インテル、 CES 2019で次のコンピューティング時代に向けた新しい技術を紹介

 

<ご参考資料>
2019年1月7日に米国で発表された資料の抄訳です。

 

インテル コーポレーション 上席副社長 兼 クライアント・コンピューティング事業本部長のグレゴリー・ブライアント、同社 主席副社長 兼 データセンター事業本部長のナビン・シャノイ、そしてモービルアイの社長 兼 CEOのアムノン・シャシュアは、米国ネバダ州ラスベガスで開催されている「CES 2019」の開幕前夜、人々の体験を進化させ、人間の可能性を広げるコンピューティングと通信の基盤を継続的に向上させるとするインテルのコミットメントを紹介しました。

 

追加情報: Intel at 2019 CES

 

インテルは、PCや新しいデバイスの発表の加え、AI(人工知能)や5G、自動運転などの成長領域に関するさまざまな発表も行い、新しいユーザー体験や将来のフォームファクターの実現に求められるデータセンター、クラウド、ネットワーク、エッジ・コンピューティングにおけるイノベーションを紹介しました。

 

インテルは、先進のAIやメモリー機能を備え、本日出荷開始された最新のインテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーと、第9世代 インテル® Core™ デスクトップ・プロセッサーを展示しました。また、PC、サーバー、5G無線アクセス基地局向けの新しい10nm(ナノメートル)プロセス製品、3次元パッケージング技術「Foveros」に基づく半導体設計の将来を発表しました。

 

インテルは、コンピューティングの全領域に渡り、テクノロジーがシームレスに結合した場合に起こる可能性についても焦点を当て、Comcast*とともにコネクテッド・ホームの実現に向けて協力していると述べました。また、Alibaba*との新たな取り組みを通じて、インテルのAI技術として次のオリンピックでの実現を目指している、アスリート・トラッキング技術のデモを行いました。さらに、モービルアイとOrdnance Survey*は、スマートシティーとより安全な道路の実現に向けた取り組みを紹介しました。

 

グレゴリー・ブライアントは「単独の利用形態では、誰もがリーダーシップの名乗りを上げることができますが、インテルは広範な利用形態を視野に入れています。新しい時代のコンピューティングは、エコシステム全体に広がり、コンピューティング、コネクティビティーなどあらゆる側面に及ぶ、従来とはまったく異なる次元のイノベーションが求められます。これらの何かを欠いた場合、新しい時代のコンピューティングを実現できないでしょう」と述べています。

 

 

変容するコンピューティング

パソコン業界全体でのイノベーションの推進:

インテルのクライアント・コンピューティング事業本部は、業界全体を網羅した広範な技術により、業界のイノベーションを推進できるユニークな存在であり、PCの進化と今日のデータ中心の世界の基盤提供を支えています。

 

  • 「Ice Lake」を搭載した新しいモバイルPC向けプラットフォーム

将来のモバイルPCプラットフォームのビジョンは、10nm製造プロセスで初めて量産されるインテルのPC向け次期プロセッサー「Ice Lake(開発コード名)」の方向性と一致しています。Ice Lakeは、インテルの新しいSunny Coveマイクロアーキテクチャー、AIワークロードやグラフィックス・エンジンの処理を加速させる命令セット、ゲームやコンテンツ制作でのグラフィックス性能を向上させる第11世代 グラフィックス・アーキテクチャーと新次元での統合が図られています。Ice Lakeを搭載したシステムは、いくつかのPCメーカーから2019年のホリデーシーズンまでに提供開始される予定です。

 

  • Project Athena

インテルは、新しい技術仕様の策定を含め、先進的なモバイルPCの実現を支援する革新的なプログラム「Project Athena」を発表しました。これにより、5GやAIなど次世代の技術に対応したPC体験を創出することを可能にします。インテルは、Wi-Fiとの統合を図ったインテル® Centrino® プラットフォームによる最初のコネクテッドPCに始まり、超軽量薄型のデザインやタッチスクリーンのシステムをメインストリーム化させたUltrabook™に基づく2 in 1のフォームファクターまで、次世代のPC体験を創出してきた推進者です。Project Athenaに基づくモバイルPCは、洗練されたデザインのもと、優れた性能やバッテリー駆動時間、コネクティビティーを実現します。Windows*/Chrome* OS(オペレーティング・システム)搭載の最初のシステムは2019年下半期に提供開始される予定です。

