※2020年12月23日に米国で発表された資料の翻訳です。
顧客からの大幅な需要の増加に応えるべく、過去数年間にわたる取り組みにより、インテルは14nmと10nmの製造能力を倍増させてきました。これを実現するために、インテルは、歩留まり向上へのプロジェクトや設備の拡張に向けた大規模な投資を通じて、既存の製造能力内でより多くの生産量を供給する革新的な方法を見出しました。本日公開した動画では、既存のラボやオフィス・スペースを製造用に転用したことなども含め、その道のりを紹介しています。
インテル コーポレーション 上席副社長 兼 製造・オペレーション統括本部長のケイヴァン・エスファージニ(Keyvan Esfarjani)は、「この3年間で、ウェハーの生産能力を倍増させましたが、これは私たちにとって大きな投資でした。今後も、顧客のニーズの高まりに対応できるよう、工場の生産能力の拡大に向けて投資を継続していきます。」と述べています。
インテルは今年、新しい10 nmプロセスも強化しました。インテルは現在、米国のオレゴン州とアリゾナ州、およびイスラエルの拠点にて、10 nmプロセスの量産を行っています。
インテルは2020年に、第11世代インテル® CoreTMプロセッサーや無線基地局向けのシステム・オン・チップであるインテルAtom ® P 5900など、10 nm製品のラインアップを拡充しました。さらに、10 nm SuperFinテクノロジーの導入によってインテル史上最大の同世代ノード内での改良を行い、次世代ノードへの移行に匹敵するパフォーマンスの向上を実現しました。
エスファージニは、「10 nmの進捗はかなり順調に進んでいます。インテルは3か所の施設で製品の量産を進めており、より多く、より良く、より速く、そして顧客を支援し続けるにはどうすべきかを考えながら、全力で前進しています。」と述べています。
NOTE:インテルの生産能力拡大に関するプログラムは、数年にわたる道のりです。本動画における工場およびオフィスの映像は、COVID-19の安全対策を実施の上で撮影されました。現在、現場で作業しているインテルの従業員は、社内ポリシーと地域の要件に従って、適切な社会的距離の確保およびマスクによる対策を遵守しています。