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インテル、oneAPIおよびインテル® Server GPUにより、XPUビジョンの実現に前進

※2020年11月11日に米国で発表された資料の抄訳です。

最新情報:インテルは本日、様々なアーキテクチャーにおけるソフトウェア体験を統一されたものとするための、数年にわたる取り組みにおける重要なマイルストーンを発表しました。12月にインテル® oneAPIツールキットのGold版を提供開始し、ハードウェアおよびソフトウェアの統合型設計アプローチの一環として、ソフトウェアスタックにおける新機能を追加します。また、データセンター向けとしては初のディスクリート・グラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)であるインテル® サーバー GPUも発表しました。これは、Xe-LPマイクロアーキテクチャーをベースにしたもので、高密度・低レイテンシーのAndroidクラウドゲームやメディア・ストリーミングに特化して設計されています。

インテル コーポレーション 上級副社長 兼 チーフアーキテクト 兼 アーキテクチャー・ソフトウェア&グラフィックス部門 本部長であるラジャ・コドゥリ(Raja Koduri)は「本日は、インテルが目指すoneAPIとXPUの道のりにおける重要な日となりました。oneAPIツールキットのGold版の提供開始により、​従来のCPUプログラミングのライブラリやツールから、ベクトル行列と空間を取り扱うアーキテクチャーに至るまで開発者のプログラミング環境を拡張します。​また、Xe-LPマイクロアーキテクチャーをベースとしたインテル初のデータセンター向けGPUも提供開始します。これは、急成長するクラウドゲームやメディア・ストリーミング分野に焦点を当てたものです」と述べています。

なぜ重要か:数十億のインテリジェント・デバイスが稼働し、データが指数関数的に増加する時代へと世界が突入する中、CPUだけではなく、CPU、GPU、FPGAなどのアクセラレーターを横断してアーキテクチャーをミックスしたものに着眼点を移すことが求められており、インテルはこれを「XPU」ビジョンと総称しています。インテル® サーバー GPUの投入は、XPU時代におけるインテルの製品ポートフォリオ拡大に向けた歩みの一つとなります。

また、このコンピューティング時代には包括的なソフトウェアスタックも必要です。インテルのoneAPIツールキットを使用することで、開発者はインテル® XPU全体にわたり、共通かつオープンで標準ベースのプログラミングモデルにアクセス可能になります。基盤となるハードウェアの性能ポテンシャルを発揮しながら、ソフトウェア開発および保守コストを削減するとともに、ベンダー固定のソリューションと比較して、アクセラレーテッド・コンピューティングの導入に伴うリスクを低減します。

インテル® oneAPIツールキット Gold版の提供開始について:SuperComputing 2019で初めて披露されたoneAPI業界イニシアティブは、ベンダーロックインを排除しつつ妥協のないパフォーマンスを実現しながら、レガシーコードの統合を可能にする、統一されて簡素化されたクロスアーキテクチャー・プログラミングモデルに向けた大胆なビジョンです。oneAPIを使用することで、開発者は将来のアーキテクチャーやプラットフォームのためにソフトウェアを書き換える必要なく、解決しようとしている問題に最適なアーキテクチャーをその都度選択することができます。

インテル® oneAPI ツールキットは、CPU 上の インテル® AVX-512 や インテル® DLブーストなどの最先端ハードウェア機能や命令、およびXPU 固有の機能を最大限に活用します。長年にわたり実績のあるインテルの開発者ツールをもとに構築されたインテル® oneAPI ツールキットは、既存コードとの完全な継続性を提供しながら、従来のプログラミング言語および標準規格を提供します。

インテルは、本日、12月にインテルoneAPIツールキットのGold版をローカルおよびインテル® DevCloudにおいて無料で提供開始するとともに、インテルのテクニカル・コンサルティング・エンジニアによるグローバルなサポートにも対応する製品版も提供開始すると発表しました。また、インテル® Parallel Studio XEおよびインテル® System StudioツールスイートをoneAPI 製品に移行します。