 

  • 「Lakefield(開発コード名)」のプレビュー

インテルは、ハイブリッドなCPUアーキテクチャーとパッケージング技術で新しいアプローチを採用し、クライアントのイノベーションを加速させます。インテルはCESで、インテルの革新的な3次元パッケージング技術「Foveros」を初めて採用した新しいクライアント・プラットフォームとなるLakefieldのプレビューを行いました。このハイブリッドなCPUアーキテクチャーは、従来、別の半導体として実装する必要があったIPを単一の半導体上に積層できるため、マザーボードの小型化が可能になり、軽量薄型のフォームファクターのデザインにおける自由度が増します。Lakefieldの量産は、年内に予定されています。

 

  • 第9世代 インテル® Core™ デスクトップ・プロセッサー・ファミリーの拡充

インテルは、第9世代 インテル® Core™ デスクトップ・プロセッサー・ファミリーに追加される新製品を発表し、製品の選択肢を拡大します。これらのプロセッサーは、優れた性能を発揮し、あらゆる層のゲーマーやコンテンツ制作者に対して新しい機能や利用体験を提供します。今回発表された第9世代 インテル® Core™ デスクトップ・プロセッサーの製品群の一部は今月から提供開始される予定です。

 

クラウド、ネットワーク、エッジに広がるデータ中心の世界を強化:

インテルのデータセンター事業本部は、顧客がこれまで活用できていなかった大量のデータを移動、保管、処理できるようにする比類のない資産を提供し、産業の変革を支援しています。

 

  • AIの推進

インテルは、インテル® Nervana™ 推論向けニューラル・ネットワーク・プロセッサー(NNP-I)を発表しました。この新しいNNP-Iは、膨大なワークロードの要求に対して企業が推論処理を加速できるようにする専用チップで、年内に量産される予定です。Facebook*は、NNP-Iの開発パートナーの一社です。インテルは、学習向けニューラル・ネットワーク・プロセッサー「Spring Crest(開発コード名)」の提供開始も今年後半に予定しています。

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  • サーバー向け10nmプロセスで製造されるプロセッサーのプレビュー

インテルは、10nm製造プロセスによるIce Lakeをベースにしたインテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーの将来製品のデモを行いました。Ice Lakeは、今後予定される14nm製造プロセスによる「Cooper Lake(開発コード名)」と互換性を有し、サーバー用途としてパフォーマンスの向上やハードウェアによる新たなセキュリティー機能の強化などが図られ、2020年の出荷を予定しています。

 

  • 10nmプロセス SoCによる5Gの推進

インテルは、5Gの無線アクセスとエッジ・コンピューティング向けに開発した新しい10nm SoC(System on a Chip)「Snow Ridge(開発コード名)」を紹介し、ネットワーク・インフラに対する長年の投資を拡大させると公表しました。このネットワークSoCは、無線アクセス基地局でのインテル・アーキテクチャーの導入を促進し、ネットワークのエッジ部分でより多くのコンピューティングを分散処理できるようにします。Snow Ridgeの提供開始も今年後半に予定しています。

 

  • 次世代 インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーの出荷

インテルは、次世代 インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー「Cascade Lake(開発コード名)」の量産出荷を開始したと発表しました。Cascade Lakeは、AI深層学習の推論処理を加速させるインテル® Optane™ DC パーシステント・メモリーとインテル® DL Boostをサポートします。Cascade Lakeは、今年上半期に広く提供開始される予定です。

 

 

ナビン・シャノイは「本日発表した製品、イノベーション、パートナーシップの発表は、インテルの戦略が奏功していること表しています。インテルは、AIや5G、自動運転などの重要なワークロードを含む3,000億ドルに及ぶ巨大なデータがけん引する市場機会に対して、他社よりも大きな進展を遂げています」と述べています。

