Computex2019:次世代のコンピューティングを推進するインテルの5つのプラットフォーム・イノベーション

2019年5月29日に台湾で発表された資料の抄訳です。

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インテル コーポレーションは、台北で開催中のComputex2019において、ハードウェアやソフトウェアの革新、新しいプロトタイプのノートPC、人工知能(AI)、アンビエント・コンピューティングやモジュラー・コンピューティングなど、インテルの製品と技術が、今日そして将来にわたってどのように完全なPC体験を実現するのかについて紹介しました。

 

インテル コーポレーションの副社長 兼 クライアントエンジニアリング事業本部長であるジム・ジョンソン(Jim Johnson)は、「インテルには、PCの性能をリードし、共同開発を推進し、そして新たな設計を広めてきた長い歴史があり、その結果として、プラットフォームの革新を促進し、新たなレベルのコンピューティング性能を実現し、インテリジェンスをユーザーにもたらしてきました。Computexにおいて、インテルは、AI機能をPCに取り込むProject Athenaのような重要な取組みによって、インテルには未来のプラットフォームを形作る能力があることを示すとともに、引き続き、PCエコシステムの革新をリードする存在であることを実証しました。

 

インテルは、データ利用の増大を念頭に置き、今日のPCが将来のPC体験やワークロードにも対応できるよう、強力で、アンビエントかつシームレスな今後のコンピューティングを探求しています。データ中心の未来では、人々がより有効な方法でPCに集中し、コンテンツの作成や人との繋がりを楽しめるようにする、よりスマートで適応性の高いデバイスのための新しいプラットフォームが必要とされています。

 

インテルが、Computexで開催したTechnology Open Houseで発表したPCプラットフォームにおける進展の上位5つを、以下で紹介します。

 

1)体験主導型のプロトタイプがノートPCにおける未来の革新を推進

フォーム・ファクターにおける革新を高性能なシステムにおいて推進し、ゲーマーやクリエーターがより豊かなPC体験を実現できるよう、インテルは、Honeycomb Glacier(コードネーム)という新たなフォーム・ファクターの概念を提示しました。Honeycomb Glacierのコンセプトは、ゲームやコンテンツ作成の際により多くのディスプレイ空間を使用できるよう、サブディスプレイを統合したラップトップとなっています。この設計によって、ゲームのマップや所持品、ステータス表示などの重要な情報を、サブディスプレイに常に表示し続けることができ、楽しんでいるゲームを別のアプリケーションで遮られたり、アプリケーションを切り替えたりすることが無くなり、より没入感の高いゲーム体験を実現します。また、サブディスプレイによって、ゲームとストリーミングを同時に行うことが可能となります。そのため、ゲームプレイをストリーミングしているユーザーは、自身のゲームプレイを犠牲にすることなく、視聴者とリアルタイムで対話できるようになります。

 

インテルは、この画期的なコンセプトに基づく、最新の第9世代 インテル® Core™ モバイル・プロセッサーを搭載した追加ディスプレイ搭載型システムの市場投入に向け、システム・メーカーと協業しており、その第一弾として、ASUS ZenBook Pro Duo with ScreenPad Plusが登場予定です。

 

さらに、Wi-Fi 6を搭載した新たなノートPCは、Wi-F i6のアクセスポイントやゲートウェイと接続し、最高のWi-Fi体験を提供します。インテルは、AVM*, Edimax*, Elecom*, NETGEAR* and TP-Link*が、インテルの技術を採用した新たなWi-Fi 6のアクセスポイントおよびゲートウェイを今年提供開始すると発表しました。

 

2)最初のアンビエント・コンピューティング・コンセプトPC

インテルは、より没入感・接続性が高く、そしてインテリジェントなコンピューティング体験を実現しています。将来、PCは常時利用でき、常に認識・感知し、そしてインテリジェントな通知を行い、人々のニーズに適応できることが求められます。インテルは、コンピューティングの将来の進化の青写真を示しながら、インテル アンビエントPCプロトタイプ(コードネーム:Mohawk River)のデモを行い、ノートPCの将来像を紹介しました。

 

  • 常に利用可能で、いつでもユーザーに対して積極的に働きかけ順応する
  • 人感センサーや180度カメラ、外側のセカンダリ・ディスプレイ、インテルのローカル話者認識技術を利用したユーザーのニーズやコマンドの予測
  • 画面を閉じた状態でもインテリジェンスを持ち、ユーザーと連携可能。画面の開閉に伴った待ち状態が不要に
  • (PCの状態を)移行中に画面を閉じた場合でも、継続して効率的に作業を行ったり、関連情報の入手や接続の確立が可能
  • 予定された、あるいは急遽の会議にも360度カメラによるビデオ会議でその体験を強化

 

インテルは、Windows Hello*とIntel® Context Sensing Technologyを使ったハンズフリー・ログインを利用したデモを行い、ユーザーがより集中してPCに向き合える、PCが常に使用可能な状態である、一日を通して遭遇する様々な役割に対応できる、といった先進のノートPCによる価値を提示し、人間の存在認知を活用する方法とその実装方法を紹介しました。