また、開発者が様々なインテルのアーキテクチャー上でコードやワークロードをテストできるインテル® DevCloudは、新しいインテル® Xe グラフィックス・ハードウェア対応に拡張されます。インテルIris Xe MAXグラフィックスは一般公開されており、インテルXe-HPは一部開発者が利用可能です。

oneAPIは、Microsoft AzureやTensorFlowなど業界から推奨を受けているほか、主要研究機関、企業、大学もoneAPIを支持しています。

また、イリノイ大学ベックマン高等科学技術研究所は本日、新たにoneAPIセンター・オブ・エクセレンス(CoE)の設立を発表しました。同研究所ではoneAPIプログラミングモデルを使用して、ライフサイエンスアプリケーションであるナノスケール分子動力学(NAMD)を追加のコンピューティング環境に拡張しています。大規模な生体分子システムをシミュレーションするNAMDは、COVID-19など現実世界の課題への取り組みに貢献しています。その他、GROMACSに着目しているストックホルム大学(SERC)や他のベンダー製GPUにoneAPIサポートを提供しているハイデルベルク大学(URZ)などもoneAPIを支持しています。

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新しいインテル® サーバー GPUについて:インテルは、データセンター向けとして初のディスクリートGPUを通じて、クラウドゲームやメディア体験を強化するため一連のプラットフォーム・イノベーションをさらに拡大しています。インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー、オープンソースかつライセンス供与されたソフトウェア構成要素、そして新たなインテル® サーバー GPUの組み合わせは、Androidクラウドゲームやリアルタイムの大容量ビデオストリーミング用の高密度メディア・トランスコード/エンコード向けに、より低い総保有コスト(TCO)で高密度かつ低レイテンシーのソリューションを提供します。[1]

インテル® サーバー GPUは、インテルの最もエネルギー効率の高いグラフィックス・アーキテクチャーであるXe-LPマイクロアーキテクチャーをベースとしており、128ビットのパイプラインおよび8GBの専用オンボード低消費電力DDR4メモリーを搭載した低消費電力ディスクリート・システム・オン・チップ設計を実現しています。

インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーおよびインテル® サーバー GPUの併用により、サービス提供事業者はグラフィックスの容量をサーバー数とは別に拡張可能となり、システムあたりのストリーム数や加入者数の増加に対応しながら、総保有コスト(TCO)の提言を実現できます。H3Cの長さ3/4のフルハイトx16 PCIe Gen 3.0アドインカードにインテル® サーバー GPUを4つパッケージ化することで、一般的な二重カードシステムで100人以上のAndroidクラウドゲームユーザーに対応するとともに、ゲームタイトルおよびサーバー構成に応じて最大160人のユーザーに同時に対応できます。[2] 開発者は、来年にはoneAPI Video Processing Libraryに移行する既存のメディアSDKの共通APIを活用することができます。インテルは、インテル® サーバー GPUの提供開始にあたり、GamestreamやTencent、Ubitusをはじめ、様々なソフトウェアやサービスのパートナー各社と連携しています。

Tencent XianYou Cloud Gaming Platformのバイス・ジェネラルマネージャーであるアレン・ファン(Allen Fang)氏は「当社のAndroid Cloud Gamingソリューションにおいてインテルは重要なパートナーです。インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーおよびインテル® サーバー GPUは、高密度、低レイテンシー、低消費電力、低総保有コストのソリューションを提供してくれます。これにより、当社のゲームで最も人気のあるKing of GloryならびにArena of Valor用に、二重カードサーバーで100以上のゲームインスタンスを生成することができます」と述べています。

Xe-LPベースのインテル® サーバー GPUは出荷を開始しており、先日発表されたインテル® Iris® Xe MAXグラフィックスとともに、インテルがXeアーキテクチャー製品やソフトウェアの取り組みを強化する中で、世界中のユーザーのビジュアル・コンピューティング体験を向上します。

 

インテル® グラフィックス・ソフトウェアの最新情報:エントリーレベルのグラフィックスからハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)へGPUの拡張を成功させるためのインテルのコア戦略の1つとして挙げられるのが、1つのコードベースでの実装です。このビジョン実現に向けて、インテルのソフトウェアスタックは、最近発売された第11世代インテル® Coreプロセッサーの統合型Iris XeグラフィックスインテルIris Xe MAXディスクリートグラフィックスなど、複数世代のグラフィックスに対応しています。また、Linuxがより普及しているデータセンター製品をサポートするためにコードベースを拡張することは、スケーラブルなXeアーキテクチャー戦略における重要な次のステップです。インテルは、Linuxドライバーの最適化によるオペレーティングシステム間のコード再利用に着目し、Linux 3D性能に一層焦点を当てたことで、現在では完全に検証された統合型ディストリビューション対応の3つのスタックを提供しています。