 

人々の体験を支えるエンジニアリング

インテルは、デバイスからクラウド、そしてネットワークからエッジまで、コンピューティングの全領域を対象にテクノロジーがシームレスに結合した場合、どのような没入感のある体験を創出できるかについても焦点を当てました。

 

  • 自動車データの持つ影響の拡大

モービルアイは、高精度の位置データを活用した企業と都市の間での業務改善や、スマートシティーならびに安全な道路の実現を目的に、英国の地図作成機関であるOrdnance Survey*との協力に合意しました。Ordnance Survey*の有する世界有数の地理空間技術のノウハウとモービルアイの車載カメラをベースにしたマッピング機能の組み合わせにより、エネルギーやインフラなどの分野に広がるOrdnance Surveyの顧客に対して高精度でカスタマイズ可能な新しい位置情報サービスを提供できるようになります。この新サービスは、5Gやインテリジェント・モビリティ、デジタル・サービスをサポートし、完全につながったデジタル化した英国の実現を支援します。

 

  • AIを活用した金メダルの獲得

インテルとAlibabaは、史上初となるAIを活用した3D アスリート・トラッキング技術の開発のパートナーシップを発表しました。この技術は、既存および将来のインテルのハードウェアとAlibabaのクラウド・コンピューティングを、演算処理能力が求められる最先端の深層学習アプリケーションに活用するものです。コンピュータ・ビジョンとAI深層学習アルゴリズムの組み合わせにより、アスリートのチームは特殊なセンサーやスーツを使用することなく、複数の標準的なビデオカメラを介して3Dフォームの抽出が可能になります。インテルとAlibabaは、パートナーと共に、2020年に東京で開催されるオリンピックでこの最先端のトラッキング技術を提供することを目指しています。

 

  • ホーム・コネクティビティーの再定義

インテルとComcast*は、家庭での新たな没入体験の実現に向けた基盤構築に取り組んでいます。北米在住の人々は、2022年までに一人当たり13機以上のコネクテッド機器を保有すると推定され*1、高解像度のコンテンツ・ストリーミングやゲーム等への需要が高まっています。インテルとComcastの協力により、より高速、大容量、レスポンス性のあるネットワークが実現され、2020年に東京で開催されるオリンピックを含め、新しい没入体験を多くの人々に提供できると見込まれています。ギガビットの次の波や、ブロードバンドの先にある将来を見据え、インテルは、10ギガビット技術の世界標準の策定を目指し、ケーブル業界の大手企業と協力しています。更なる取り組みとして、Comcastとインテルは、Wi-Fi 6に対応する技術の開発を進めています。

 

次世代の通信からコンピューティングの新時代まで、インテルの技術は、世界で最も重要なイノベーションや進化に不可欠な基盤となります。

 

* Intel、インテル、Intel ロゴ、Core、Xeon、Nervana、Optaneは、米国および/またはその他の国におけるインテル コーポレーションの商標です。

* その他の社名、製品名などは、一般に各社の商標または登録商標です。

 

*1 Source: Cisco VNI, 2018. https://www.cisco.com/c/en/us/solutions/collateral/service-provider/visual-networking-index-vni/white-paper-c11-741490.html

インテルについて

インテル(NASDAQ: INTC)は、半導体業界をリードする企業として、世界中の技術革新の基盤となるコンピューティングや通信の技術により、データを中心とした未来を創造します。技術的な優位性を基盤に、世界中のさまざまな課題の解決だけでなく、クラウドからネットワーク、エッジ、そしてそれらをつなぐあらゆるモノに至るまで、スマートかつつながっている世界を支える数十億ものデバイスやインフラを安全に接続するための支援に取り組んでいます。インテルの詳細については ニュースルーム またはインテルの Webサイト をご覧ください。

Intel、インテル、Intel ロゴは、米国およびその他の国におけるインテル コーポレーションの商標です。
* その他の社名、製品名などは、一般に各社の商標または登録商標です。