Alibabaとインテル、ハイパースケール・データセンターからエッジに至るまでのデータを中心としたコンピューティングを変革

 

<ご参考資料>
*2018年9月20日に米国で発表された資料の抄訳です。

 

ニュース:

インテル コーポレーションとAlibabaは、Alibaba Group*が中国杭州で開催しているThe Computing Conference 2018で、両社の緊密な協業により、ハイパースケール・データセンターからエッジに至るまでのデータを中心としたコンピューティングの時代を支える革新的な技術の開発を推進する取り組みなどを紹介しました。

 

インテル コーポレーション 上席副社長 兼 データセンター事業本部 本部長であるナヴィン・シャノイは「インテルのテクノロジーを活用したAlibabaの非常に革新的なデータ中心のコンピューティング・インフラにより、クラウドからエッジに至るまでのリアルタイムの知見を顧客に提供できるようになります。シリコンからソフトウェア、市場におけるソリューションの普及までを網羅するインテルとAlibabaとの緊密な協業により、顧客はワークロードに最適化された広範なソリューションがもたらすメリットを享受できます」と述べています。

 

インテルとAlibaba Groupによる発表のハイライト:

  • エッジ・コンピューティングの進化を加速するJoint Edge Computing Platform
  • 企業のオンプレミスのクラウド環境を対象としたApsara Stack Allianceの設立
  • 中国で毎年11月11日に行われるインターネット上での大規模なセールに向けたAlibabaのインテルの最新テクノロジーの導入
  • オリンピックの放送に利用されるOBS(Olympic Broadcasting Services) Cloudを通じた、東京2020オリンピックでの立体的なコンテンツの提供
  • インテリジェントな道路の商用化を加速

 

Alibaba Group 上席副社長 兼 Alibaba Cloud 社長であるSimon Hu氏は「長期にわたる戦略的パートナーとしてインテルと協力し、エッジ・コンピューティングからハイブリッド・クラウド、IoT、そしてスマート・モビリティーなどの幅広い分野で協業を拡大できることを非常に楽しみにしています。インテルの業界をリードするテクノロジーやサービスとAlibabaの中国やそのほかのアジア地域においてデジタル変革を推進してきた実績を組み合わせることで、世界中の顧客がこの両者のパートナーシップを通じたテクノロジー・イノベーションがもたらすメリットを享受できるようになると確信しています」と述べています。

 

インテルとAlibabaによるエッジの高速化
インテルとAlibabaは、製造、スマート・ビル、スマート・コミュニティなどさまざまなエッジ・コンピューティングの用途向けに、企業がカスタマイズ可能なデバイスとクラウドをつなぐIoTソリューションを開発するためのJoint Edge Computing Platformを発表しました。Joint Edge Computing Platformは、インテルのソフトウェア、ハードウェア、人工知能(AI)技術とAlibaba Cloudの最新のIoT製品を組み合わせたオープン・アーキテクチャーのプラットフォームで、エッジのデータをビジネス上のインサイトへと昇華させるためにコンピューター・ビジョンとAIを活用しています。Joint Edge Computing Platformはすでに中国の重庆瑞方渝美压铸有限公司(Yumei、Chongqing Refine-Yumei Die Casting Co., Ltd.)の工場に最近導入され、従来のマニュアルでの検知から自動化された検知へと移行することで障害検知のスピードを5倍も高速化しました。1

 

インテルとAlibabaがハイブリッド・クラウド向けソリューションを推進
インテルとAlibaba Cloudは、Alibaba CloudのApsara Stack向けのハイブリッド・クラウド・ソリューションのエコシステム構築を目指すApsara Stack Industry Allianceを設立しました。インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーに最適化されたApsara Stackは、大規模/中規模の企業向けのオンプレミスのハイブリッド・クラウド・サービスとして、Alibabaのパブリッククラウドが提供するハイパースケールのクラウド・コンピューティングとビッグデータ向けサービスと同じ機能を提供します。このアライアンスにより、中規模/小規模の企業は大規模企業と同等のテクノロジー、インフラ、セキュリティーを利用できるようになると同時に、より高いレベルの自動化、セルフサービス機能、コスト効率、ガバナンスを実現するための選択肢を得ることができます。

 

