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インテル、250億ドルの市場規模が見込まれる5Gネットワーク・インフラストラクチャー向け製品を拡充

※2020年10月1日に米国で発表された資料の抄訳です。

最新情報:通信業界が5Gに移行する中、ネットワーク変革の次なる波と目されているのが、2023年までに250億米ドルにおよぶとされる半導体の市場機会です。5Gやエッジ構築、普及した人工知能(AI)を最大限に活用できるよう、インテルは本日、ネットワーク・インフラストラクチャー向けハードウェア、ソフトウェア、ソリューションの製品ラインナップを拡充したことを発表しました。この新しい製品ラインナップには、機能強化されたインテルのソフトウェア・リファレンス・アーキテクチャーである「FlexRAN」、インテル®の仮想無線アクセス・ネットワーク(vRAN)専用アクセラレーター、ネットワーク向けに最適化された第3世代 インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーおよびDプロセッサー(開発コード名:Ice Lake)、およびネットワーク機能仮想化インフラストラクチャー―(NFVI)向けにアップグレードされたインテル® Select ソリューションが含まれています。

インテル コーポレーション 副社長 兼 ネットワーク・プラットフォーム事業本部長のダン・ロドリゲス(Dan Rodriguez)は「完全に仮想化されたクラウド・アーキテクチャーの普及と5Gの商用化、AIの台頭、エッジ市場の成長などを総合的に捉えると、それぞれが単独の場合よりも大きな影響か何倍もの効果があると考えています。そして、私たちや顧客にとっては、新しい体験を提供するだけでなく、業界全体を変革する大きな機会となります」と述べています。

 

重要性:過去10年間、インテルは通信業界とともに、ソフトウェアで定義されたアジャイルかつ将来性のあるインフラストラクチャーを提供し、ネットワーク変革を推進してきました。ネットワーク変革の次なる波は、複数のネットワーク・ロケーションにまたがるネットワークサービスと新たなAIベースのエッジ・サービスの双方の提供ニーズの高まりや、5G の普及によって推し進められることでしょう。さらにこの波は、クラウド・ネイティブ・テクノロジーとコア・ネットワーク機能の50%が本年移行すると予測されている仮想化ネットワーク[1]への急激な変革を後押しし、またその仮想化は無線アクセスネットワーク(RAN)にまで拡大すると予想されています。

クラウド・アーキテクチャーを導入することで、データセンターの変革時と同様のサーバーの経済性を実現し、ネットワークがより迅速に修理、更新、保護できるようになることで、セキュリティーが強化されます。インテルの豊富な機能を提供するシリコン製品群やソフトウェア、総合的なツール、顧客のネットワーク変革を支援してきた経験を提供することで、コア、アクセス、エッジにまたがるネットワーク変革をより迅速に実現します。

 

拡充された製品ポートフォリオ一覧:

  • FlexRANインテルのソフトウェア・リファレンス・アーキテクチャーであるFlexRANは100社近くのライセンシーにまで成長し、帯域幅の拡大や高信頼低遅延通信(URLLC)をサポートする大規模なMIMOミッドバンド・パイプラインへの最適化などの機能強化が追加されました。ライセンシーの1社であるAmdocsは本日、FlexRANとSmartRAN分析ソリューションの統合を発表しました。
  • インテル® vRAN専用アクセラレーター ACC100:インテル® vRAN専用アクセラレーター ACC100は、インテル® eASIC™の技術をベースにした低消費電力、低コストのvRAN導入用アクセラレーション・ソリューションで、サンプリングの提供を行っています。前方誤り訂正など計算負荷の高いプロセスをオフロードし、高速化します。これにより、インテル® Xeon® プロセッサー内の処理能力が開放され、チャネル容量やエッジベースのサービス、アプリケーションに振り分けることが可能です。インテルは、本製品の市場投入に向け、Altiostar、ASTRI、Baicells、Comba、H3C、HPE、Mavenir、Radisys、Ruijie、Silicom、Supermicro、ZT Systemsなどの大手サービスプロバイダーを含む様々なパートナーと協力しています。
  • ネットワーク・インフラストラクチャー向け第3世代インテル® Xeon® プロセッサー:ネットワーク・インフラストラクチャー向け第3世代インテル® Xeon® プロセッサーにより、ネットワーク全体におけるさまざまなワークロードやパフォーマンス要件に向けて共通のアーキテクチャーを使用することが可能になります。
    • ネットワークに最適化された第 3 世代インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー(開発コード名:Ice Lake-SP)は、ワイヤレス・コア、ワイヤレス・アクセス、ネットワーク・エッジ・ワークロード、セキュリティー・アプライアンスなど、1 ワットあたりの高い性能が求められるインフラストラクチャーでの利用向けに設計されています。第 3 世代インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーは2020年末に出荷される予定です。
    • 第 3 世代インテル® Xeon® Dプロセッサー(開発コード名:Ice Lake)は、フォームファクタに制約のあるエッジ環境向けに設計されており、ネットワークIPの内蔵といった高度な統合性を提供します。本製品の出荷は、 2021 年半ばより開始する予定です。
  • ネットワーク向けに強化されたインテル®Selectソリューション:高性能ネットワーク・ワークロードのアプリケーション効率とネットワーク・パフォーマンスの向上を図るために、NFVI Red Hat、NFVI Ubuntu、NFVI Forwarding Platform向けのインテル® Selectソリューションをアップグレードしました。これにより、新しいインテル®イーサネット800シリーズ・ネットワーク・アダプター(開発コード名:Colombiaville)をサポートし、パフォーマンスの向上とダイナミック・デバイス・パーソナライゼーション(DDP)によるCPU負荷の軽減を実現しました。アップグレードされたソリューションは、間もなく提供開始される予定です。