 

3)初のAI搭載型PC開発キットを発表

ソフトウェア、開発ツール、オペレーティング・システム(OS)、ハードウェアなどはすべて、ディープラーニング(深層学習)や他のAI技術の利用により、急速に変化しています。AIによって、生産性の飛躍的な向上、状況に合わせたパフォーマンス強化、コンテンツの自動編集など、人々がPCとどのように関わるか、そしてその使い方にも変革が起こります。

 

インテルは、Microsoft*およびAsus*との協力により、世界初のAI on PC開発キットを発表しました。最新のAIソフトウェアとハードウェア技術を実装した斬新なノートPCのフォーム・ファクターで提供され、開発者は最先端のAIアプリケーションを開発することができます。

 

開発キットには、インテル® Core™ プロセッサーとインテル® 統合グラフィックスのセットのほか、高性能と低消費電力を両立させたAIワークロード用のIntel® Movidius™ Myriad™ X VPUが初めて搭載されました。3つのハードウェア・エンジンはさまざまな範囲のAIワークロードを実行し、今日のノートPC向けにAI本来の広範な能力を提供します。本開発キットは2019年7月より提供開始予定です。

 

AIを搭載したPC開発キットには、最新のWindows ML*ライブラリーやクロス・プラットフォーム対応のインテル® OpenVINO™ ツールキット、PC上でのエンド・ツー・エンドなAIアプリケーション開発に必要なすべてのサポートツールなど、一連のソフトウェア群がプリインストールされており、開発のアイデア段階からその作成段階までの一連のフローに対応します。

 

4)次世代のモジュラー・コンピューティング

モジュラー・コンピューティングは、一般消費者、ビジネス用途、産業向けアプリケーションなど、あらゆる用途向けであり、デバイス・メーカー、PCメーカーなど、コンピューティングおよびコネクティビティーの統合ソリューションを提供するすべての企業にとって、新たなビジネスの可能性をもたらします。

 

本日、インテルは、インテル・アーキテクチャー、ならびに標準的なコンピューティング技術とインターフェースを活用したモジュラー・コンピューティングの業界基準となるインテル® NUC Compute Elementを発表しました。本デバイスには、インテルのCPUやメモリー、ネットワーク・インタフェースなどの部品が組み込まれており、ノートPCやキオスク端末、スマートTV、アプライアンスなどを開発できます。インテル® NUC Compute Elementは、卓越したパフォーマンスと驚異的なネットワーク接続性を低コストで実現するとともに、次世代のデバイスで求められるコンピューティングの統合やアップグレード、サービスの提供が容易に実現可能となります。これらの利点を活用するパートナーの1社であるJPは、高等教育の教師や管理者に焦点を当てたノートPCとしてコンピューティング要素を統合しました。JPは、コンピューティング要素を中心にシステムをデザインしたことにより、単一の製品デザインで幅広い性能オプションが提供可能となり、同時に、コストの削減と製品提供の幅を広げることができるようになりました。

 

最初のインテル® NUC Compute Elementは、セキュリティー機能および管理性が向上したインテル® vPro™ テクノロジー搭載プロセッサーを含む、広範なプロセッサーで提供される予定です。インテル® NUC Compute Elementに基づく製品は、2020年上半期に販売開始される予定です。

 

5)インテル® Optane™がメモリーを新たに再定義

インテルは、インテル® Optane™ メモリーの新世代となるインテル® Optane™ メモリー M15を発表しました。前世代のモデルより高性能かつ低消費電力を実現しており、2019年後半に提供開始予定です。第9世代 インテル® Core™ モバイル・プラットフォームおよびデスクトップ・プラットフォームとの組み合わせにより、起動時間のさらなる短縮、高速なアプリケーションの起動、高速なゲームおよびウェブ・ブラウジング体験を提供します。

 

新製品は、応答性に優れたインテル® Optane™ テクノロジーと大容量ストレージを実現するインテル® Quad Level Cell(QLC)3D NANDテクノロジーを1つのM.2 SSDに統合した革新的なSSDであるインテル® Optane™ メモリー H10の成果を基にしています。大容量SSDとOptane™による高速なアクセラレーションを一つのドライブ上に統合することで、バックグラウンドでアプリケーションが動作していても、頻繁に使用するようなアプリケーション動作やファイルアクセスの高速な応答性を保つことができ、日常的にPCを使用するクリエーター、ゲーム、オフィス業務等、さまざまなユーザー用途において、メリットを体感できます。

インテルについて

インテル(NASDAQ: INTC)は、半導体業界をリードする企業として、世界中の技術革新の基盤となるコンピューティングや通信の技術により、データを中心とした未来を創造します。技術的な優位性を基盤に、世界中のさまざまな課題の解決だけでなく、クラウドからネットワーク、エッジ、そしてそれらをつなぐあらゆるモノに至るまで、スマートかつつながっている世界を支える数十億ものデバイスやインフラを安全に接続するための支援に取り組んでいます。インテルの詳細については ニュースルーム またはインテルの Webサイト をご覧ください。

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