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イノベーションに不可欠なセキュリティー

インテルのセキュリティー技術とパートナーの協業により、製品のレジリエンスを向上。イノベーションを促進し、お客様が重要な業務に専心できることが可能に

 

インテル コーポレーションのインテル製品保証 兼 セキュリティー担当副社長 スージー・グリーンバーグ(Suzy Greenberg)

インテル コーポレーションは、イノベーションの基盤となるコンピューティングとコミュニケーション・テクノロジーの未来を形成していく上で重要な役割を担っています。クラウド、コネクティビティー、人工知能(AI)、そしてインテリジェント・エッジによりコンピューティングの形が世界中で急速に再構築されつつある中、セキュリティーは重要な要素としてこのすべてに組み込まれています。

新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響で、働く場所は急速に分散化し、共有されるデータの量も大幅に増加しました。実際、FBIのインターネット犯罪苦情処理センター (IC3)のレポートによると、サイバーセキュリティーに関連する被害報告は一日当たり3,000から4,000件に上り、その数はパンデミック以降3倍に増加したと言われています。この1年半で、セキュリティーの重要性がこれまで以上に高まっています。

インテルでは、すべての基盤テクノロジーにセキュリティー機能を組み込み、顧客が直面しているプライバシー保護とセキュリティーの懸念を解消するさまざまな方法を模索しています。Ponemon Instituteが実施した最近の調査*1によると、IT部門の意思決定者の66%が、テクノロジー・プロバイダーに求める重要な資質として、変わり続ける脅威の状況に適応できる能力を挙げている一方で、回答者の54%は、自社が利用しているテクノロジー・プロバイダーはこの能力を備えていないと答えています。

インテルのアプローチは、防御機能を基盤に据え、データとワークロードを保護し、ソフトウェアのレジリエンス(復元力)を向上させるという形を忠実に守っています。このようなセキュリティーへの投資は、現在の製品だけでなく、次世代のセキュリティー課題の予測・解決に取り組むインテルラボの最先端の研究でも対象とされています。目まぐるしい変化を続ける中、次に注目を集めるセキュリティー領域を常に注視し、それを見定めことも重要です。

 

インテリジェント・エッジ

パンデミックの経験から、リモートワークが普及した環境においても、PCが不可欠であることが分かりました。しかし残念なことに、このようなエンドポイント・システムは、悪意のある攻撃者が重要なデータにアクセスしたり、マルウェアをシステムに埋め込んだりする格好の入口となることもあります。第11世代インテル® Core™ vPro® プロセッサー・ファミリーを搭載したモバイル・プラットフォームは、企業向けに世界で最も包括的なハードウェア・ベースのセキュリティーを実現します。*2 IOActive が公開したレポートによると、セキュリティー面で最も影響力のあるプラットフォームの差別化要因として、インテル® コントロールフロー・エンフォースメント・テクノロジーインテル® スレット・ディテクション・テクノロジー(インテル® TDT) が挙げられています。

インテル® TDTは、エンドポイントでの検知および対応(EDR)ソリューションに加え、CPUにヒューリスティック機能を実装することによって、高速メモリースキャン、クリプトマイニングやランサムウェアの検出を実現しています。このソリューションは、インテル® Core™ プロセッサー・ファミリーで利用でき、インテル® vPro® プラットフォームで提供される高度なセキュリティー機能を持つインテル® ハードウェア・シールドの機能を拡張します。BlackBerryCybereasonSentinelOneといった企業が提供しているソリューションや、Microsoft Defender for Endpoint プラットフォーム  では、ユーザー体験を損なうことなく、EDRの効果を向上させることが可能です。

インテルではPCの領域を超えて、セキュリティーにおける共通の課題を解決する新たな手法を模索し続けています。先頃、FIDOアライアンスに加盟し、あらゆるIoTデバイスをシンプルかつセキュアに実装するための新しいオープンなIoTプロトコルを発表しました。これは、企業や産業環境でIoTを導入する際に今なお存在するセキュリティー・ギャップを解消する重要な一歩となります。

 

クラウド

インテルは、データの機密性および完全性の向上に重点を置き、テクノロジー・パートナーとのイノベーションやコラボレーションを推進しています。先駆的で実績も有するインテル® ソフトウェア・ガード・エクステンションズ(インテル® SGX)の利用拡大とともに、機密性の高いコンピューティングの導入が加速しています。LeidosIntellectEUDemeeticsConsilient、さらにUCSFほかの顧客企業は、インテル® SGXの採用により、社内データを防御する新たな層が追加され、保護機能が強化されたと確信できるようになりました。