 

展開事例:顧客は、インテル5Gネットワ​​ーク・テクノロジーをコアからRANに至って展開しています。

  • 楽天モバイル:9月30日に発表された楽天モバイルの5Gモバイルネットワークは、インテルの幅広いテクノロジーに基づいて設計されています。楽天モバイル株式会社 のCTO で、楽天株式会社 副社長執行役員 兼CAOであるタレック・アミン氏は「仮想化されたクラウド・ネイティブ・ネットワークを構築することで、ネットワークの資本コストと運用コストを効率的に維持しながら、大幅なスケールメリットを実現しています。実績のあるクラウド技術を活用し、FlexRAN、インテル® プロセッサー、FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)、OpenNESSツールキットといったインテルの技術をネットワークに活用することで、没入感のある体験を提供したり、エッジ・コンピューティング・アプリケーションをサポートするための強力な基盤を構築しています」と述べています。
  • SKテレコム:SKテレコムは、HPE(ヒューレット・パッカード エンタープライズ)、インテル、サムスン電子との正式な協業を発表しました。これにより、第3世代 インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー(開発コード名:Ice Lake)のような新しいハードウェアおよびソフトウェア技術を、SKテレコムのネットワークに迅速へ導入することが可能になります。SKテレコム副社長 兼 ICTインフラセンター長のカン・ジョンリョル氏は、「インテルはチップのリーディング企業として、豊富な製品ポートフォリオとハードウェアやソフトウェア、アプリケーションの開発者を含む幅広いエコシステムなど、数え切れないほどの強みを持っています。私たちがリーダーシップを発揮するためには、革新的な技術の採用と展開をより俊敏に行う必要があり、インテルは非常に重要で戦略的なパートナーです」と述べています。
  • ベライゾン:ベライゾンは、インテル、サムスン電子、ウインドリバーと協業し、世界初の完全仮想化エンド・ツー・エンド5Gデータ・セッションを成功させ、顧客のレイテンシーやコンピューティングニーズに迅速に対応できるようになりました。

 

今後の展開:世界をリードするネットワーク・シリコン・プロバイダーであるインテルは、多様なネットワーク・インフラストラクチャーとエッジ対応製品、強固な開発ツール、グローバルなパートナー・エコシステムを提供し、通信業界全体に画期的なビジネス価値を提供しています。ネットワーク全体でのこれらの変革は、さまざまな業界で5G、エッジ、AIが秘める潜在能力を最大限に発揮するために不可欠です。15,000件以上のエンドカスタマーのエッジ導入実績を持つインテルは、今日から未来に向けて、顧客がより良いビジネス成果を達成できるよう支援してまいります。

ファクトシート:Intel Advances 5G with Expanded Technology, Customer Success(英語)

注意事項:

  1. January 2020 Dell ‘Oro

 

 

インテルについて

インテルは業界のリーダーとして、世界中の進歩を促すとともに生活を豊かにする、世界を変えるテクノロジーを創出しています。ムーアの法則に着想を得て、顧客企業が抱える大きな課題を解決する半導体製品を設計・製造し、その進化に向けて日々取り組んでいます。クラウド、ネットワーク、エッジ、あらゆるコンピューティング機器のインテリジェント化によりデータの価値を最大化し、ビジネスと社会をより良く変革します。インテルのイノベーションについては、https://newsroom.intel.co.jp またはhttps://intel.co.jpをご覧ください。
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