インテルとAlibabaがeコマースを支える
2017年には期間中に250億米ドル以上の消費を生み出した中国の11月11日の光棍節(独身の日)に世界規模で行われる大規模なインターネット上のセールに向けて、AlibabaではAlibabaのTairワークロード上での次世代インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーと間もなく登場予定のインテル® Optane™ DC パーシステント・メモリーを活用した検証を実施する予定です。Tairワークロードは、Alibabaが開発したデータへのアクセスとキャッシュのためのストレージ・システムで、TaobaoやTmallなどのAlibabaの多くの主要アプリケーションで広く活用されています。インテルのコンピューティング、メモリー、ストレージのソリューションは、Alibabaの高度にインタラクティブかつデータ集約型のアプリケーション向けに最適化されています。Alibabaのこれらのアプリケーションでは、特に11月11日のセールのピーク時のスムーズかつ応答性に優れたユーザー体験の提供に必要とされるスループット(クエリ/秒)を実現するために、インフラにメモリーキャッシュにおける大量のホットデータへのアクセス性が求められます。

 

インテルとAlibabaがオリンピックのデジタル変革を加速
また、オリンピックのデジタル変革を前進させるとともに、オリンピックの放送に利用されるOBS Cloud上から東京2020オリンピックで初めて立体的なコンテンツを提供することを目的としたパートナーシップを発表しました。ワールドワイドオリンピックパートナーであるインテルとAlibaba Cloudは、OBS と協業し、世界中のオリンピックの放映権を持つ放送局(RHB、Rights Holding Broadcasters)向けに没入感に溢れたメディアを配信するためのより効率的かつ信頼性に優れた手法を開発し、インテルの立体映像技術や仮想現実(VR)技術を通じてファンの視聴体験を向上させるとともに、視聴者がより近くで競技を観戦できるようにします。この取り組みは、OBS Cloudを支える最先端のインテル® Xeon®スケーラブル・プロセッサー、大容量のデータを処理するコンピューティング能力、没入感に溢れるメディアを制作、配信するためのテクノロジーなど、インテルが提供する幅広いエンドツーエンドの能力を示すものです。

 

インテルとAlibabaがインテリジェントな道路の商用化を加速
インテルは、インテリジェントな交通の実現に向けた取り組みに関して、Alibaba AliOSの最初の公式戦略パートナーの1社となりました。このパートナーシップにより、車両と道路がもたらす相乗効果を実現するために、インテリジェントな道路交通ネットワークとデジタルを活用したインテリジェントな交通システムの構築を支援することを目的としています。インテルとAlibabaは共同で、インテル® ネットワーク・エッジ仮想化ソフトウェア開発キット(インテル® NEV SDK)をベースとした5G通信とエッジ・コンピューティングに関するV2Xの利用モデルに関する研究を実施します。

 

その他の関連情報:
https://newsroom.intel.com/wp-content/uploads/sites/11/2018/09/Intel-Alibaba-Edge-Compute-Platform.pdf (英語)

 

 

1 Automated product quality data collected by YuMei using JWIPC® model IX7, ruggedized, fan-less edge compute node/industrial PC running an Intel® Core™ i7 CPU with integrated on die GPU and OpenVINO SDK. 16GB of system memory, connected to a 5MP POE Basler* Camera model acA 1920-40gc. Together these components, along with the Intel developed computer vision and deep learning algorithms, provide YuMei factory workers information on product defects near real-time (within 100 milliseconds). Sample size >100,000 production units collected over 6 months in 2018.

インテルについて

インテル(NASDAQ: INTC)は、半導体業界をリードする企業として、世界中の技術革新の基盤となるコンピューティングや通信の技術により、データを中心とした未来を創造します。技術的な優位性を基盤に、世界中のさまざまな課題の解決だけでなく、クラウドからネットワーク、エッジ、そしてそれらをつなぐあらゆるモノに至るまで、スマートかつつながっている世界を支える数十億ものデバイスやインフラを安全に接続するための支援に取り組んでいます。インテルの詳細については ニュースルーム またはインテルの Webサイト をご覧ください。

Intel、インテル、Intel ロゴは、米国およびその他の国におけるインテル コーポレーションの商標です。
* その他の社名、製品名などは、一般に各社の商標または登録商標です。