また、インテル® クリプト・アクセラレーションにより、準同型暗号(HE)の高機能化も進めています。インテルは先日、仮想化環境でのデータ保護プログラムにおける完全準同号型暗号(FHE)アクセラレーター開発への参画について、米国防高等研究計画局(DARPA)との合意を発表し、NASDAQ などの企業による準同型暗号の早期導入の活用事例を紹介しました。

 

コネクティビティー

5Gネットワークでは、特にワイヤレスコア、ワイヤレスアクセス、ネットワーク・エッジ・ワークロード、セキュリティー・アプライアンスにおいて、セキュリティーが重要な検討事項となります。インテル® SGX対応の第3世代インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーは、5G制御機能間の安全なチャネル設定と通信の確立を目的に設計されています。暗号化アクセラレーションの内蔵により、全データの暗号化によるパフォーマンスへの影響が抑制され、暗号化負荷が高いワークロードでもパフォーマンスを向上させることができます。

インテルラボでは 5G/6G ネットワークのセキュリティーをイノベーションの注力分野としており、米国国立科学財団(NSF)と提携して、次世代型ワイヤレスシステムのセキュリティー向上を中心に研究を加速させています。

 

人工知能(AI)

AI は、クリエイティビティーと独創性の新たな時代を切り開きました。インテルのテクノロジーは現在、クラウド、コネクティビティー、インテリジェント・エッジのすべてを横断し、最も有望で革新的なAIモデルの原動力となっています。AIを通じてデータから強力な知見が創出される一方、データは非公開として維持、保護されなければならない場合もあります。

AIの進化を支える好例として、インテルとペンシルベニア大学ペレルマン医学部との共同研究が挙げられます。この緊密な協業により、国際的な医療機関や研究機関が連合学習を行う際、セキュアモデルを実装し、データを共有することなく連携して効果的に脳腫瘍を識別できるようになりました。医師による腫瘍の検出を補完する正確なアルゴリズムの構築には、大量のスキャンサンプルを用いたトレーニングが必要ですが、このサンプルは患者のプライバシーを守るため確実に保護されなければなりません。

セキュリティーはシステムレベルで求められる要件であり、ソフトウェアからシリコンまで、システム内のすべてのコンポーネントがデータを保護するためにそれぞれの領域でセキュリティーの役割を果たす必要があります。インテルには、セキュリティーを念頭に置き開発された革新的なテクノロジーを実現できる機会があり、セキュリティーに対する投資を通じて築き上げてきた信頼があるからこそ、顧客が目的達成のために求める柔軟性と安全性を提供できます。インテルでは、セキュリティー・リーダーシップを発揮した大胆なイノベーションの方向性を定めており、このビジョンを実現する道のりを、皆さんと共に進んでいけることを望んでいます。

 

インテル コーポレーションのインテル製品保証 兼 セキュリティー担当副社長 スージー・グリーンバーグ(Suzy Greenberg)

 

詳細情報: Intel Security Technologies Infographic | Intel Provides New Tools to the Cybersecurity Task: The Results Could Be Game Changing, (Frank Dickson and Michael Suby, IDC) | | Intel vPro Platform | Intel SGX: Moving Beyond Encrypted Data to Encrypted Computing | Security News at Intel

1 The Role of Transparency and Security Assurance in Driving Technology Decision-Making was sponsored by Intel and independently conducted by Ponemon Institute.

2 In Windows-based devices, based on unique features and IOActive testing (commissioned by Intel; as of April 2021) comparing Intel® Hardware Shield security capabilities with corresponding technologies in AMD Ryzen Pro-based systems. Visit www.intel.com/11thgenvpro for details. Results may vary.

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インテルについて

インテルは業界のリーダーとして、世界中の進歩を促すとともに生活を豊かにする、世界を変えるテクノロジーを創出しています。ムーアの法則に着想を得て、顧客企業が抱える大きな課題を解決する半導体製品を設計・製造し、その進化に向けて日々取り組んでいます。クラウド、ネットワーク、エッジ、あらゆるコンピューティング機器のインテリジェント化によりデータの価値を最大化し、ビジネスと社会をより良く変革します。インテルのイノベーションについては、https://newsroom.intel.co.jp またはhttps://intel.co.jpをご覧ください。
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