​インテルは、Linuxゲーム体験を改善するためにProject Flipfastを開発したことも発表しました。Flipfastスタックを使用することで、エンドユーザーは、ネイティブGPUのパフォーマンスと、仮想マシン(VM)とホスト間のゼロコピー共有による完全なホスト統合を維持しながら、VMでグラフィカルアプリケーションを実行できます。​Flipfastスタックドライブはゲームのパフォーマンスを向上させるもので、この技術はデータセンターのゲームストリーミング・アプリケーションに直接適用されます。

インテルは本日、インテル® Implicit SPMD Program Compiler(ISPC)が、oneAPIプラットフォームのデバイスに合わせた低レベルでダイレクト・ツー・メタル・インターフェースを提供する、総合的なハードウェア抽象化レイヤーであるoneAPI Level Zeroの上で動作することを発表しました。​oneAPIがサポートするISPCは、Cプログラミング言語の変種で、単一プログラム、複数データプログラミングを可能にし、インテルCPU上のインテル® OSPRayレイ・トレース・エンジンを高速化するために使用されます。インテルはISPCにXeサポートを追加し、OSPRayなどのインテルoneAPI Rendering Toolkitコンポーネントをシームレスに高速化します。

今後について:今週からスタートするSuperComputing 2020では、業界のリーダーや研究機関とともに、インテルも基調講演やテックセッション、談話スペースでのチャット、デモなどを通じて、oneAPIおよびoneAPIツールの使用方法を披露します。インテルのSuperComputing 2020に関するプログラムについての詳細は、Intel.comに掲載されています。

インテル® oneAPIおよびグラフィックス・ソフトウェア・スタックのアップデートならびにインテル® サーバー GPUの発表は、XPUアーキテクチャー実現に向けたインテルの長い道のりにおける記念すべき一歩となります。これらの開発は、当社の技術革新の6つの柱およびヘテロジニアス・アーキテクチャーを通じて、より有意義な体験を提供するための基盤を確立するものであり、oneAPIのオープンスタンダードベースの統一されたスケーラブルなソフトウェア抽象化レイヤーによって実現されます。

詳細情報: Tencent Teams with Intel on XianYou Cloud Gaming Platform | Ubitus introduces new Cloud Gaming Solution for best-in-class experiences | oneAPI Ecosystem Support | Intel oneAPI Toolkits Fact Sheet

The Small Print

[1] TCOの分析はインテルの内部調査に基づき、価格は2020年10月1日現在のものです。同分析では、標準的なサーバー価格、GPU表示価格、およびNvidiaソフトウェアのライセンス費用を年間1ドルで5年間と見積もった上でのソフトウェア価格を想定しています。

[2] 性能は特定のゲームタイトルやサーバー構成によって異なる場合があります。インテル® サーバー GPU プラットフォームの測定結果の完全なリストについては、Intel.com のリンクをご参照ください。

Performance varies by use, configuration and other factors. Learn more at www.Intel.com/PerformanceIndex.

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Statements in this presentation that refer to business outlook, future plans and expectations are forward-looking statements that involve a number of risks and uncertainties. Words such as “anticipates,” “expects,” “intends,” “goals,” “plans,” “believes,” “seeks,” “estimates,” “continues,“ “may,” “will,” “would,” “should,” “could,” and variations of such words and similar expressions are intended to identify such forward-looking statements. Statements that refer to or are based on projections, uncertain events or assumptions, including statements relating to future products and technology and the expected availability and benefits of such products and technology, also identify forward-looking statements. Such statements are based on management’s current expectations, unless an earlier date is indicated, and involve many risks and uncertainties that could cause actual results to differ materially from those expressed or implied in these forward-looking statements. Important factors that could cause actual results to differ materially from the company’s expectations are set forth in Intel’s earnings release dated October 22, 2020, which is included as an exhibit to Intel’s Form 8-K furnished to the SEC on such date, and Intel’s SEC filings, including the company’s most recent reports on Forms 10-K and 10-Q. Copies of Intel’s Form 10-K, 10-Q and 8-K reports may be obtained by visiting our Investor Relations website at www.intc.com or the SEC’s website at www.sec.gov.

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