される2017年半ばには、その他の機能やコンフィグレーションが追加される予定です。

 

AIの遍在とGoogleとのクラウド分野での提携*

インテルの発表はチップだけではありません。今回、AIをビジネスに活用したい顧客を対象にした業界をリードするソリューションとなるインテル Saffron Technology™など、他のAI関連の資産も明らかにしました。Saffron Technologyプラットフォームはメモリベースの推論手法と、異種混在データに対する透過的な分析機能を活用しています。このテクノロジーは、特に小型機器への搭載に適しており、IoTの全域でインテリジェントな分析をそれぞれローカルで実行できるようにし、最先端の協調AIを支えます。

インテルは、AIをあらゆるデバイスで簡単に実装できるようにするため、エッジからクラウドに至るそれぞれのプロセッサー・ポートフォリオのほか、インテル® RealSense™ カメラやMovidius*視覚処理ユニット(VPU)などの組込みテクノロジーまでも網羅する共通のインテリジェントなAPIも提供します。

インテルとGoogleは、企業のビジネスの基盤としてオープン性、柔軟性と安全性を両立させたマルチクラウド・インフラストラクチャを実現できるよう、企業のIT部門を支援する戦略的提携も発表しました。この提携はKubernetes*(コンテナ)、機械学習、セキュリティー、およびIoTを対象とし、これらのテクノロジーの統合も含まれます。

インテルはAI分野の研究と戦略をさらに進めるため、業界と学術界の大手で構成されるインテル Nervana AI会議の発足を発表しました。インテルは創立メンバーとしてヨシュア・ベンジオ氏(Yoshua Bengio、モントリオール大学)、ブルーノ・オルシャウセン氏(Bruno Olshausen、UCバークレー)、ジャン・ラベイ氏(Jan Rabaey、UCバークレー)、ロン・ドロール氏(Ron Dror、スタンフォード大学)の4名を発表しました。

インテルはまた、AIを誰もが利用できるようにする取り組みも進めています。この実現に向け、インテルは開発者にトレーニングとツールを広く提供するインテル Nervana AI Academyを設立しました。インテルはさらに、インテルのチップを使った深層学習のフレームワークを加速させるインテル Nervana Graph Compilerの提供も開始しました。

インテルは、AI Academyと連携し、Academy コミュニティを対象としたAIオンライン・コースの提供に向け、世界大手の教育サービスプロバイダーであるCoursera*との提携を発表しました。インテルはさらにMobile ODT*との協力によるKaggle Competitionも開始し(2017年1月を予定)、軟組織画像解析でのAI使用による発展途上国での子宮頸がんの早期検出など、実際の社会経済的課題の解決に学術コミュニティが自らのAIスキルを応用できる機会を提供します。

インテル コーポレーション 副社長 兼 ソフトウェア&サービス事業本部長のダグ・フィッシャーは「インテルはAI革命の推進に不可欠なテクノロジーを提供できますが、AIの可能性を最大限に引き出すためには業界全体、さらに社会全体が協力する必要があります」と述べています。

インテルは、エッジならびにデータセンター向け新製品の追加や、その導入を進める各種のプログラムの実践など、AIの広がりと有望性をすべての人々に届ける上で必要なすべてのテクノロジーとエコシステムを有しています。

 

社会を良くするためのAI

インテルは最後に、AIが世界にもたらすプラス効果を最大化させる投資や提携などのイニシアティブも紹介しました。

  • インテルはゲノム分析を目的としたハイパフォーマンス コンピューティング推進のため、Broad Institute*への2,500万ドルの提供を確約しました。5年間のコラボレーションを通じて、Intel-Broad Center for Genomic Data Engineeringの研究者やソフトウェアエンジニアは、研究者によるゲノムデータの統合や処理を支援する新しいツールやインフラストラクチャーを開発、最適化し、幅広く共有していきます。このプロジェクトを通じてゲノム分析のハードウェアとソフトウェアのベストプラクティスとして最適化し、プライベート/パブリック/ハイブリッド・クラウド上で研究データセットにアクセスし、利用できるようにします。※1 パフォーマンスとベンチマーク試験の結果に関する詳細はwww.intel.com/benchmarksをご覧ください。インテルについて インテルは、テクノロジーの可能性を広げ、この上ない感動体験を提供します。インテル、そしてインテル10万人以上の社員による創造の成果については、newsroom.intel.co.jp または intel.co.jpでご覧ください。

 

  • Intel、インテル、Intel ロゴ、Intel Xeon Phi、Xeon、Intel RealSense、米国およびその他の国におけるインテル コーポレーションの商標です。
  • その他の社名、製品名などは、一般に各社の商標または登録商標です。

 

 

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